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腰が痛いのに検査で異常なし。どうして?/下半身の痛みQ&A

腰痛や股関節痛などで病院で検査をしても、悪いところが見つからない(「構造上の問題」がない)ことがあります。その場合、考えられる「機能の問題」について知っておきましょう。

Q. 痛むのに検査で異常なし。なぜ?

A. 骨に異常がなくても体の使い方が問題かも

腰痛などの症状が出る背景には、構造上の問題(骨格の変形など)と機能上の問題(間違った姿勢や体の使い方)があります。レントゲン検査では骨の状態が、MRIでは椎間板や神経の状態がわかります。画像検査で“異常がない”ということは、骨や神経などの構造上には問題がないというだけで、痛みがあるのであれば、機能上の問題が考えられます。

 

例えば、反り腰の人は脊柱管が狭くなる傾向があり、これにより時々痛みを感じることがあります。そうなると姿勢の改善が痛みの軽減につながります。機能面については理学療法士のもとで、姿勢や体の適切な使い方を学ぶことが必要です。

 

症状が出ている原因は2パターン

◆症状

激しい痛み、時々感じる軽い痛み、しびれといった、さまざまな症状がある場合は…下記2つの問題が考えられます

【原因① 構造の問題】

骨や椎間板の変形など、構造に問題が生じている状態。自動車の運転にたとえると、車体自体が壊れているケース

 

【原因② 機能の問題】

姿勢が悪い、間違った体の使い方による不具合。自動車の運転にたとえると、ドライビングテクニックが悪い状態

 

 

武田淳也
武田淳也さん
医師、米国国家認定ピラティス教師
公式サイトを見る
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「整形外科 スポーツ・栄養クリニック」(福岡、東京・代官山)理事長。日本で初めて医療にピラティスを取り入れ、独自の「カラダ取説」プログラムの普及に尽力

 

 

構成・原文/山村浩子

 

 

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