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おいしく正しく食べるための「習慣」/しきたり34:和食の基本を知っておこう

阿部 絢子

阿部 絢子

生活研究家。消費生活アドバイザー。

新潟県生まれ。 共立薬科大学卒業。 料理や家事など生活全般にわたる豊富な知識と合理的なア ドバイスで、出版・講演など幅広く活躍中。 著書に『「やさしくて小さな暮らし」を自分で作る』(家の光協会)『始末な暮らし』(幻冬舎)『快適に暮らす小掃除術』 『すぐにできるエコ家事』(ともに集英社be文庫)

気持ちよく暮らす「生活のしきたり」

 

季節の行事のすごし方や、親戚・ご近所とのおつきあい。恥ずかしくなく普通に暮らすため、カジュアルな決まり事を覚えましょう!

ここでは、各テーマごとに全部で84の「しきたり」をご紹介します。

教えてくださるのは、生活研究家の阿部絢子さんです。

 

 

このパート【おいしく正しく食べるための「習慣」】では、食べ物をしっかり、そして楽しく食べることに関するしきたり22~43をご紹介します。

今回は、しきたり34:和食の基本を知っておこう、についてです。

 

 

●おいしく正しく食べるための「習慣」●

四季があることは、食材にも四季があるということ。四季は身体にも影響があり、身体をスムーズに動かすためにも、四季に合った食べ物を取り入れることが必要です。

食べられればなんでもいいのではなく、四季に合わせた食べ方、食材の選び方を考えましょう。

 

おいしく、楽しく食べることも大切です。姿勢、 箸の持ち方、食べる順序なども、昔から伝えられた習慣です。これらを守ってこそ、おいしく、そして楽しくいただくことができるのです。

 

生きること=食べることともいえるわけですから、シッカリ、キチンと選んで、最後まで残さず食べる、これは、なにより大切な家庭のしきたりとしなければならないでしょう。

 

 

 

しきたり34

和食の基本を知っておこう

 

以前、ドイツはハンブルグにホームスティをしました。これまでのドイツでは、どの家庭でも料理がおいしかったので、絶対ドイツ婦人は、料理上手と思い込んでいました。ところが、出された料理はパッキングされた市販の総菜ばかりでした。「彼女は料理が好きじゃないからなのだ」とあとで推測したのでしたが。

 

私も食べるほうは好きですが、作るのは苦手ですから、ホームスティしながら、おおいに反省したことでした。そこで、どこに行っても大切なのは、料理の基本を知っていること。知っていれば味はアレンジできても、手順が違うと、うまくでき上がらないからです。基本の料理はぜひ知っておきたいと思ったものです。

しきたり34イラスト:和食の基本

 

●煮物 煮物は、野菜、魚、豆、肉などを取り合わせ、だし汁と調味料と一緒に加熱した料理です。煮物に使う鍋は小さいものより大きめで、火当たり柔らかい厚手が適しています。火加減は、煮立つまでは強火で、あとは沸騰が続く程度の中火。煮くずれさせない注意を。調味は、砂糖、塩、しょうゆで、必ず食材が柔らかくなってから入れることです。かぼちゃやさつまいもは、最初から調味料を全部入れて煮ると、綺麗に仕上がります。魚は煮汁が煮立ったところに入れると、生臭くなりません。

 

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