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人は成長するためには「先生」が必要です

一条ゆかり

一条ゆかり

いちじょう・ゆかり 漫画家。「デザイナー」「有閑倶楽部」「プライド」など、OurAge世代なら誰もが夢中になったヒット作多数。大酒豪、愛煙家など破天荒な伝説あまたあれど、現在は家庭菜園でトマトを育てるなど、いたって健康的な日々。この連載では先生の数多くの名言から、特にOurAge世代向けの言葉をピックアップ。込められた”愛とムチ”の意味を、解説いただきます!

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「遠目」と「近目」と、私はよく言ったりしますけど、遠目というのは、人生の目標のようなもの。近目というのは、半年とか1年とか、わりと近々の目標のこと。人生で成功するには、この二つを持っていることが大事です。

 

遠くばかり見て、夢ばかり語っているようでは進歩がないから、近場の目標が大事だし、近くばかり見ていると、今日、明日の生活に追われて、目標がどんどんずれていったりします。

 

それをちゃんと修正できるかどうかが成功する鍵になるのですが、このとき、将来、あんなふうになりたいと思っている「先生」や自分の先を行く優秀な「先輩」がいると、ブレた軌道を修正しやすいんですね。

 

私の場合、水野英子先生ですね。私より10歳くらい上ですけど、女性マンガ家の草分け的存在で、作品が大好きでした。あんなふうになりたい、あんな作品が描きたいって、子どもの頃からの憧れでした。

 

ちなみに手塚治虫先生は、先生というより、大学の学長。寺子屋からマンガの大学を作ってくれて、ありがとうございます!! みたいな感じかしら(笑)。

 

「先生」の存在は、若いときだけでなく、年をとっても必要です。まだ人生の可能性を信じて、右往左往している人をよくみかけますが、「あんな風に年をとりたい」とか、「俳句の先生のような句を作りたい」という目標となる「先生」がいることで、人生のライフプランニングはより具体化するし、ブレずに済みます。ぜひあなたの「先生」を探してみてください!!

一条連載_ill

 

 

 

プライド」文庫1巻P308

 

取材・文/佐藤裕美

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