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更年期の梅雨時をハッピーにする 身近な漢方的食品3つとは?

樫出恒代

樫出恒代

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。漢方カウンセリングルームKaon代表。Kaon漢方アカデミー代表。新潟薬科大学薬学部卒業後、一人ひとりのこころとからだにていねいに向き合う漢方カウンセリングを提唱。連載の味わいあるイラストは、本人によるもの。
美容家吉川千明氏との共著に「内側からキレイを引き出す 美肌漢方塾」(小学館)
OurAgeインタビュー「信じていなかった漢方の力に救われて、この道を究め続ける薬剤師」はこちら

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こんにちは!
紫陽花がきれいな梅雨時、
お元氣でおすごしですか?

 

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの
樫出恒代です。

 

更年期世代は
急激なホルモンの変化から
自律神経が乱れやすく
ちょっとしたことに敏感に反応しやすくなります。

 

季節の変わり目に体調を崩しやすくなるのも
梅雨時に不快指数を感じやすくなるのも
そんな世代だから、特に、ですね。

 

今は、ナチュラル志向が強くなって、
手作りのものも
流行っています。

 

例えば、
手作り味噌とか、スムージーなどのジュースとか、手作りのパンとか。
でも、この季節になると、なんと言っても
梅、ですね。

 

 

青々した
青梅の季節になりました。
おすすめ漢方的食材
1番目は『梅』

 

梅干しを漬けたり
梅酒をつくったことありますか?

 

梅干しの酸っぱいクエン酸で、疲労回復効果は
よくご存知かもしれませんが、他にも
梅は身体の中の三毒(血液・食べ物・水)をとるといわれるくらいの
効能で、昔から日本人は花を愛でるだけでなく
その実も活用してきました。

樫出さん 梅干し

 

血液をアルカリ性に保ち、さらさらに。
滞った水をさばき、身体軽く。
食中毒の多いこの時期の
抗菌作用を発揮する梅のパワー。

 

朝の梅干しひとつ
夜の梅酒1杯で、
自分を守っていきたいですね。

 

 

 

おすすめ漢方的食材2番目は、甘くておいしい黄色の夏野菜です。

2番目は

『とうもろこし』

樫出さん アイキャッチ

 

採れたてのとうもろこしが届きました〜

 

ちょっと、折って生で食べてみたら
とってもジューシーで
フルーツのように甘〜い!
採れたてならば、
そのままでも美味しく食べられます。

 

ひげを煎ってつくる
とうもろこしのひげ茶は昨年ご紹介しましたね。

 

(よろしかったら、こちらをどうぞ
https://ourage.jp/column/kounenki_no_chie/46524/)

 

とうもろこしは
利尿作用があり、胃腸の働きをよくし、
お通じにも効果的です。
どんよりしたこの季節に
身体すっきりさせてくれる、救世主。
おまけにミネラルも多く
美肌にも!

 

カンタンレシピで
手軽に旬のとうもろこしを召し上がってください。

樫出さん とうもろこし&ナッツ サラダ

 

〈とうもろこし&ナッツサラダ〉
美肌と胃腸にもよいとうもろこしにナッツの抗酸化作用が加わり、なお、亜麻仁オイルに含まれるオメガ3の効果で
お肌も身体もイキイキ。

 

 

 

今の季節ならではのお菓子もおすすめなのだそう。次のページでご紹介します。

そして〜
この6月最後のコラムに
ぴったりの
お菓子もご紹介します。

 

「みなづき」(水無月)という和菓子です。

樫出さん 水無月 和菓子

 

夏越の祓え
『水無月(みなづき)』

 

梅雨時なのに、なぜ水のない季節が6月なのか?

 

それはその昔、旧暦のころは
真夏であり、水が干上がる程の日照りが続く真夏の天候だった。今(新暦)では、
梅雨の真っ最中ですね。
この「みなづき」は今なお、
6月30日、夏越の祓いの神事にちなみ、
京都の人がいただくならわしが、あるとこのこと。

 

下の部分は氷の結晶に似せた外郎であらわし、
上には小豆を散らして魔除けとした、
(豆が魔滅に通じるからといわれている)

 

この『小豆』が3つ目の食材です

 

小豆を煮た、煮汁は
利尿効果バツグンですし、
鉄分・葉酸も含まれているので、
貧血にもよい。
(おっぱいの出も良くします)

 

むくみがちな方はぜひ!

 

私はよく
小豆と玄米を一緒に炊いています。
手軽に食べられて
何より美味しくて、
これを食べていればまず、安心、
そんな心の豊かさにもつながります。

樫出さん 小豆と玄米

 

こころと身体
豊かに生きる。

 

更年期世代は
自分を何より大事にしてよい世代と
わたしは思います。

 

日本にある
スーパーフードを見直して
この梅雨時期を
ハッピーに乗り切ってください。

 

楽しみな夏はもうそこまできています。

 

 

 

 

 

注:漢方薬については

漢方専門の医師や漢方薬剤師

漢方アドバイザーなどにご相談・

カウンセリングの上お飲みください。

 

 

漢方カウンセリングルームKaon

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