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横森理香の更年期チャレンジ『コーネンキなんてこわくない』「世界遺産・平泉へ!!①毛越寺で座禅の巻」

横森理香

横森理香

作家・エッセイスト。1963年生まれ。多摩美術大学卒。 現代女性をリアルに描いた小説と、女性を応援するエッセイに定評があり、近著『40代 大人女子のためのお年頃読本』がベストセラーとなる。代表作『ぼぎちんバブル純愛物語』は文化庁の主宰する日本文学輸出プロジェクトに選出され、アメリカ、イギリス、ドイツ、アラブ諸国で翻訳出版されている。

著書に『50歳からの自分メンテナンス術』『50歳から誰より輝くアンチエイジング魂』など。

OurAgeの更年期チャレンジ連載をまとめたエッセイ『コーネンキなんてこわくない』好評発売中!

また、「ベリーダンス健康法」の講師としても活躍。主催するコミュニティサロン「シークレットロータス」でレッスンを行う。日本大人女子協会代表。

横森理香公式ホームページwww.yokomori-rika.com.

更年期の不調から脱するため、様々なチャレンジをしてきた作家・横森理香。

閉経前後の体験を描いた『コーネンキなんてこわくない』(集英社刊)は、

“コーネンキ”を明るく乗り越えられるパワーが湧いてくる一冊だ。

さて、その後も、コーネンキの日々をもっと快適に過ごすための挑戦は続き、

今回は、東北、岩手県の世界遺産・平泉へ!!

 

 

世界遺産・平泉で極楽浄土体験!?  まずは座禅で心を静める・・・

 

 

 昨年の青森に続き、再び今年も、「高校生のための文化講演会」のために、私と編集者Kは東北に旅立った。

 

「やまびこ」号で、いざ北上へ!! そして平泉へ!!

 

 

初めて赴く岩手県北上市は、美しい北上川のたゆたゆと流れる、緑多い町だった。そこで二講演終え、我々は一路、世界遺産・平泉へと向かった。

 

「いやー、せっかく岩手まで行くんだからさ、世界遺産、見ないでか! 毛越寺(もうつうじ)で座禅やったり、中尊寺で写経するっしょ」

 

初めての場所へ行くことや、初めての経験は前頭葉を活性化し、アンチエイジングに役立つ。そして、平泉は奥州藤原氏が百年に渡って栄華を極めた土地。パワースポットに違いない。そこを旅することで、英気を養い、極楽浄土を体験できるのではと、我々は期待に胸を膨らませた。

 

 

 

ブラタモリ「平泉編」で予習はしたものの、実際行って見ると、その美しさに驚いた。

 

一泊目は、翌日の座禅が早朝なので、「毛越寺」のお膝元に宿泊。平安時代から湧き出る元湯に浸かり、この地の名物・前沢牛を食し、早めに眠った(いつもか)。

 

翌朝、早寝早起きの私は四時半に目覚め、やることもないので四階の部屋から平泉の町を見下ろしつつ、朝の体操をやった。編集者Kは障子の向こうで、まだすやすや寝ている。

 

朝ごはんは七時。まだまだ時間があるので、スマホで小さく音楽をかけ、「横森式ベリーダンス健康法」をば・・・。

 

そしたら、まー、ええのである。すーっと踊りに入れ、まるで天女になったみたいな気分に。こ、これはやはり、「場」の力。平泉が極楽浄土である証なのではないか。

 

 

朝食を済ませ、目と鼻の先の「毛越寺」に向かう。

 

宿を出てすぐさま、広大な庭園に足を踏み入れた。

 

実は庭園と思って歩いていたのは、藤原氏二代目基衡の妻によって建立され、後に寺院となった観自在王院跡(かんじざいおういんあと)。今は史跡公園に。後ろに見えるのは阿弥陀堂。往時の堂の内壁には京の都の名所が描かれ、人々は遠い都に思いを馳せていたのだそう。

 

 

 

ゴルフ場かと思ってしまうほど美しく刈り込まれた芝生の庭園を過ぎると、石ころの広大な空き地が。ここは、かつて馬や牛を止めていた、古の大駐車場だという。

 

へー、とか、ほー、とか言いながら散策し、境内に入ると、向こうに大きな美しい池とあやめ満開の花園が。

 

今回、座禅をさせていただく毛越寺は、慈覚大師円仁が850年にお堂を建立したのが始まり。その後、藤原二代基衡(もとひら)、三代秀衡(ひでひら)が整備、造営した寺院。 ※坐禅体験は、事前の申し込みが必要です。毛越寺事務局 TEL:0191-46-2331

 

 

住職の話によると、かつては京都から来た人たちが通る大通りだったところに、本堂が建っているという。

 

遠くから来た旅人たちが、やっとたどり着いたところに、海を模して作った広大な池があり、四季折々の美しい景色が見られるようになっているのだと。

 

 

大泉が池を中心とした浄土庭園を歩く。平安時代の優美な作庭様式を今に伝える見事なもの。

 

今回はあやめ満開。あやめ祭りのシーズンでした。

 

