上手なおつきあいのための「心得」/しきたり50:新居に招くのは入居から1〜2カ月がベスト

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阿部 絢子

生活研究家。消費生活アドバイザー。

新潟県生まれ。 共立薬科大学卒業。 料理や家事など生活全般にわたる豊富な知識と合理的なア ドバイスで、出版・講演など幅広く活躍中。 著書に『「やさしくて小さな暮らし」を自分で作る』(家の光協会)『始末な暮らし』(幻冬舎)『快適に暮らす小掃除術』 『すぐにできるエコ家事』(ともに集英社be文庫)

気持ちよく暮らす「生活のしきたり」

 

季節の行事のすごし方や、親戚・ご近所とのおつきあい。恥ずかしくなく普通に暮らすため、カジュアルな決まり事を覚えましょう!

 

ここでは、各テーマごとに全部で84の「しきたり」をご紹介します。

教えてくださるのは、生活研究家の阿部絢子さんです。

 

このパート【上手なおつきあいのための「心得」】では、心地よいつきあいに関するしきたり44~61をご紹介します。

今回は、しきたり50:新居に招くのは入居から1〜2カ月がベストで、招く方の顔ぶれや親しさで時間やもてなす内容を決める、についてです。

 

 

●上手なおつきあいのための「心得」●

 

家族、友人、恋人、親戚、子ども同士、仕事など、人と人とのコミュニケーション=つきあいほど難しいことはありません。電車の中で肩が触れた、触れないの言い争いから喧嘩となり、重傷を負ってしまった、近所のピアノの音がうるさいと、近所づきあいが疎遠になってしまったなど、つきあいはときとして争い事にもなり、そのために人を傷つけてしまうことだって起こりかねません。

 

我慢すべきときは我慢、言うべきときは言う、そして、かかわりのないときにはかかわらない、といったように、つきあいにはほどよい距離感を保つことが欠かせません。すべて自分の価値観と同じと思うのではなく、人には人の考え、思い、思惑などがあり、無理してつきあっても決してうまくいくとは限らないのです。

 

つきあいをうまくするには、まず自分の性格、家族の性質などを十分に把握して、欠点をわきまえておくことが大切です。それがわかれば無理することがなく、背伸びすることもない、身の丈に合った、心地よいつきあいができるに違いありません。

 

 

 

しきたり50

新居に招くのは入居から1〜2カ月がベストで、

招く方の顔ぶれや親しさで時間やもてなす内容を決める

 

 

新居を完成させた、新住宅に引っ越した、新地に移転した、建て替えをしたなど、住居を一新したときは、親しい人たちを招いてお披露目をします。このお披露目がおつきあいをより親密にするきっかけでもあるからです。

 

おつきあいも、年齢、時代、環境などにより少しずつ変化していくものですが、これまでのおつきあいをより深く、広くしていくときが、新築、新移転、建て替えなどのお披露目のときです。それに加えるならば、新入居してきたときにも、引っ越し挨拶とは別に、これからのおつきあいのためにお披露目をするのがよいでしょう。

 

新築に招くとき、招くタイミング、メンバー、時間を考えます。タイミングは新入居で落ち着いてから、だいたい1〜2カ月くらいの間にします。仕事の都合や家族の状況によっては、数カ月、あるいは一年の間でもいっこうに差し障りはありません。建築も真新しいうちであれば、新築と呼べるわけですから、時間が少々経過したとしても、新築としたほうがよいでしょう。私は、さみだれ式に一年の間に、パラパラと招いていました。こちらの都合を優先すると、あちらが悪く、あちらを立てるとこちらが悪いといった具合で、なかなか来ていただけなかった方もおりましたので、結局一年は新入居づきあいをしていました。

 

招くにはおもてなし準備がいります。招く方たちの顔ぶれで決めますが、時間もシッカリと考えて決めることです。例えばおつきあいの範囲が子ども関係であれば昼の時間で、夫や自分の関係ならば夜時間にしてもいいでしょう。招く時間が決まると、当然ですがもてなし内容も決まってきます。お昼であればサンドイッチやお茶とお菓子で、夜は軽い飲み物に和え物や煮物などのお総菜、それとおつまみなどがあればいいでしょう。

 

海外でホームスティをすると、夕食にお招きいただくことがあります。そんなときの内容は、得意料理がまず一品です。イタリアでは肉の煮込み、ドイツではグラタンやシュッペツェレというパスタなどです。料理上手さんはもう一品、スープやミートボールなどが加わりますが、普通は一品でOKです。それにサラダ。これが人を招いたときの料理です。あとはデザート。アップルパイ、プディングなど。といったように、海外でのお招きはいたってシンプル。あれこれ考えず、まずは新築新居に招いてみてはいかがでしょう。

 

 

ところで、お招きいただく身としては、「何か記念になるものを」と考えてしまいます。昔は「入れ物」「植木」がよく贈られたそうです。暮らしの器=家にモノがたくさん入るようにとか、そこに根づくようになどといった意味が込められていたといいます。

 

招く方のこれからの暮らし方を想像して、いろいろと考えてみます。でも考え悩んでしまったときは、気楽に聞いてみるのが一番です。私が聞いてみて返ってきた答えは、絵画、屑入れ、鍋などでした。私が考えていたものとはちょっと違っていましたので、やはり尋ねてよかったようです。迷ったときに活用できるのがギフト券です。新築祝いなんていらないという方にも喜んでもらえます。ギフト券ですから、食べ物から家具まで商品の種類が多いことと、家族みんなで好きなモノを選んでもらえるのが利点です。親しい間柄なら聞くこともできますが、なかなか聞くことのできない方に差し上げるときにも、重宝です。

 

 

しきたり50写真:新築祝い

 

 

 

次回は、しきたり51:結婚式の出欠の返事は早いほうがよく、出産祝いは出産の疲労をとってあげられるものを、についてご紹介します。

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第50回
上手なおつきあいのための「心得」/しきたり50:新居に招くのは入居から1〜2カ月がベスト

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