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夏! 緑の中へ! 奥入瀬渓流沿いに建つ星野リゾート奥入瀬渓流ホテルで、思いっきり深呼吸!

坪田三千代

坪田三千代

女性誌、旅行誌などを舞台に、旅の記事の企画、取材、執筆を手がけています。国内外を問わず、シンプルな味わい旅からハイエンドなラグジュアリー旅まで、広く旅の喜びや楽しみ方を伝えることがモットー。海外の訪問国も80カ国を超えています

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夏は、東北の自然が美しく輝く季節。青森県の奥入瀬渓流に行ってきました。

 

自然と溶け合うような時間が貴重に思える今日この頃、緑からたくさんのエネルギーをもらって浄化された気分になるには、ぜひ、渓流沿いに泊まりたい。そこで、選んだのは「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」。

 

奥入瀬渓流沿いにあり、川の水音が聞こえるフレンチレストラン「Sonore ソノール」のテラス席。ここで楽しむアペロや朝食はとっても爽快!

 

植物の生命力に魅入られる奥入瀬渓流ツアー

「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」は、十和田湖から流れる河川である奥入瀬渓流沿いに立つホテル。奥入瀬渓流は、十和田八幡平国立公園の特別保護地区、国指定天然記念物及び特別名称に指定されている絶景エリアです。

 

数々の見どころポイントが続く奥入瀬渓流の中でも、流れの見事さで知られる「阿修羅」の流れ

 

奥入瀬渓流を堪能するなら、まずは歩くこと。見どころの滝や名所を巡るために、ホテルが用意してくれているシャトルを利用することもできます。でも、時間に余裕があれば、トライしてみたいのが、プライベートツアー。自然を熟知したネイチャーガイドが、1日1組限定でゲストの興味に合わせてガイドをしてくれます。

 

この日のプライベートツアーは、なんと雨の中。ですが、ガイドの丹羽さんは、「雨の中のツアーは最高ですよ!」と満面の笑み。取材で伺った6月はシダが見頃、とのことで、シダをメインテーマに渓流沿いを歩きました。

 

「この岩の上に噴水のような形で生えているのがオシダ。雄々しいシダなのでオシダ(雄羊歯)と呼ばれます」とガイドの丹羽さん

 

他にも、緻密なレースのようなリョウメンシダ、孔雀の尾のようなクジャクシダなど、これまでなんとなくシダとしか思っていなかったシダ類に、多くの種類がありそれぞれの美しさがあることに、大きく感動。

 

リョウメンシダの若葉。触るとふわりと柔らかい。森の中で見つける洗練のデザイン。

 

奥入瀬エリアはブナ林が特徴的。明るく自然光が差し込むブナ林の下生えに、岩っぽい土地にシダ類が広がる植生が広がる様は、まさに自然のガーデニングです。

 

ブナ林の手前に広がるシダの群生。誰かが手をかけたガーデンのようだけれど、もちろん天然

 

 

雨の中、新緑のシダが喜んでいるように思えたし、ブナやアカシデの幹を伝わり落ちる樹幹流と言われる水を、手をすくって飲んだときの甘さは、忘れられません。

 

別の視点を獲得できるオープンバスツアー

 

さらに、文字どおりより「ワイド」に、奥入瀬渓流の魅力を味わいたくて、2020年から始まった「渓流オープンバスツアー」にも参加しました。二階建てのオープントップバスに乗って渓流添いを走ると、開放感は抜群!

 

高い視点から眺めると、U字型に大きくえぐれた渓谷の地形がよくわかり、左右に次々と出てくる滝がとてもよく眺められます

 

風を感じながら、目線をずっと上にしていると、ブナ、カツラ、トチノキなど、それぞれ独特のシェイプの葉が、次々と飛び去っていくビジュアルが目に焼きつきそう。

 

 

ホテルから十和田湖の子ノ口までの往復で、所用時間は約90分。オープンバスツアーなら、長い時間歩くのが苦手な高齢の親御さんとの「親子旅」にも向いています。

 

屋根がないバスで奥入瀬渓流を走る! ずっと緑のトンネルを駆け抜けているような気分

 

●↑こちらのリンクをクリックしてみてください! 緑のトンネルの動画をご覧いただけます!

