HAPPY PLUS
https://ourage.jp/mainichi_yojo/164403/

安静呼吸と努力時呼吸の違いとは?

近藤拓人さん

近藤拓人さん

AZCARE代表。
WOW’D宮崎テクニカルディレクター。
おもに欧米の教育機関にて感覚運動分野の教育を受け、アスリートのトレーニングや痛みを抱える患者のリハビリを行う

呼吸は、状況に合わせて変わるのが理想的

 

息を深く吸って酸素をたくさん取り込むことが、"いい呼吸"だと思っていませんか?  実は現代人の多くは呼吸の"しすぎ"で心身の不調を招いているとか。本当に大切なのは"深呼吸"でなく、状況に合った呼吸ができる体をつくること。それができれば猫背解消、免疫力アップ… 健康と理想のボディも手に入るのです!

 

正しく呼吸をすることは健康を保つうえで重要なこと。しかし、現代人の多くは呼吸をしすぎている人が多いとか。数々のアスリートのトレーナーを務める近藤拓人さんに伺いました。

 

トップス¥9,500・パンツ¥10,000/インターテック(スリア)

 

 

 

●呼吸には安静時呼吸と 努力時呼吸がある●

 

正しい呼吸とは、つねに深呼吸や腹式呼吸ができていることだと思いがち。でもこれは誤りなのだとか。

 

「呼吸は脳によってコントロールされ、その時々の状況に応じて変化しています。運動中と睡眠中では呼吸の量や速さ、仕方も違い、運動中には運動に適した呼吸、睡眠中には睡眠に適した呼吸をしているのです。

 

さらに詳しくお話しすると、人間は一日に約2万3000回も呼吸をしていますが、大半が〝安静時呼吸〟と呼ばれる静かでゆっくりした呼吸。このときに使われるおもな筋肉は、横隔膜や肋間筋、腹筋群、骨盤底筋群です。一方、激しい運動時の呼吸は〝努力時呼吸〟と呼ばれ、安静時呼吸で使う筋肉に加え、首や肩、鎖骨周囲の筋肉や背筋なども使われます。理想的な呼吸とは、安静時には安静時呼吸、強度の高い運動時には努力時呼吸ができることです」

 

これができないと心身に不調が。

 

「呼吸が正しくできていないと、安静時にも努力時呼吸のとき使われる筋肉が働いてしまうといったことが起こります。すると筋肉が疲弊し、肩コリや首の痛み、頭痛、疲労などの原因に。つまり呼吸は状況に合わせて変わるのが理想的なのです」

 

 

 

次回は、「呼吸のしすぎが招く心身のトラブル」について詳しくご紹介します。

 

 

撮影/城 健太(vale.) ヘア&メイク/木下 優(ロッセット) モデル/島村まみ スタイリスト/程野祐子 構成・原文/和田美穂

 

 

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

やや無骨な名前とは裏腹に、上品で優しい芋焼酎! 原日出子さんの簡単おつまみもご紹介中です

PR
<前の記事

<前の記事
第1回/現代人は呼吸のしすぎ? 呼吸が変われば、体調も心も整う

次の記事>

次の記事>
第3回/呼吸のしすぎが、心身のトラブルを招いている?!

この連載の最新記事

呼吸が変われば歩き方も変わる!

第11回/呼吸が変われば歩き方も変わる!

呼吸改善エクササイズ/Step4 滑らかに重心移動ができる体をつくる

第10回/呼吸改善エクササイズ/Step4 滑らかに重心移動ができる体をつくる

呼吸改善エクササイズ/Step3 背骨の柔軟性を取り戻す

第9回/呼吸改善エクササイズ/Step3 背骨の柔軟性を取り戻す

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル