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男性ホルモンとの違いは? 太っている人は分泌量は多いの?/女性ホルモン素朴な疑問(基礎編②)

対馬ルリ子さん

対馬ルリ子さん

産婦人科医、医学博士。対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座院長。NPO法人 女性医療ネットワーク理事。著書に『女性ホルモンで世界一幸せになれる日本女性(』マガジンハウス)など

私たちの体の中で、さまざまな働きをしている女性ホルモンのこと、どこまで知っていますか? その正体、仕組みをしっかりチェック!

前回に続き、女性ホルモン素朴な疑問(基礎編②)をご紹介します。

 

 

Q-6 分泌量は変動する?

 

A:はい、します。

2種類の女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)はそれぞれ心身に異なる働きをしています。これらが日々、変動することで、妊娠に備えた月経周期が生まれます。この変動により、心身が爽快な時期とだるい時期があるのです。

エストロゲンの量が高まる卵胞期は心身が爽快に。プロゲステロンが優位になると、新陳代謝が悪くなり体調は低下。月経時はどちらのホルモンも減るので、だるくなります。

資料提供/対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座

 

 

Q-7 男性ホルモンとの違いは?

 

A:男性は闘い、女性は守るホルモンです

同じ性ホルモンですが、男性は闘う本能に、女性ホルモンは妊娠・出産に向けて守る本能に働きかけます。とはいえ、男性も女性も両方のホルモンを持っていて、そのバランスは人によってさまざまです。

 

 

Q-8 女性ホルモンの大きな特徴は?

 

A:揺らぐので心身が不安定に。

女性ホルモンは月単位やライフステージによって大きく変化します。そのため、体調や精神面が大きく揺らぎます。こうした男女の違いを理解して、女性特有の"揺らぎ"を上手にコントロールすることが大切です。

 

 

Q-9 太っている人は分泌量が多い?

 

A:その傾向はあります。

実は女性ホルモンは脂肪からも分泌されています。よって太っている人のほうが多い傾向はありますが、質がよいホルモンではありません。増やそうとして太っても、体にいいことはありません。

 

 

 

 

次回は、更年期のサイン、何歳から低下する? など、「女性ホルモン素朴な疑問(更年期編①)」をご紹介します。

 

 

イラスト/坂田優子 図表/ビーワークス 取材・原文/山村浩子

 

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