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驚きやすさは「腎力」不足?!

樫出恒代

樫出恒代

漢方薬剤師・漢方ライフクリエーター。漢方カウンセリングルームKaon代表。Kaon漢方アカデミー代表。新潟薬科大学薬学部卒業後、一人ひとりのこころとからだにていねいに向き合う漢方カウンセリングを提唱。連載の味わいあるイラストは、本人によるもの。
美容家吉川千明氏との共著に「内側からキレイを引き出す 美肌漢方塾」(小学館)

OurAgeインタビュー「信じていなかった漢方の力に救われて、この道を究め続ける薬剤師」はこちら

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「腎力」って何?って
思われた方も多いかもしれません。
漢方では、「腎」の働きがとても
重要なものと考えます。

漢方ライフクリエーター
漢方薬剤師の樫出恒代です

ずいぶん秋らしくなり、
「冷え」を感じる方も多くなってきました。

「冷え症」が氣になる、
そのために、肩こりがひどいんです

というご相談で漢方カウンセリングにいらした方。

 

いろいろお話し伺っている中で
「わたし、驚きやすいんですよ」
という一言。

 

ちょっとした音でも「あっ!」と
ビビっちゃう

小さな虫がいるだけで、
「きゃーーー」とか言ってしまう

その声に驚くわよ、と友達に言われたことも。

 

声が出ない時でも
身体がびくっと反応してしまうんです。

 

冷えや肩こりも嫌だけど、
実はそれもすごく嫌なんですよ。
なんだか、いつもビクビクしているみたいで
落ち着かない。。。

最近は夜中も
物音で、はっと、目が覚めることも。。。

樫出さん イラスト

その
驚きやすさ
恐れ
びくびくは

漢方では「腎力」が落ちた時の
症状と、とらえることができます

 

特に更年期になると
「腎力」は落ちてくるといわれていて
今までよりも、
驚きやすくなったかも、という方も。

 

では、
漢方で「腎」のはたらきとは?

○生命エネルギーである〈氣〉を貯蔵して
生命の誕生から発育、老化、死までの
一生をつかさどる
○水分代謝をコントロール
○骨、脳、歯、髪を丈夫にする
○背骨、腰、下半身の力をつける
○「恐れ」から守る

 

「腎」のちからが、落ちてくると
この「恐れ」が強くなり
少しのことでも不安になったり、
怯えたり
その結果、驚きやすさが強くなるのです

また、下半身の力も弱くなるため
ふらふらしやすい、
地に足がつかない
そんな不安な感覚になることも。

 

びくびくしない
自分をつくるために

「腎力」を温存するために

おすすめの食べ物は

•クルミ、黒ごま、松の実、栗、枸杞の実などの木の実など
•やまいも、ニラ、エビ、すっぽんなど
•白キクラゲ、ブルーベリー、いちじくなど

樫出さん 漢方

白いのが山芋  生薬で、山薬(さんやく)と言います。ガラスに入ってるのが 朝鮮人参。あとは、枸杞の実です。すべて、腎力によいです

養生法は

•冷やさないこと
•身体を酷使しないこと
•ストレスは一晩でさよならすること
•11時には寝ること

とはいえ、なかなか
現代では難しいかもしれませんよね。

 

そんな時は漢方茶や漢方薬にも
力を借りて

•身体を温める、精神安定させる
なつめのお茶(なつめと枸杞の実、人参などをブレンドした漢方茶)

•疲れ、むくみをとる
黒豆茶

など

 

◆六味丸(ろくみがん)
腎の働きが落ちてきて、
疲れやすく、手足がほてり、口も渇き、皮膚もカサカサで、尿がすっきり出なかったりする、そんな方に。

◆八味地黄丸(はちみじおうがん)
腎の力が落ち、疲れやすく、
夜中にトイレに起き、頻尿。
冷えて腰痛になりやすい方に。

◆柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
疲れやすく、冷えて、
氣力低下していても、頑張る人。
寝汗、わき汗、頭痛、不眠、肩こりにも。

◆苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)
腰が重く痛く、まるで、腰から下が水に浸かっているように冷たい。
尿の回数や量が多い方に。

◆鹿茸(ろくじょう)
鹿の角のこと。
腎の機能を高め、身体を温め、
抵抗力をつけてくれる、
疲れやすく、不安になりやすい方に。
インフルエンザの予防にも。

などなど。

 

昔話で、
竜宮城に連れられた
浦島太郎がお土産の玉手箱を開けたとき
煙がでて、ビックリして、
その後に、黒い髪が真っ白になったというお話がありますが、
これも「腎」の関係かも
しれません。

 

氣もちを安定させて

元氣で
長生きするための力
「腎力」
忘れないでくださいね

 

 

注:漢方薬については

漢方専門の医師や漢方薬剤師

漢方アドバイザーなどにご相談・

カウンセリングの上お飲みください。

 

 

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