さすらいの婦人科巡礼

結局、何をやってもリスクとメリットがあり、切ってみないことにはわからないことだけがわかった。しかし、このグルグルした感じ。既視感があると思ったら、まるで悪いオトコと切れる、切れないで、悩んだあげく占いにはまりまくる女たちのようではないか。

 

佐々さん_photo

 

 

こんなことで、みんな悩んでいるのかなぁ。それとも、さっさと切って新たなステージに立っているんだろうか。更年期の体験談を大声で言っている人をあまり聞いたことがないのだが、それっておかしくはないだろうか。みんな通る道なのに。

 

 

オトコと切れるときは占い師に聞くのではなく、直接そのオトコと話しあうべきだと思う。卵巣の場合は直接対話はできないが、医者が代弁してくれるに違いない。やはり医者に聞こう。アンジェリーナ先生に不安なことを聞いてみるのだ。

 

 

次の診察日に、今持っている不安をぶつけることにした。
「先生、両卵巣を取って具合が悪くなったという人がいました。具合が悪くはならないでしょうか。健康な卵巣だけでも残すことはできませんか?」
すると、医師は「それは、もちろんかまいませんよ。自己責任ですからね」とさらっと言う。

 

 

「じゃあ、例えば卵巣をひとつだけ残して、閉経を待つこともできるんですか?」
「もちろんいいですよ、あなたのからだなんですから」

 

 

すると、医師はしばらく黙ってカルテを書いていた。そして、顔を上げると、「いい先生を紹介しますからね」と、言い渡された。

 

 

「え? 先生が手術してくださるんじゃないんですか?」と聞くと、にっこり笑って、
「僕は、春まで手術がいっぱいでね。これ以上予定を入れると過労で死んでしまうから」と看護師に書類を手渡した。
「紹介する先生は、すごくいい先生だから大丈夫ですよ」と、告げられると「はい、お大事に」と別れを切り出された。わたしは何もわからないから、可能性を聞いてみただけなのに。

 

 

このシチュエーション、どこまでも既視感がある。きちんと話しあおうとすると、これが別れ話になるってところまで、やっぱり悪いオトコと一緒である。

 

 

「違うの、わたしはただ、あなたに本当のことを聞いて安心したかっただけなの!」と泣いて、追いすがったりはできず、会計で紹介状を渡されて、茫然としただけだった。

 

 

まあ、そんなわけで、よほど婦人科運が悪いのか。まだまだ、婦人科巡礼の旅は続くのである。

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