 

青森産の食材を用いた革新的フルコースとの出会い

 

爽やかな緑と澄んだ空気を楽しんだあとは、ホテルで過ごす夕暮れ時も乙なもの。

まずは、風が心地よい渓流沿いのテラス席に座って、コースの始まりとなるアペロから。「ソノーレ」は、外でも屋内でも渓谷の緑を感じながら、青森の旬の味覚を楽しめるフレンチレストラン。

 

2019年にグランドオープン。2020年からシェフが岡亮佑さんになり、コロナ禍の間も、地元の食材探しや郷土料理の研究に勤しんでいらしたとか。ここだけでしか味わえないコース料理です。

 

渓流を間近に感じながらも、モダンなインテリアが心地よい「ソノーレ」

 

この日の限定メニューからは、例えば、青森の郷土料理でイカを刻んでハンバーグ状に揚げた「イガメンチ」が、軽やかで洗練された前菜になって登場する楽しさ。

 

青森県南部地方で食される馬肉は、タルタルにして山菜とともに。付け合わせの鬣(たてがみ)のラルドと一緒に食すと、溶け出したラルドが絶妙に口の中で溶け合い絶妙なお味に。

 

出色は、トゲクリガニ。トゲクリガニは、青森の春のお花見時期に茹でたり焼いたりして味わう季節の珍味。それを、みそや殻まで濃厚なビスクに仕上げて、スパイシーな軍鶏肉と合わせ、アブサンのエスプーマで仕上げてあります。地元の人が味わうと、きっと「あのトゲニリガニがこんなに美味しく出世して!」と、ものすごく驚くはず。

 

関西ご出身の岡シェフが、先入観なく青森の食材に真摯に向き合ってくださったとは。青森出身の私としても、うれしい美味しさです!

 

コースのお料理は、どれも風味豊かで軽やか。完食しても、胃にも気分にも持たれることのない美味しさなので、アワエイジ世代にぴったり!

 

お酒が好きな人なら、ワインペアリングもぜひ。こんな山奥なのにセラーには150 種類、約 2000 本の銘醸ワインを用意。以前、軽井沢の「ユカワタン」にいらした料飲支配人でソムリエの鈴木良隆さんが、一皿ずつに合う絶妙なペアリングを提供してくれます。

 

青森の食シーンのレベルを、ぐんと高めてくれるフレンチレストランには、このコースのためにわざわざここまで訪れる価値があります。

 

温泉も魅力的。お土産には自作のこけ玉を

 

「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」には、いくつかのタイプの客室がありますが、温泉好きなら「渓流ツイン 半露天風呂付」もおすすめ。宿泊者限定のパブリックバス「渓流露天風呂」は、肌あたりのよいお湯を楽しみながら、開放的な気分にひたれます。

 

「渓流ツイン 半露天風呂付」の客室。星野リゾートのポリシーのもと、ペットボトルフリー

 

お土産にもなる人気のアクティビティが、「こけ玉づくり体験」。奥入瀬渓流に生息するシダ、カエデ、ブナなどの植物を選び、苔でまとわせて、渓流に点在する苔むした岩を表現する制作体験です。土や植物に自分の手で触れながら、次第に丸い形にしていくのが、とても楽しい体験。出来上がったこけ玉は、持ち帰って、自分の家に奥入瀬渓流の美しい景観の分身を置くことができます。

 

 

先生の教えのもと、30分ほどで自分の好きなタイプのこけ玉を作るアクティビティ。手で土を触るのが楽しい

 

平常のシーズンは、人も多くなる夏の観光地ですが、外国人観光客がまだ少ない今年の夏こそ、チャンス⁉︎ 東北まで足を伸ばして、奥入瀬渓流の新しい魅力を堪能してみるのも良さそう!

 

 

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル 

青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231 

☎︎0570-073-022(星野リゾート予約センター) 

187室 

¥22,000~(2名1室利用時1名1泊料金、夕朝食ビュッフェ付) 

JR 八戸駅・青森駅から車で約90分(無料送迎バスあり・要予約) 

●フレンチレストラン「Sonore(ソノール)」 

1名21,780円(税・サ込)

ビュッフェ付プランから変更の場合は+¥16,280

 

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