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目覚まし時計で起きるのはNG!? 「寝ても取れない疲れ」の原因とは…

日本は世界でもっとも平均睡眠時間が短く、国民の5人に1人は睡眠に不満を持っていると言われています。

「なかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」など、悩みは人それぞれ。今回、睡眠について取材するにあたって友人や仕事仲間に聞いてみても、「今の睡眠に満足している」と答えた人はなんと皆無でした!!

 

でも本当の不満は「眠れない」ことではなく、「寝ても疲れが取れない」ことなんです

 

そもそも、私たちはなぜ眠るのか? それは、起きて活動しているときに発生した疲れを回復させるため。逆に言うと、疲れを回復させる方法は睡眠しかないのです。

 

 

でも。

「けっこうたっぷり寝ているのに…」

「平日は睡眠不足でも、休日に寝だめしているのに…」

「昼間しっかり運動してるから、コテっと眠れるのに…」

それでも疲れが取れないのはどうして?!という悩みを抱えている人も少なくないはず。

 

では、どうして「寝ても疲れが取れないのか?」

 

じつは、“疲れ”とは、脳疲労でも肉体疲労でも、すべては「自律神経の中枢の疲労」が原因。しかも自律神経機能は加齢とともに低下して、50代では、なんと20代のほぼ1/2以下になってしまうんだそう!

だから最近、以前より疲れやすかったり、疲れが取れにくかったりするのか~……と妙に納得。

 

自律神経の機能低下を示すグラフ

自律神経機能のトータルパワーの加齢推移(資料提供/東京疲労・睡眠クリニック)

 

では、睡眠で“疲れ”を効率よく解消するためにはどうしたらいいのでしょう。

ポイントは2つ!

①自律神経を疲労困憊させない。

日中の生活や睡眠中に、自律神経が過剰に疲れるような要素を極力減らすこと。

②睡眠は長さを確保するよりも、「質を高める」

睡眠時間も大切だけど、それよりもいい眠りを得ることのほうが大切。

 

①は、例えば……音が出る目覚まし時計で起きるのはNG!

え~!? 目覚まし時計で起きるのなんて当たり前じゃないの? と思った私。でも、大きな音で目覚めることは、リラックス状態の副交感神経から、活動状態の交感神経にいきなりスイッチオンする状態。これが自律神経の疲労を助長するのだそう。

 

②の睡眠の質を高めるためには、なにより規則正しい生活がいちばん。休日の「寝だめ」は、睡眠のリズムを乱すので逆効果なんです。

逆に、昼間の20分以内の昼寝はOK。ただし、寝過ぎは夜の睡眠に影響するのでNG!

 

午後20分のお昼寝はマル!

 

寝ているときの「いびき」に至っては、無呼吸や低呼吸になっていることが多く、この酸欠状態を補助するために、本来休んでいるはずの睡眠中にも自律神経がフル稼働することに。

眠りも浅くなるので、①と②のダブルで疲労が取れない原因になるんです。

 

特に、MyAge世代になると、喉の筋肉低下のためにいびきをかく人が増えるそうなので、自分がいびきをかいているという自覚のある人は要注意かも…。

 

ちょっとしたことの積み重ねで、自律神経を余計に疲れさせていることにびっくり。なにげなく行なっているいつもの習慣が、じつはあなたが「眠っても疲れが取れない」原因なのかもしれません。

 

どんなふうに起きるか、午後はどう過ごすか、そして寝る前に何をするか――。長時間寝ればいいというわけではなく、朝、昼、夜の過ごし方をちょっと変えてみることで、意外に簡単に“いい眠り”ですっきりした朝を迎えることができるんです。

 

質のいい睡眠のための最新情報と日常生活のコツは、『MyAge 2019秋冬号』「疲れが取れる睡眠術」の記事でチェック!

 

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文/山村浩子

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