HAPPY PLUS
https://ourage.jp/mainichi_yojo/109716/

おいしく正しく食べるための「習慣」/しきたり39:食事は身体づくりの基本、手作りの食事を心がける

阿部 絢子

阿部 絢子

生活研究家。消費生活アドバイザー。

新潟県生まれ。 共立薬科大学卒業。 料理や家事など生活全般にわたる豊富な知識と合理的なア ドバイスで、出版・講演など幅広く活躍中。 著書に『「やさしくて小さな暮らし」を自分で作る』(家の光協会)『始末な暮らし』(幻冬舎)『快適に暮らす小掃除術』 『すぐにできるエコ家事』(ともに集英社be文庫)

気持ちよく暮らす「生活のしきたり」

 

 

季節の行事のすごし方や、親戚・ご近所とのおつきあい。恥ずかしくなく普通に暮らすため、カジュアルな決まり事を覚えましょう!

 

ここでは、各テーマごとに全部で84の「しきたり」をご紹介します。

教えてくださるのは、生活研究家の阿部絢子さんです。

 

 

このパート【おいしく正しく食べるための「習慣」】では、食べ物をしっかり、そして楽しく食べることに関するしきたり22~43をご紹介します。

今回は、しきたり39:食事は身体づくりの基本、手作りの食事を心がける、についてです。

 

 

 

 

●おいしく正しく食べるための「習慣」●

 

 

四季があることは、食材にも四季があるということです。四季は身体にも影響があり、身体をスムーズに動かすためにも、四季に合わせた食べ物を身体に取り入れることが必要です。

 

食べられればなんでもいいのではなく、四季に合わせた食べ方、取り入れ方を考えなければなりません。食べ物に困らないからこそ、食べ方、食材の選び方が大切になっているのです。

 

食べ物をおいしく、楽しく食べることも大切です。姿勢、箸の持ち方、食べる順序なども、昔から伝えられた習慣です。これらを守ってこそ、おいしく、そして楽しくいただくことができるのです。

 

 

食べるのは、基本的な生きる姿勢です。食べることは身体を維持する当たり前の行為です。生きること=食べることともいえるわけですから、シッカリ、キチンと選んで、最後まで残さず食べる、これは、なにより大切な家庭のしきたりとしなければならないでしょう。

 

 

 

しきたり39

食事は身体づくりの基本、
手作りの食事を心がける

 

 

なんだかとにかく時間がない、仕事でいつも遅くなる、仕事が忙しく食事時間が取れないなど、毎日を忙しく過ごしている現代人は、まとまった時間が取れないので、細かい時間をうまく利用することが得意です。

 

でも、食事となると、どうでしょうか。簡単に出来あいの総菜を利用する、弁当で済ませる、またはスナック菓子やインスタント食品で手軽に食べるなど、食を手軽く済ませようとする傾向が見られるようです。

 

食事は大切! とわかってはいるのでしょうが、時間に追われ、きちんと食事を作らないことも多くなっているようです。でも、食事は身体づくりの大切な資源です。身体がしっかりしていなければ、何をやってもすぐに投げ出したくなります。食事作りは身体づくりの基本。特に成長期の子どもには、栄養補給がおおいに必要ですから、食事に気配り、目配り、手配りをしてほしいところです。

 

以前、夜9時半すぎに、小学校2年生くらいの男の子が、一人でおにぎりとスナック菓子を買おうと、コンビニ内をウロウロと歩いていましたが、きっと塾帰りだったのかもしれません。9時半ですから、家庭の夕食は終わっていたのかもしれませんが、おにぎりならご飯を握っておけますので、お腹を空かせて塾から帰ってくる子どものために、用意しておくことはできましょう。それに、出かける前にもおにぎりなら持たせてやることもできるはずです。

 

食事を作るのは、大変なことではありません。もちろん本格的フランス料理、イタリア料理などを作ろうとすれば大変だと思うのですが、おにぎりやおいなりさんなどは難しくはないのですから、時間がないときにこそ、ちょっと手をかけて作ってあげたいと思います。

 

コンビニで子どもが一人ウロウロとしている姿は、なんだか哀れで、悲しい気持ちにさせられました。ご両親はすくすくと育てておられるでしょうが、ほんの少しだけ子どもに目を向けて、食事作りは身体づくりだという認識をもってほしいと思います。食べ盛りの子どもは頭を使ったあと、お腹を空かせるものですから。

 

 

しきたり39イラスト:手作り食事

 

 

 

次回は、しきたり40:1回の食事を手を抜かずに作って、食べきる、についてご紹介します。

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

「集英社 能登半島地震災害支援募金」のお知らせ

「集英社 能登半島地震災害支援募金」のお知らせ

<前の記事

<前の記事
第38回/おいしく正しく食べるための「習慣」/しきたり38:子連れでレストランに行くときは…

次の記事>

次の記事>
第40回/おいしく正しく食べるための「習慣」/しきたり40:1回の食事を手を抜かずに作って…

この連載の最新記事

気持ちを伝えるための「心づもり」/<最終回 data-src=しきたり84:寒中見舞いの葉書は立春までに出そう">

第84回/気持ちを伝えるための「心づもり」/<最終回>しきたり84:寒中見舞いの葉書は立春までに出そう

気持ちを伝えるための「心づもり」/しきたり83:年賀状は自分なりの知恵で工夫する

第83回/気持ちを伝えるための「心づもり」/しきたり83:年賀状は自分なりの知恵で工夫する

気持ちを伝えるための「心づもり」/しきたり82:携帯電話のマナー

第82回/気持ちを伝えるための「心づもり」/しきたり82:携帯電話のマナー

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル