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どんな子宮筋腫にも対応できる「開腹手術」のメリット・デメリットとは

40~50代女性の半数以上が抱えているといわれる子宮筋腫。手術をするとなった場合の選択肢も多く、迷ってしまいがちです。今回は、どんな筋腫にも対応可能な「開腹手術」のメリットとデメリットをまとめてお伝えします。

筋腫を取る、または子宮全部を取る、どちらの場合もお腹を切って行う手術。手術中の視界が広いため、確実で安全。その反面、痛みを伴うのと、回復に時間がかかる、傷あとが残るのが難点。

 

どんな筋腫にも対応できる
開腹手術

全身麻酔をして、下腹部を物理的にメスで切開し、お腹の中を目で直接見ながら摘出

開腹手術

メリット

  • ●ほとんどの医療機関で実施している
  • ●手術中はお腹の中が広く見渡せるので、確実に手技が行える
  • ●腹腔鏡下手術に比べて、手術時間が短い傾向

開腹手術_横切りと縦切り

陰毛の生え際のあたりを横に切る「横切り」のほうが傷が目立たないのですが、視野が狭いのが難点。筋腫が大きいときや癒着が予想される場合、縦切りをすすめられることも

 

デメリット

  • ●術後の痛みが強い
  • ●回復までに時間がかかり入院期間が長い
  • ●社会復帰までに多少の時間がかかる
  • ●お腹に傷あとが残る

 

 

【教えていただいた方】

明樂重夫(あきらしげお)
明樂重夫(あきらしげお)さん
明理会東京大和病院院長
公式サイトを見る

日本産科婦人科学会産婦人科専門医、日本生殖医学会生殖医療指導医。日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医。女性医療や女性ヘルスケア領域の確立に尽力

 

 

イラスト/内藤しなこ 構成・原文/蓮見則子

 

 

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