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横森理香の『コーネンキなんてこわくない』「世界遺産・平泉へ!!③パワースポットに空飛ぶ団子!?の巻」

横森理香

横森理香

作家・エッセイスト。1963年生まれ。多摩美術大学卒。 現代女性をリアルに描いた小説と、女性を応援するエッセイに定評があり、近著『40代 大人女子のためのお年頃読本』がベストセラーとなる。代表作『ぼぎちんバブル純愛物語』は文化庁の主宰する日本文学輸出プロジェクトに選出され、アメリカ、イギリス、ドイツ、アラブ諸国で翻訳出版されている。

著書に『50歳からの自分メンテナンス術』『50歳から誰より輝くアンチエイジング魂』など。

OurAgeの更年期チャレンジ連載をまとめたエッセイ『コーネンキなんてこわくない』好評発売中!

また、「ベリーダンス健康法」の講師としても活躍。主催するコミュニティサロン「シークレットロータス」でレッスンを行う。日本大人女子協会代表。

横森理香公式ホームページwww.yokomori-rika.com.

更年期の不調から脱するため、次々チャレンジしてきた作家・横森理香。

閉経前後の体験を描いた『コーネンキなんてこわくない』(集英社刊)は、

“コーネンキ”を明るく乗り越えるヒントがいっぱいの一冊だ。

さて、今回は、東北、岩手県は世界遺産・平泉へ。

毛越寺で座禅中尊寺で写経・・・と、マインドフルネス体験を!!

さて、その後、彼女が味わったものは・・・!?

 

 

世界遺産・平泉は、夜も朝も極楽浄土・・・!?

 

 

 

 

世界遺産・平泉。二泊目は中尊寺から五キロほどの山合いにある「そば庵 しづか亭」に泊まった。

 

そんな山奥なのに稼働率75%を誇るイケてるお宿で、温泉も出る。中尊寺まで迎えに来てもらえるし、なんとお料理は、目の前の自家菜園で採れたお野菜を使った大人女子垂涎のヘルシー蕎麦御膳だ。

 

量もちょうどいい。なんせ寄る年波、旅館の食事は量が多すぎていただけない。でも、美味しいものをチョコチョコいただけるなら、浴衣でお部屋でがサイコー✨

 

夕方、いつもなら、洗濯物を畳んでペットの世話をして家族の食事の支度をして・・・という、お忙しい主婦なら、風呂入ってごはん出て来るという旅は、まさに「極楽浄土」♥

 

明日からまた頑張ろうという気持ちにもなれる。

 

この日も、なんせ一万三千歩も歩いたわけで、夕食後、お布団敷いてもらうと私はすぐに、コテっと寝てしまった。編集者Kが「もう一回、お風呂行ってくるわ」と出かけた後、電気を煌々とつけっぱなしでw

 

 

 

翌朝、いつも通り早起きした私は、ひんやりした朝もやの中、ヤッケを着て表に出た。

 

目の前の菜園と山に向かって、朝の準備体操をするためだ。

 

朝も、主婦ならばペットの世話や家族の朝ごはん作りで、またお勤めの方は、出掛ける支度でお忙しいだろうが、こうやって自分のために時間を使えることの、なんと贅沢なことか。

 

 

空は朝焼けで美しい。

 

北上から平泉、岩手を旅して気づいたことだが、空の抜け感が素晴らしいのだ。

 

美しい風景の向こうにポーンと、鮮やかな青空と白い雲がある。

 

どこで写真を撮っても素晴らしく、光の具合も理想的。気持ちも晴れ晴れするとともにインスタ映えするから、ぜひ大人女子旅に出かけてほしい。

 

 

朝の準備体操をしてから、なーんか冷えちゃったなぁと思い、朝風呂へ。

 

♪おはらしょうすけさん、なんでしんしょうつーぶした? 朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それでしんしょうつーぶした、はぁもっともだぁ、もっともだぁ、と、小さい頃親に教わってよく歌っていた歌を思い出し、一人笑った。

 

 

この宿では、朝ごはん前に、自由参加で菜園の散歩ツアーがある。

 

野菜のお世話をしている農家のおじさんに、そこに生えてる野菜やハーブの説明を受けられ、ものによっては採って食べることもできる。

 

 

お蕎麦も育てているが、ここのだけじゃ足りないから買ってもいるらしい。

 

虫よけはカモミールなどのハーブで。

 

 

ハーブも野菜も、ケールなど今風のものが満載でお洒落✨

 

いちごやブルーベリーも、とびきり大粒で甘いのを摘んでいただけた。

 

 

 

キュウリももいで、朝ごはんに出してもらった。とれとれのキュウリを味噌で♡

 

 

 

 

朝ごはんをいただいてから、再びお部屋で寝落ち。

 

編集者Kは知らないうちに朝風呂に行っていた。

 

朝ごはんを食べてからもう一度寝られる、これもまた「極楽浄土」。

 

私たちの日常はかくも気ぜわしく、忙しい。だからこその、大人の休日w

 

たまのリトリート(お隠れ)が必要なのだ。

 

 

噂のパワースポットに行ってみることに・・・

 

 

 

十時のチェックアウトまでゆったりした我々は、宿から車で十分ほどの「達谷窟毘沙門堂」(たっこくのいわやびしゃもんどう)に向かった。

 

 

 

 

 

ときの征夷大将軍、坂上田村麻呂が創建したと伝えられる御神域だ。

 

大きな岩にめり込むような形で建てられたお堂は、無人。「最強のお札あります」とメモが。料金は千円。お代はお賽銭箱にと。

 

冗談みたいだが、「最強のお札」と言われたら、買わないでか!!

