おいしく正しく食べるための「習慣」/しきたり23:身体も気持ちも養う旬の初物を取り入れた食卓を心がける

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阿部 絢子

生活研究家。消費生活アドバイザー。

新潟県生まれ。 共立薬科大学卒業。 料理や家事など生活全般にわたる豊富な知識と合理的なア ドバイスで、出版・講演など幅広く活躍中。 著書に『「やさしくて小さな暮らし」を自分で作る』(家の光協会)『始末な暮らし』(幻冬舎)『快適に暮らす小掃除術』 『すぐにできるエコ家事』(ともに集英社be文庫)

気持ちよく暮らす「生活のしきたり」

 

 

季節の行事のすごし方や、親戚・ご近所とのおつきあい。恥ずかしくなく普通に暮らすため、カジュアルな決まり事を覚えましょう!

 

ここでは、各テーマごとに全部で84の「しきたり」をご紹介します。

教えてくださるのは、生活研究家の阿部絢子さんです。

 

 

このパート【おいしく正しく食べるための「習慣」】では、食べ物をしっかり、そして楽しく食べることに関するしきたり22~43をご紹介します。

今回は、しきたり23:身体も気持ちも養う旬の初物を取り入れた食卓を心がける、についてです。

 

 

 

 

●おいしく正しく食べるための「習慣」●

 

 

四季があることは、食材にも四季があるということです。四季は身体にも影響があり、身体をスムーズに動かすためにも、四季に合わせた食べ物を身体に取り入れることが必要です。

 

食べられればなんでもいいのではなく、四季に合わせた食べ方、取り入れ方を考えなければなりません。食べ物に困らないからこそ、食べ方、食材の選び方が大切になっているのです。

 

食べ物をおいしく、楽しく食べることも大切です。姿勢、 箸の持ち方、食べる順序なども、昔から伝えられた習慣です。これらを守ってこそ、おいしく、そして楽しくいただくことができるのです。

 

 

食べるのは、基本的な生きる姿勢です。食べることは身体を維持する当たり前の行為です。生きること=食べることともいえるわけですから、シッカリ、キチンと選んで、最後まで残さず食べる、これは、なにより大切な家庭のしきたりとしなければならないでしょう。

 

 

 

しきたり23

身体も気持ちも養う
旬の初物を取り入れた食卓を心がける

 

 

旬の食べ物は、味が最もよく、食べごろですから生産量も多く、価格も安く安定しています。旬を待ち、家計にも負担をかけずにやりくりするのが、食生活の習慣というわけですが、毎日同じ食べ物が同じ内容で食卓に登場することになると、家族に飽きや味気なさが広がり、食べることに興味を失うことにもなりかねません。大切な食べる楽しみを家族で共有するためにも、ちょっと旬の先取りをして、ときどき目先に変化をつけるのがいいかもしれません。例えば、さよりは春を告げる代表的な魚。あのスラリとした美しい姿で、春を呼び込んでいるのです。まだ桜には遠く、風も冷たいのですが、食べ物の世界には、確かに春がそこまで来ているのです。暮らしは受験、年度末、転勤や移動なども多くて、てんてこ舞いの毎日ですが、ほっとするのが食のときだとすれば、さよりの刺身や焼き物で、春の訪れをわずかでも味わい、一瞬感じてみるのはいかがでしょう。

 

たとえば春なら、浅蜊、蛤、鰆、石持なども旬になり、ちょっと家計は負担ということになりますが、その前に先取りした食べ物を取り入れて豊かな食卓にしてみることをお勧めします。

 

「初物七十五日」初物を食べると寿命が七十五日延びる)といわれるように、初物は身体を養うだけではなく、気持ちも養うものだったのかもしれませんから。

 

イラスト/みひらともこ

イラスト/みひらともこ

 

 

 

次回は、しきたり24:小さいころから食べるときの姿勢と美しい箸使いを身につけさせる、についてご紹介します。

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第23回
おいしく正しく食べるための「習慣」/しきたり23:身体も気持ちも養う旬の初物を取り入れた食卓を心がける

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