OurAge

全力応援! 40〜50代の美とからだ

OurAge

全力応援! 40〜50代の美とからだ

http://ourage.jp/column/life/weekly-encouragement/266842/

うっかり転んで痛い目に逢ったんだから、意地でもただでは起きるな!転んだ自分を客観的にとらえ今後の傾向と対策に!/一条ゆかり

一条ゆかり

一条ゆかり

いちじょう・ゆかり 漫画家。「デザイナー」「有閑倶楽部」「プライド」など、OurAge世代なら誰もが夢中になったヒット作多数。大酒豪、愛煙家など破天荒な伝説数多くあれど、現在は家庭菜園でトマトを育てるなど、いたって健康的な日々。この連載ではOurAge世代への”愛とムチの金言”を、ビシビシといただいていきます!

記事一覧を見る

その昔、私がまだ20代の小娘だった頃、男に痛い目にあったことがあって、腹がたつやら、悔しいやらで、部屋でシクシクと泣いておりました。その時、ふと鏡に写った泣き顔を見て、「自分の泣き顔って、もうちょっとイケてると思ってたけど…我ながら不細工と言うか、笑えるくらい壊れただらしない顔だなぁ」と。

 

まじまじと顔を見ていた私は「えっっ?」と驚いてしまった。
それまで涙って、目尻のほうから、つつつーっと頬を伝って流れるものだと思ってたから、漫画でもそう描いてたのよ。

 

ところが!鏡を見たら目頭から鼻のほうに向かって流れているじゃありませんか。コレではまるで鼻水…

 

「えっ、涙って目頭から出るの!?」と気づいたとたん、涙が止まっちゃって「チョ…ちょっと待てー!止まるな!ちゃんと見せんかーぃ!!」って(笑)。

 

鏡の前でしばらく涙を振り絞ろうと頑張ったんだけど、そんな自分の姿に気づいてしまって…これは「あかん」です。

 

恋する乙女から一瞬にして漫画家に変身してしまった。恋愛の醍醐味に溺れられないこの性格では、この先何が起ころうと、ついうっかり変身してしまうんだろうなあと、己を悟ってしまいました。
ああ、クリエイターの悲しき性(笑)。

 

まあでもね、自分を客観視する性格のおかげで、漫画家として成功できたと思うし、何かあった時、必要以上に落ち込まないでいられると思うのよね。

 

世の中には失恋しただけで、この世の終わりみたいに落ち込んだりする人がいるけど、それはその男とうまくいなかっただけのことで、全世界の男から否定された訳じゃないでしょう?人の好みは様々で、たまたま合わなかっただけで、悲しいけどそういうことは普通にあります。

 

だから世界の終わりだと嘆く必要もないし、その時間があるなら、むしろ自分と相手のどこが合わなかったのか、どこで間違ったのかを具体的に分析して今後の人生の糧にしましょう!

 

こう書いていて思ったんだけど、受験と恋愛って似てるなあ。
同じ個所を間違えないように傾向と対策を練って、次の受験に向かう!どちらも人生かかってますよね。

 

ちなみに、20代の私は、その後、涙の描き方を変えたか。じつはあまり変えませんでした。だって目頭から流すと、絵柄的に美しくないのよ。だから目頭をちょっと濡らす程度にして、あとはそれまで通りに。でも、よりリアルになったんじゃないかと思ってます。

一条ゆかり_「恋のめまい 愛の傷」コーラス1994年10月号扉

 

恋のめまい 愛の傷」コーラス1994年10月号扉

 

取材・文/佐藤裕美

今すぐチェック!

高めの血圧、内臓脂肪が気になる! 食事会が続く年末年始はカラダにいいものを巡らせて

高めの血圧、内臓脂肪が気になる! 食事会が続く年末年始はカラダにいいものを巡らせて

supported by 花王
<前の記事

<前の記事
第113回/知っていてやらないのと、知らないでやらないのでは恥が違う/一条ゆかり…

次の記事>

次の記事>
第115回/キャパ以上の結婚は、不幸のもと。自分が抱えきれないことは、抱えると辛いよ/一条ゆかり…

この連載の最新記事

人は環境にとても感化されやすい生き物。ダメ男とつきあっていると、いつの間にかダメ子に!/一条ゆかり

第119回/人は環境にとても感化されやすい生き物。ダメ男とつきあっていると、いつの間にかダメ子に!/一条ゆかり

人は創造するより、破壊するほうに快感を得やすい。でも創造の快感は、しみじみと長〰️く続くのでお得です/一条ゆかり

第118回/人は創造するより、破壊するほうに快感を得やすい。でも創造の快感は、しみじみと長〰️く続くのでお得です/一条ゆかり

男で受けた傷を食べ物で癒すと、デブが残る/一条ゆかり

第117回/男で受けた傷を食べ物で癒すと、デブが残る/一条ゆかり

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル