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北欧気分を満喫! 冬も楽しいムーミンバレーパークへ

新谷麻佐子

新谷麻佐子

あらたに・あさこ●イラストレーター&編集者。2014年にムーミンの作者トーベ・ヤンソンが暮らした島「クルーヴハル」に、友人でライターの内山さつきと1週間滞在したのをきっかけに、kukkameri(クッカメリ=フィンランド語で「花の海」の意) を結成。以後、フィンランドの小さな町や四季、暮らしと文化をテーマに取材を続けている。著書に『とっておきのフィンランド』『フィンランドでかなえる100の夢』(ともにダイヤモンド社)がある。http://kukkameri.com

リニューアル後の注目スポットをピックアップ

緑豊かな森と湖に囲まれたムーミンバレーパーク(埼玉県飯能市)は、2019年春の開園以来、ムーミンファンはもとより、自然や北欧の文化に触れたい人にも大人気のテーマパークです。12月にリニューアルオープンしたと聞いて、おじゃましてきました。

 

まずはお約束の撮影スポット。大きな本の形をしたゲートはフォトジェニックで、何度来てもカメラを向けずにはいられません。ムーミンとリトルミイのスタチューにもごあいさつ。

ムーミンパーク

 

エントランスを抜けると、くつろぎのスペース「レットゥ ラウンジ」が現われます。ここでは、コーヒーと焼きたてのシナモンロールを食べることができるので、朝ごはんを食べずに来ても大丈夫! まずはここでおなかを満たすことができますよ。

ムーミン

レットゥ ラウンジは、北欧らしい、木のぬくもりが心地よい空間。大きな窓からは太陽の光がたっぷりと注ぎます。今回のリニューアルのテーマは「Well-being」。自然を生かした空間の使い方にも、北欧の人たちの“心身ともに心地よく健康に生きる”コツが見えてきます。

ゆくゆくはこの場所をイベントやワークショップのスペースとしても活用する予定なのだそう。誕生日パーティーや結婚式などを開くこともできるとか。誰かパーティーを開いて私を招待してくれないかしら?(笑)

 

ちなみにこのレットゥ ラウンジにも撮影スポットがあります。物語に登場する「海のオーケストラ号」。取材時には、前髪がチャーミングな、スノークのおじょうさんも来てくれました。なんてかわいいのでしょう!

ムーミン

 

ムーミンバレーパークの見どころといったら、何といってもこちら。ムーミン屋敷!

ムーミン

 

あれ、そこにいるのはムーミン!?  手を広げて迎えてくれました。

ムーミン

ムーミン屋敷はもちろん中に入ることもできます。ムーミン、ムーミンパパ、ムーミンママ、それぞれのお部屋が個性豊かで隅々まで見逃せません。北欧の家には欠かせないタイルストーブや、お料理上手なムーミンママのキッチンなど、ムーミンの物語を読んだことがなくても、わくわくする調度品、雑貨がたくさん詰まっています。

 

ムーミン屋敷3F

 

 

 

 

今回のリニューアルで大きく変わったのが、展示施設「コケムス」の2F。これまでショップ&カフェでしたが、「ライブラリー カフェ」になりました! たくさんのムーミン、北欧関連本を閲覧できます。

ムーミン

 

取材をしているとスナフキンとスニフが登場。彼らも本が気になっている様子。

ムーミン

 

本はお隣のこちらのスペースで読むことができます。フィンランドを代表する建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルトがデザインしたペンダントライトなど、白を基調とした北欧デザインが美しい空間です。

ムーミン

ちなみにテーブルの上にあるのはボードゲーム。冬の長いフィンランドでは、皆、冬のおうち時間を楽しむ方法を心得ていて、ボードゲームでもよく遊ぶそう。

 

おなかが空いたら、1Fの「ムーミン谷の食堂」へ。北欧料理をいただきます! 私は「ミートボールプレート」と「セムラ」をチョイス。

ムーミン

ミートボールには、マッシュポテトとリンゴンベリーソースが添えられ、フィンランドの味をしっかりと再現。

 

右側に写っているクリームたっぷりのスイーツは、年明けからイースターまでの間、スウェーデンで食べられるイースタースイーツ「セムラ」。ぜひこの時期に食べていただきたいです!(セムラが気になる方、ぜひ昨年の記事をご参照ください。

 

 

おなかが満たされた頃、楽しいショーが待っていましたよ!

ムーミン

「エンマの劇場」で上演されるショーもリニューアル。小さな子どもたちが集中して見られるようにと、30分から15分に短縮。ムーミンたちがリードする形で、観ている人たちもその場で歌ったり踊ったり。自然と参加できる形式になりました。

 

子どものためのショーとはいえ、大人が見てもとっても楽しいです! 軽快なリズムと目の前で繰り広げられるムーミンたちのかわいいダンスやポーズにふれ、すっかり童心に帰るのか、はたまた日頃の疲れた心を癒すのか、気づけば目がウルウルしてきて、夢中でムーミンたちに手を振っているのでした(笑)。

 

 

 

最後は楽しいおみやげ探し。ムーミンバレーパークオリジナルアイテムも充実しています。

気持ちが高ぶって、普段はあまり手にしないぬいぐるみにもつい手が伸びそうになります。ムーミンの怒った顔がかわいい!

ムーミン

 

結局、私が買ったものはこちらの3つ。わが家にあるムーミンやフィンランドアイテムと一緒に「おうちでムーミンタイム」を楽しみました。

ムーミン

ポンポン帽子とボーダーシャツがトレードマークのトゥーティッキは、大好きなキャラクター。ご覧の通り、マグも持っていますよ! トゥーティッキのワッペンは、2022年のスケジュール帳に貼りました。

その他、冬の見どころは、冬季限定イベント「Winter Festival」。昨シーズン大好評だった、ムーミンの小説『ムーミン谷の冬』を体験できるサウンドウォークなど、2月27日(日)まで開催しています。

 

そして、展示室の「ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展」もお見逃しなく。フィンランドのムーミン美術館から作者のトーベ・ヤンソンとパートナーでアーティストのトゥーリッキ・ピエティラが手がけたミニチュア道具が本邦初公開。ムーミンの物語に欠かせない食卓の場面や食べものにまつわる貴重なコレクションも展示しています。

 

・ムーミンバレーパークの詳細および最新情報は公式サイトにて。

©Moomin Characters™

 

・ムーミンバレーパークのお隣にある「メッツァビレッジ」のマーケットホールも忘れずにチェックを。北欧の食べものや、かわいい雑貨がたくさん見つかります!

ムーミン

 

 

 

 

 

 

 

新谷麻佐子さんの北欧旅連載

『今人気の田園ツーリズム。フィンランド、ラトビア、エストニアに行ってきました!』

 

 

 

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