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古道具も花器にするのが北欧風?

新谷麻佐子

新谷麻佐子

あらたに・あさこ●イラストレーター&編集者。2014年にムーミンの作者トーベ・ヤンソンが暮らした島「クルーヴハル」に、友人でライターの内山さつきと1週間滞在したのをきっかけに、kukkameri(クッカメリ=フィンランド語で「花の海」の意) を結成。以後、フィンランドの小さな町や四季、暮らしと文化をテーマに取材を続けている。著書に『とっておきのフィンランド』(ダイヤモンド社)がある。http://kukkameri.com

北欧をはじめとするヨーロッパが大好きで、プライベートな旅はもちろん、プチ留学をしたり、取材で訪れたりしているイラストレーターで編集者の新谷麻佐子です。

 

なかでもここ10年、一番通っているのがフィンランド。といっても、サウナやヘヴィメタルに熱烈にハマったわけでもなく、素敵な異性と恋に落ちたとかでもないのですが、夏だけでなく冬も春も見てみたい!他の町も行ってみたい!何度か足を運ぶうちにできた友人や知り合いにもう一度会いたい!という感じで、気づけば毎年通う場所になりました。

 

今年も6月くらいに訪れたいなと思っていましたが、新型コロナウィルス感染症の流行によりしばらく海外旅行はお預け。でも北欧が好きな方々と、家にいながら北欧気分を味わうアイディアをシェアできたらと、この連載を始めさせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします。

 

田舎町で見つけた素敵なフラワーアレンジメント

 

フィンランドを旅していると、さりげないのに、おっと目を引くような花の生け方と出合うことがあります。私が特に惹かれるのは、古道具を上手に使ったディスプレイ。

こちらはフィンランド南東部の田舎町で、夏の風物詩「サマーシアター」を観に行った際に見つけたもの。昔懐かしいやかんに、庭に咲く花をざっくりと挿しただけで、花の長さも挿す方向もバラバラなんですけど、その整いすぎていないところがナチュラルで素敵ですよね。

続いて、こちらはフィンランド南西部の港町にある、素朴だけど店主のセンスを感じるカフェでの1枚。花器として使われているのは、酪農家で使われていた牛乳の容器(だと思います)。お花の生け方もちょっとゴージャスで、ヴィンテージのイスとの相性もいいですね!

 

ちなみにこの牛乳の容器は、私は少なくともフィンランドで4~5回見かけたことがあります。なので、特別な生け方ではなく、比較的ポピュラーなのかも。

個人的にはこの容れ物を見た瞬間、アニメの「フランダースの犬」を思い出さずにはいられませんでした。少年ネロがおじいさんと牛乳を運ぶ時に使っていたあの容れ物です。子どもの頃、ネロの体のサイズと比べると異様に大きく見えたあの容れ物になんだか憧れたんですよね。そういう懐かしい気持ちと合わさって、余計に惹かれるのかもしれません。

 

なかなかこのような味のある牛乳の容れ物は手に入らないけれど(買えたとしても置く場所がないかも笑)、昔懐かしいやかんや、電子ケトルばかりで近頃あまり出番のなかったおしゃれなホウロウのケトルをフラワーベースとして使うのもよさそうです。

 

新谷麻佐子さんの北欧旅連載

『今人気の田園ツーリズム。フィンランド、ラトビア、エストニアに行ってきました!』

 

 

 

 

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