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横森理香の終活セミナールポ 「ネバーエンディングノート」を書いて自分を再検証! 未来を描く!

横森理香

横森理香

作家・エッセイスト。1963年生まれ。多摩美術大学卒。 現代女性をリアルに描いた小説と、女性を応援するエッセイに定評があり、『40代 大人女子のためのお年頃読本』がベストセラーとなる。代表作『ぼぎちんバブル純愛物語』は文化庁の主宰する日本文学輸出プロジェクトに選出され、アメリカ、イギリス、ドイツ、アラブ諸国で翻訳出版されている。 著書に『コーネンキなんてこわくない』など多数。 また、「ベリーダンス健康法」の講師としても活躍。 主催するコミュニティサロン「シークレットロータス」でレッスンを行っている。 日本大人女子協会代表

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コロナ禍での大人女子たちが主人公の小説「mist」をOurAge連載中の作家 横森理香さんが、「未来の扉を開く第一歩、これからの生き方が見えてくる Never Ending Note~ネバーエンディングノート ワークショップ」に参加。「書くことで、今までの自分と、これからの自分が見えてくる」という体験をリポートします!

 

先日、広尾の祥雲寺で終活セミナーが開かれた。

広尾の小京都といわれる祥雲寺は紅葉の真っ盛り。

 

 

 

美しい庭を眺めながらみんなで「未来」を創造する時間は、長い自粛明けの素晴らしい体験となった。

 

 

第一部で私がお話をした。

 

今回、三度目の「ネバーエンディングノート」の制作をして何を思ったか。

 

一度目は2012年、初版が出た際、デザイナー・カイフチエリさんのワークショップに参加して、初めて記入した。そのころはまだ四十代、早い気がして真剣に書き込めなかった。

 

 

 

 『Never Ending Note~未来に残すエンディングノート 令和ブルーVer.』。 今までにない形のエンディングノートで、連絡先や保険や預貯金などの必要な情報のほか、自分のお気に入りや、料理レシピから、日本地図や世界地図まで、自分の記録ができる1冊。今迄を書くほどに、これからやりたいことが見えてきて、元気になれるとの声が続出、1冊目ピンクバージョンは何度も重版を重ね、大反響を呼んだ。

 

二度目は、令和ブルーバージョンが発売された2020年の夏、アワエイジの記事にするため、制作を依頼された。

この時は真剣に記入した。コロナ禍の真っただ中、自分も罹患して死ぬかもしれないという恐怖があったからだ。

クローゼットにしまってあった古いアルバムを引っ張り出し、真剣に思い出を整理した。その中から抜粋し、切り抜いて、「ネバ―エンディングノート」に張り付けた。古いプリントは重いアルバムに貼っておいても、見直すこともないので、はがして箱に入れ、アルバムは捨てた。

 

そんな作業をする中、私の中で、何かもやもやとしたものが湧き上がってきた。

 

高齢出産で子育てをする間、子供の物心がついた頃から、小説を書くことは封印していた。

小説はエッセイと違って、本当に一人でないと書けないからだ。家族からも分厚いドアを三枚ぐらい閉めないとならない。それは、成長期の子供にとって、母親不在と同じなのだ。

しかし子供ももう十九歳、大学生になった。そして自分はアラカン。コロナ禍で、いつ死ぬかもわからない。コロナ禍でなくとも、癌や脳梗塞などで、若くして鬼籍に入る友人、知人もいる。

私自身作家として、やり残したことがあるのではないか。コロナ禍というこの異様な時代を、書き残しておく必要があるのではないか・・・。

 

 

 

 

「ネバーエンディングノート」を真剣に記入したおかげで、私は再び、小説を書き始めた。

「アワエイジ」で連載中の大人女子リアリティ小説「mist(ミスト)」である。

小説は物語だから、エッセイでは書けない真実が書ける。これは、読む人も癒すし、書き手も同時に癒される。書かなきゃだめだと、「ネバ―エンディングノート」が教えてくれた。

 

 

 

茶人・祥雲寺住職によるお抹茶とお菓子タイムのあと、第二部はカイフチエリさんの制作ワークショップだった。

 

 

 

私も今回、「旅のベストテン」ページを制作し、自分史を振り返った。

何十年にも及ぶ記憶をたどってみると、実にいろんなところを旅した、いい半生であったと、肯定的な気持ちになれた。

 

 

みなさんもぜひ、この機会に半生を振り返り、「自分」というものを再検証してほしい。

もしもの時を考えるというより、これからの人生をより充実させるために。

やり残したことを始めるのに、早すぎるということはないのだから。

 

 

 

 

 

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