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閉経と女性ホルモン、卵巣と子宮はどうなるの?

吉川千明

吉川千明

1959年生まれ

美容家、オーガニックスペシャリスト

自然や植物の力に着目し、オーガニックコスメをはじめ、スパ、漢方、食にいたるまで、ナチュラルで美しいライフスタイルを提案

オーガニックビューティの第一人者として知られる

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閉経と女性ホルモン、卵巣と子宮はどうなるの?

 

今日は年に1回の婦人科検診の日。

閉経前後の皆さんにも検診を受けて欲しいから、

内診台に乗ったままで写真をパチリ。主治医の対馬先生も一緒にパチリ。

よい時代になりました。

昔の内診台なんて、冷たい鉄の靴底のようなものに足を乗せ、

恥ずかしい格好で待たされたものですが、今はよいですね。

居間でソファに座ったまま先生とおしゃべりしているような感じです。

経膣エコーと言いますが、超音波で、卵巣と子宮の状態を診てもらいます。

先生と画像を見ながら、卵巣や子宮の状態を一緒に確認していきます。

 

 

卵巣のサイズや中の様子をチェック、
子宮内膜の厚さや筋腫をチェック

「ここに縦に少し壁についているのは卵胞。右は子宮の直ぐ横にありますが、左は離れていますね」

閉経していますので月経はありませんが、まだ少し卵胞は残っているようです。

先生はエコーをかけながら、画像を見ながら、話しながら、印を入れて、

画面上で卵巣や子宮のサイズ、子宮内膜の厚さや筋腫の大きさや個数などをチェックしていきます。

 

 

子宮内膜の厚さを測る意味

「先生、私の内膜はどのくらいですか?」「2.5ミリ。だから大丈夫」

子宮は、意思のない臓器です。女性ホルモンのエストロゲンに反応して内膜を厚くします。

月経周期の前半に分泌されるエストロゲン、後半に分泌されるプロゲステロン。

2つのホルモンがバランスよく分泌されていると、

「月経」という形で、子宮内膜は、1ヶ月に1度しっかりお掃除ができます。

「月経」、私たちの言葉で言うと「生理」。

生理がしっかりあるとしっかり子宮の内側がお掃除できます。

しかし、ダラダラと不規則な月経、月経不順が続いて迎える閉経は、

子宮内膜がきちんとお掃除できておらず、子宮体がんの原因となります。

子宮体がんは、厚く増殖した内膜が原因で起こります。

内膜を増殖する原因は他にもありますが、せめて1年に1回、

エコーで内膜の厚さを測っておくことをお勧めします。

 

 

ホルモン補充療法にプロゲステロンを使う意味

ホルモン補充療法(HRT)は女性ホルモンのエストロゲンを補って、

更年期の体調不良をサポートする治療法ですが、

必ず併用して、プロゲステロンも使います。

エストロゲンは、体を潤し、気分を明るくし、

骨を柔軟に保ったりとたくさんの恩恵があるホルモンですが、

同時に子宮内膜を厚くする作用もあります。

子宮という臓器は、自分でどうこうするわけでなく、

単にエストロゲンに反応して内膜を厚くするという働きがあります。

ホルモン補充療法でエストロゲンだけを補充すると子宮内膜を厚くすることになり、

子宮体がんの原因につながります。

というわけで、ホルモン補充療法ではエストロゲンだけでなく、

プロゲステロンも一緒に使います。

プロゲステロンの使い方にはいろいろな使い方があり、

自分のライフスタイルにあわせて、ドクターと相談しながら使えばよいのです。

今回の検診で、私が対馬先生に私の子宮内膜の厚さを聞いたのは、

子宮内膜がきれいに掃除できているか、

体がんの心配がないかどうかを確かめるためです。

子宮体がんは50代にもっとも多い癌、しっかり検診しておきたいものです。

 

 

最新型、これが子宮頸がん検診キット

この歯ブラシのようなものは、子宮頸がんの検査と

頸がんの原因となるヒトパピロマウイルスの感染と型を調べるためのキットです。

今まで、頸がん検査とウイルスの感染を調べる検査は別々の検査でしたが、

この最新型のキットを使えば、一度で調べることができるようになりました。

頸がんは、ウイルス感染でなります。

癌へ繋がりやすい型はすでにわかっていますので、

ウイルスの感染と感染している型がわかっていれば気をつけることができます。

同時に、実際に頸がんになっていないかどうか、

感染だけでなく、発病していないかどうかもわかるようになりました。

医療の世界も進化していますね。効率よく見落としが少ない検査法です。

頸がんに関して言えば、私たち世代よりむしろ若い人達に多い癌で、

20代、30代には、絶対にして欲しい検査です。

私の場合リスクは減ってきているとは思いますが、毎年しっかりと検査します。

 

 

次ページに続きます。

子宮筋腫もまだまだ健在

「千明さんの筋腫、ひとつは2.5センチ。小さい方は1センチね。」

筋腫が急激に大きくなったり、増える方ではありませんが、

それでも筋腫の2つや3つ!ございます。

出産回数、子供を産む人数が減った私たち日本女性。

若い頃から筋腫の数も大きさも大きくなりがちです。

子宮筋腫は良性の筋肉のコブですが、場所が悪いと出血の原因になったり、

貧血の原因になったり、若いときには出産の妨げになったりします。

閉経と同時に、エストロゲンの刺激がなくなれば筋腫も小さくフェードアウト、

しぼんでいきますが、私の場合はホルモン補充療法で

エストロゲンを補充していますので、筋腫もまだまだ健在。

昨年と同等サイズなので、よし、としましょう。

 

 

昨年と比べてどうか知ることが大事

検診をしていても病気に罹ることはあります。

しかし、検診は途切れずに続けることに意味があります。

早期発見で治る率が上がりますし、健康に対する意識づけになります。

私は、毎年秋は、検診シーズンにしています。

婦人科検診、人間ドックと体を見直す期間にしています。

こうやって皆様に書いて啓蒙しているつもりですが、

やはり、教わってきたとおり、閉経を境に、血液検査の値も変わってきています。

いいことばかりではありません。

閉経を境に、私たちの免疫力はとても落ちます。

今まで想像もしていなかったような大きな病気にかかります。

ぜひ検診を1年に1回の習慣にしてください。

前年と比べてどう変わってきているのか、変化を知り、

今の自分を知ることがとても大事と思います。

よかったらそれでよし、悪かったら対策を考えて!

どちらもいいことずくめ、と私は思っています。

 

 

写真は、先週あったアロマ環境協会のプレスセミナーで。

理事長の熊谷千津さんとヨガの人気インストラクター池田莉子さんと。

どの世代も健康であって欲しい。

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