 

「昔は、ここから車で二時間の三陸海岸にはなかなか行けなかったですからね。海を見たことのないこの地の人たちにも、海を見せてあげたいという思いからでしょう」

 

六月はあやめ、七月から八月にかけては蓮が見頃。秋の紅葉、冬の雪景色、春の桜も素敵だろう。

 

・・・いよいよ座禅に挑戦!!・・・

 

 

 

 

座禅の前に、まず香を焚き、お参り。

 

 

 

そんな観光スポットとしての「毛越寺」であるが、「座禅」はなかなか、本格的だった。

 

 

ご本尊の薬師如来の前でお話を伺う。見ているだけでも心が落ち着くお姿。

 

 

今年還暦を迎えられる住職は、ニコニコしながらも容赦ない、修業の達人だった。

 

あの、ペシッと叩く棒を準備し、まず準備体操から始める。

 

「いえ、うちの家内がね、いきなり座禅で長時間座ると、肩が痛くなったり、あちこち支障が出るから、これやったほうがいいって」

 

 

座禅の前に、まずは準備体操。

 

奥様は我々と同い年w。 さすが、コーネンキ世代のツボを心得てらっしゃる。ヨガにも似た呼吸法とストレッチで体をほぐし、ペシッの説明を受ける。これ、テレビで見たことあるけど、結構痛そう。

 

でも、説明を受けた時は、ああこんなもんか、ぐらいの痛さだった。

 

そして、ふん、私は大丈夫よ、という自信が、なぜかあった。結構、ヨガで瞑想とかやってるし~、集中力はあるほうだから、叩かれることもないと。

 

瞑想が始まった。今回は体験取材ということで、時間短めにお願いした。座禅も、お尻の下にクッションを使わせてもらえるので、まんま座るよりマシだった。どうしても座禅を組めない人は、椅子に座っても体験できるという。

 

「目は半眼で、一メートルぐらい先の畳を見つめてください」

 

目をつむってしまうと、寝てしまう人がいるので、瞑想になんないからだとか。

 

「雑念が入ると、私がこれで肩を叩いてお知らせしますから、そしたら合掌して、御自分を抱えて、準備してください」

 

雑念・・・。人はいつも、色んなことを考えてしまう。

 

特にコーネンキは、嫌なことに限って頭をもたげて来て、わざわざ自分から、不安を色濃くしてしまうのだ。そこで、「座禅」による「無心」は、役に立つのではないか。

 

無心・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

無心・・・無心・・・無心・・・あれ、なんで友達のこととか考えちゃってんの我、と思うや、隣の編集者Kがペシッ、ペシペシッと、叩かれた。

 

ふふっ、編集者ってのはさ、仕切り仕事だから何にも考えないってのが難しいんだよね、私は大丈夫。と、心の中でほくそ笑んでいたら、トントンと肩を叩かれる。

 

え、マジで?!  私?  嘘でしょ?

 

この私とあろうものがw 、動揺して合掌する手もズレ、住職に、

 

「ちゃんと合掌して!」

 

と、一喝される。

 

 

打たれる瞬間。静かな本堂にペシッという音が響く。

 

 

手と手をしっかり合わせて、自分を抱え込み、頭を下げ・・・ペシッ。ペシッ、ペシペシッって、痛ったぁ~。うっそー、さっきと全然違うじゃん!!

 

叩かれた背中は、しばらくじ~んとしていた。

 

ひりひりひりひり・・・その痛みに集中でき、確かに雑念は払われた。

 

こ、こういうことだったのか。座禅のペシッ。なんかこう、雑念とともに憑き物が落ちるというか。頭の中が空っぽになり、スッキリ~°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

 

座禅効果!? なんだかスッキリ、気分爽やか♪

 

座禅体験が終わり、美しいあやめの咲く庭園でほっと一息。

 

毛越寺は薬師如来のお寺さんなので、薬草茶や、医王香というお線香も売られている。

 

本堂で焚かれていたお香と同じ匂い。なんか体に良さそう。編集者Kと私は、お香と薬草茶を土産に購入した。

 

願うは元気で長生き♡ 「延年茶」ってネーミングにぐっとくるお年頃(^^♪

 

 

古の人々も、現代の私たちも、生老病死の宿命は同じ。その不安を払しょくするのは、心を空にする精神統一。そして、目の前にある「極楽浄土」を愉しむことである。

 

あ、これって、今流行りのマインドフルネスじゃん、と、後から気づいた著者であった。

 

コーネンキで体調いまいち、気分も優れない方は、お友達と「極楽浄土」を旅してみてはいかがだろうか。

 

東北は夏でも涼しく気持ちがいい。緑の中を歩いているうちに、心も体も浄化されていくに違いない。

 

 

雨上がりのあやめもたっぷり愛でて、心身共に満たされました♡ 7~8月は蓮が満開、まさに極楽浄土な世界になりそう・・・♡

 

 

 

 

・・・次回は、中尊寺で写経に挑戦!!します。お楽しみに・・・・・・

 

 

 

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