これからどう住む? コレクティブハウス見学記(2) 自分たちで創る暮らしのポリシーとは

 

その3 一緒に食べること、誰かに食事を作ること

坂元さんが「コレクティブハウスの核」というのが、居住者が一緒に食事をするコモンミール。「個々の暮らし」と「共に住まう」ことの両立の中心として、コレクティブハウスをつくる準備期間にも「お試しコモンミール」を10回も開催し、試行錯誤してきたといいます。

 

 

広々としたコモンダイニングにつながるキッチンはプロ仕様で、一度に70枚のハンバーグが焼ける大きなオーブンや90秒で20枚のお皿を洗う食洗機が大活躍。ここで週に2〜3回のコモンミールが開かれ、お当番が腕をふるいます。事前申し込み制で自由参加なので、自分の部屋で食べたい時や忙しいときには出ない自由があるのも良いところ。

 

 

食事を作る当番の義務は月に1回(3人で担当)なのでそんなに大きな負担ではなさそう。メニューはバリエーションにとんでいて、毎回いろんな手作り料理が待っているのは、私のようにご飯を作ってもらいたい人にはほんと嬉しい限りです。
また、料理が好きな人は腕をふるうチャンスにもなります。誰かのために食事を作るってとても心によいと思いませんか。長らく家族のご飯を作ってきた主婦が、食べさせる相手がいなくなったとき、自分だけのために作る気力がなくなったりする。コレクティブハウスのコモンミールは、食べる側だけでなく、ご飯を作る側の楽しみにもつながるな、と思いました。

 

 

通常のコモンミール以外にも、ひな祭り、豆まき、ハロウィン、クリスマスパーティ、新年会など参加できるイベントがたくさん用意されています。

 

私の更年期_photo

コモンテラスでブランチ(撮影/松本路子)

 

 

 

 

その4 みんな◯◯係。役割は男女平等
コレクティブハウスの特長は、居住者が自分たちで暮らしを創っていくということ。だから自主管理・自主運営。居住者組合「森の風」の全住民が日常生活の細々としたことから年間計画などの大きなことまで、暮らしの運営に関わることをすべて決めていく「直接民主制」。そして運営のための20余りの係をみなで役割分担します。

 

 

たとえば「ガーデニング」(菜園テラスの管理)、「コモンミール」(お米や調味料の調達、調理当番表の作成)、「キッズ」(キッズスペースや子育ち環境の整備)、「木工」(木工テラスの管理)、「図書」(書籍の整理・管理)、「省エネ・エコリサイクル」(資源ゴミ、リサイクルの対応)、「お掃除」(お掃除のマネジメント)、「ペット」(ペットのルール検討)などなど。

 

お当番や係は「一家に1人」、みたいな世帯単位ではなく個人単位。男女にかかわりなく、大人ひとりひとりに回ってきます。たとえばコモンミールの食事当番なども、「妻が出てるから夫は出なくてよい」というのはナシ。料理が苦手な人でも野菜を刻むなど、できることを担当します。どんな仕事でもだんだん慣れてくると、できることが増えてきますよね。係を受け持つことで、思いがけない能力開花につながるかもしれません。

 

 

うーんなるほど。近い将来、私が仕事をリタイアしたら、毎日「することがない」というのは苦痛だと思う。そんなときにこうした役割があってみんなのために働くというのは、自分自身にとっても良いことだなと思います。

 

私の更年期_photo

共有のランドリー室

 

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アイロンもあります

 

 

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第16回
これからどう住む? コレクティブハウス見学記(2) 自分たちで創る暮らしのポリシーとは

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