気持ちよい暮らしをするための、社会生活の「決まり」/しきたり72:節度ある、旅の心得を身につける

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阿部 絢子

生活研究家。消費生活アドバイザー。

新潟県生まれ。 共立薬科大学卒業。 料理や家事など生活全般にわたる豊富な知識と合理的なア ドバイスで、出版・講演など幅広く活躍中。 著書に『「やさしくて小さな暮らし」を自分で作る』(家の光協会)『始末な暮らし』(幻冬舎)『快適に暮らす小掃除術』 『すぐにできるエコ家事』(ともに集英社be文庫)

気持ちよく暮らす「生活のしきたり」

しきたり72:節度ある、旅の心得を身につける

 

季節の行事のすごし方や、親戚・ご近所とのおつきあい。恥ずかしくなく普通に暮らすためのカジュアルな決まり事を、生活研究家の阿部絢子さんに教えていただいてます。

このパート【気持ちよい暮らしをするための、社会生活の「決まり」】では、暮らしを快適にするためのしきたり68~77をご紹介します。

 

 

●気持ちよい暮らしをするための、社会生活の「決まり」●

社会には、気持ちよく、暮らしを快適にするための、社会を緩やかにかたちづくっているルールがあるのです。このルールは、誰が決めたわけでもないのですが、いわば長い歴史の常識がつくり上げてきたようなもの。それに逆らって暮らしても、きっと心地よさは得られないでしょう。少々はずれても、大きく添っていれば気持ちよく暮らしていられるはずです。そんなルールを社会マナーとでも呼び、私たちはうまくルールに合わせてきたのです。

 

 

しきたり72

節度ある、旅の心得を身につける

 

旅は心を浮き立たせる気持ちになります。非日常だからでしょう。つい弾んだ気分から、行動は大胆、声も大きく、見えるのは自分たちだけになりがちです。

 

特に海外旅行では開放感も手伝って、自由というより、我が物顔になることもしばしばあります。団体旅行やグループ旅行では人数が多いという強みも加わり、飛行機の中から大騒ぎ。

 

以前乗った飛行機で卒業旅行と思われる団体の旅行者がいて、夜シーンとみんな寝静まっているのに、酒を飲み、さらに寝つかれないからと睡眠薬まで飲んでしまい、あげくはトイレから帰った途端、急に通路に倒れ、まわりの人たちを心配させた騒ぎがありました。

 

呆れたという気持ちも持ちましたが、こんなに頑張れるのならもっとボランティア活動などで働かないのか、と他国の若者と比べ自分のことしかないこの国の若者がなんだかしぼんで見えたのを思い出します。

 

そう言っている私たち年配者組も、海外では買い物漁りをする、触れてはいけない遺産に触れる、持ち帰ってはいけない植物を持ち帰るなど、気遣いのなさは天下一品といえないこともありません。

 

旅の開放感があったとしても、日本人として恥ずかしくない態度が必要です。

 

買い物行動では、通貨の動きにもよりますが、特に開発途上国のみやげ物屋で値切るときは、その国の事情も十分考え、ほどほどにしたいものです。ひとつ買えばいいのを安いからと大量に買い漁るのも見苦しいものです。一番苦手なのは、人とのコミュニケーションでしょう。買い物でも、値段だけ聞くのではなく、どのように作っているのか、苦労はないのかなど聞ける範囲でコミュニケーションをとりたいものです。また団体旅行とはいっても、レストランで特別に親切にされた、タクシーの運転手さんがよくしてくれたなどがあれば、感謝の気持ちのチップを置くこともお忘れなく。迷子になって道を聞くときにも、必ず「Excuse me」を頭につけるなど、会話にも気をつけましょう。

 

海外は人や文化に触れ、自国を振り返るチャンスです。羽根をのばすのもいいのですが、節度ある心得を持つようにしたいものです。

 

しきたり79写真:旅の心得

 

 

次回は、しきたり73:気持ちよく公園を使うためのルールを守る、についてご紹介します。

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第72回
気持ちよい暮らしをするための、社会生活の「決まり」/しきたり72:節度ある、旅の心得を身につける

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