 

持ち帰り、我が家の玄関に貼りました。パワフルなお札。守られ感、ハンパない。

 

 

お参りをして、反対側の階段を降りると、そこには「岩面大佛」が。つまり岩に、大佛が彫ってあるのだ。

 

こ、これって、なんかあれ、グランドキャニオン?

 

 

 

「うわー、すごい、スリランカみたい」

 

編集者Kが目をきらきらさせて見上げている。

 

彼女はスリランカのリピーターで、なんでもそこにはこんな風な岩場があり、やはりパワースポットなのだという。

 

 

「横森さんもスリランカ、行かなきゃだよー」

 

と盛んに勧めるが、私はもう、国内旅行でじゅうぶんだった。十時間とかのロングフライトはもうイヤなのだ。

 

三時間以内で行ける国内で、行ったことのないところがまだまだ沢山ある。そしてじゅうぶん楽しめるし、食事もちょうどいい。

 

大人女子の旅のテーマは、「癒し」、「祈り」、「休息」、それに尽きる。

 

 

 

お参りが終わった我々は、そこからすぐの景勝地「厳美渓」(げんびけい)に赴いた。

 

栗駒山の噴火によって堆積した岩が、数万年かけて水で削られて作られた自然の彫刻が「厳美渓」。

 

平泉の景勝地は、「けい鼻渓(けいびけい)」と「厳美渓(げんびけい)」。

 

紛らわしいが、「川下り」のほうが「けい鼻渓」で、「団子」のほうが「厳美渓」だと、地元の人は説明する。

 

川下りはそれだけで一時間半かかり、新幹線の駅「一ノ関」より遠いから、近くの「厳美渓」で名物「空飛ぶ団子」をいただくことに。

 

 

「空飛ぶ団子」とは何ぞや?

 

それは、籠にお金を入れ、木の札を叩いて知らせると、その籠が渓谷の向こうにある団子やさんにすーっと飛んでいき、しばらくすると、こっちにあるあずまやに、お団子とお茶が籠に入って届くというシステムで、まぁ一つの、プリミティブなエンターテイメントとなっている。

 

しかしそこには、台湾から来た団体さんがいて、ごった返していた。

 

 

こ、こんなところまでインバウント!!

 

仕方がないので渓谷をしばし散策してから、吊り橋を渡り、団子屋さんまで食べに行った。

 

郭公屋 岩手県一関市厳美町字滝ノ上211 営業時間 9:00~17:00(※団子がなくなり次第終了。夏休み期間は15:00頃まで) 定休日なし(※冬季は休業)

 

そして我々は、「空飛ぶ団子」を発明したおじいさんの像(木彫り)と対面するのであった。

 

 

この団子屋の創業者、千葉酉吉は実にアイディアマンであった。

 

籠をロープで操り、団子を向こうの東屋に届ける。このシステムは団子以外でも、景勝地で時折見かけるが、ここが発祥だという。

 

三種の味の団子を食す。さすが餅文化の土地。団子というより、餅。もっちもちで美味しい♪

 

 

「見ていかれますか?」

 

と、お店のお姉さんに勧められ、我々は、狭い急な階段を上がり、お二階に。そこには、狭いお座敷に四人ほどのおじさんがいて、手作業でお団子を飛ばしていた。

 

で、

 

「やってみますか?」

 

と勧められ、なぜかロープを手繰って空の籠を手繰り寄せる編集者Kと私w

 

座禅から始まり写経、そしてお団子を飛ばす、なかなか濃ゆい旅とあいなった。

 

 

さて、美味しいものを食べに・・・!!

 

 

平泉、一ノ関あたりはお餅文化でも有名だ。年間通して日本一お餅を食べるところで、なんと三百種類以上のお餅料理があるという。

 

せっかくなので、最後の最後、一ノ関の駅にほど近い世嬉の一酒造の蔵元レストラン「せきのいち」で、お餅御膳をいただいた。

 

「世嬉の一」の各種お酒が試飲して買える蔵ギャラリーやカフェ、ビアレストランなども。テラスには酒の仕込み桶を利用して作ったテーブルが。

 

 

お餅はハレのお料理なので、塗りのお膳に乗ってくる。

 

お雑煮はもちろん、沼えび、ゴマ、あんこ、ずんだの四種類。真ん中に甘酸っぱい大根おろしがあり、箸休めの若芽やお漬物とともに、甘→辛→甘の無限ループに嵌る。

 

 

つきたてのお餅は柔らかく、美味しい。いくらでも食べられちゃう感じだった。

 

「あー、やばいやばい、太った太った」

 

と編集者Kは言うが、旅の時ぐらい、太ったってええじゃないかと、私は思った。

 

だって、「極楽浄土」だよ?

 

いつも頑張ってる自分はしばし忘れて、快楽に浸ろうじゃないか!

 

 

仕込み蔵として使われてきた2階建ての土蔵を改装した、酒造りに関する博物館も。

 

 

・・・・世界遺産・平泉の旅★終わり・・・・

 

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