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閉経後起きやすい「11のトラブル」①膣炎 ②尿漏れ

知っておこう!

閉経後起きやすい「 11 のトラブル」

 

こでは具体的に、更年期~閉経後に起きやすい 11 のトラブルについて解説していきます。似たような症状でも更年期とは無関係な疾患の可能性もあるので、不調を感じたら、まず医師の診察を受けてください。

 

まず今回は、①膣炎と②尿漏れについてです。

 

 

 

「女性のライフサイクルと健康トラブル」

上の図は、女性の人生の時期で見た、なりやすい健康トラブル です。女性ホルモンのバランスに左右されるものが多く、産後 や更年期にはエストロゲンの守りが弱くなるため、生活習慣病 やその人の弱い部分の疾患が出やすくなります
出典/『女性外来ハンドブック こんなときどうする?』女性医 療ネットワーク編

 

 

 

①膣炎

外陰部のかゆみや痛み、乾燥、頻尿、

においのあるおりものが出る、性交痛、 不正出血などの症状が

 

閉経後、エストロゲンが減少すると、腟の壁が薄くなり、腟内が乾燥しやすくなるほか、コラーゲンが減少して柔軟性がなくなり、傷つきやすくなります。加えて、腟内の自浄作用も弱まり、細菌が繁殖しやすい状態に。この「傷」と「細菌」のダブルパンチで、腟内の炎症が悪化していくのが「萎縮性腟炎」です。

 

症状としては、腟の違和感、外陰部のかゆみや痛み、乾燥、頻尿、我慢できないくらいおしっこが近い、においのあるおりものが出る、性交痛、不正出血などがあります。これらの症状がある場合は我慢せず、すみやかに婦人科の医師に相談してください。

 

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②尿漏れ

咳やくしゃみをしたり、笑ったり、

重いものを持ち上げた際などに起こる尿もれ

 

更年期世代の女性が、咳をしたり、笑ったり、重いものを持ち上げた際などに起こる尿もれの多くは、「腹圧性尿失禁」と呼ばれるもの。この症状は、骨盤底筋(膀胱などを支える、お腹の底にある筋肉)が弱くなったために起こります。「何度もトイレに行きたくなるけれど少しし か出ない」という人は、自律神経の乱れが原因になっていることも。

 

骨盤底筋は、出産の経験がある人ほど障害が出やすい部分で、年齢とともに膀胱に尿をためたり排出したりする機能が落ちていきます。女性ホルモンの減少によりさらに筋力が弱くなるので、日頃からバランスボールを利用するなどして、骨盤底筋を鍛えておきましょう。

 

 

 

次回は、③乳がん ④卵巣がん・子宮体がんについて詳しくご紹介します。

 

 

撮影/須藤敬一 ヘア&メイク/木下 優(ロッセット) モデル/栗本奈央 スタイリスト/安部祐美 取材・原文/上田恵子

 

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