松本千登世/スパークリングブーマー

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松本千登世

1964年生まれ。美容エディター。客室乗務員、広告代理店勤務、出版社勤務を経てフリーランスに。自らの経験に基づいた審美眼によって語られる、エッセイや美容特集がつねに注目の的。近書に『もう一度大人磨き 綺麗を開く毎日のレッスン76』(講談社)がある

MyAge/OurAge世代が、「スパークリングブーマー」と呼ばれはじめているらしい。

「名付け親」は、ヘレナ ルビンスタイン。

1902年のブランド誕生以来、つねに美容の世界に革新をもたらし続けてきたエイジングケアの先駆的存在が、この2月に満を持して発表した新シリーズ、「プロディジー CEL グロウ」のターゲットをそう命名したのがきっかけだ。

華やかで煌びやかな、いわゆる「バブル時代」に若さを謳歌し、年齢を重ねた今なお、輝き続けている、いや、これからもっと輝きを増すと信じられる女性たち。

だから、スパークリングブーマー。

この言葉自体の輝きに、心底ワクワクさせられた。

肌だけじゃなく、女性が変わる、時代が変わる、そう素直に思えたから。

ファッションマーケティングの視点で時代やトレンドを分析している伊藤忠ファッションシステムによると、スパークリングブーマーの中心にいるのは、1959~1964年生まれの「ハナコ世代」と、1965~1970年生まれの「ばなな世代」だという。

ハナコ世代たちは、若い頃から本物や贅沢に触れているからこそ、モノ・コトに対する「審美眼」があるという自負を持ち、年齢とともに、その質をランクアップさせる感覚がある。

ばなな世代たちは、そのベースを持ちつつも、 時代の凋落(ちょうらく) も経験していることから、「バランス感覚」を重視し、より自分らしいライフスタイルを意識している。

いずれにせよ、この世代を中心とした大人たちは、妻になっても母になっても、女という舞台から降りなかった。

家庭に仕事に全力を注ぎ、自らを鍛え、磨き、成長させ続けてきた。「昨日より今日」「今日より明日」と、よりよい「今」、よりよい「これから」を確かに育んできたのである。

 

奇しくも平成が終わりを告げようという今、否でも応でも、時代を振り返る機会が多いからこそ、なおのこと思う。

平成は、予想だにしなかった出来事が次から次へと降りかかってきた時代。

もし、そのムードに「若さ」をさらしていたら、「明日は何があるかわからない」という不安や恐れが、脳や心に刻みつけられても致し方ない。

私たちの未来を見つめる姿勢と彼らのそれが異なるのは、至極当然なのだ。裏を返せば、私たちの情熱や愛情は、時代が育んだ「ポテンシャル」。

それは、やがてやってくる新しい時代を上向かせるポテンシャルなのじゃないか…。

自意識過剰と言われるだろうか?

 

子育てが一段落した人。

部下や後輩の指導や管理に立場を変えた人。

体や心、ライフスタイルの変化を感じ、下を向きそうになりながらも、現実を受け入れて歩みを前に進めているスパークリングブーマーたち。

まわりの彼女たちを見ていると、まるでオセロゲームのように、ネガティブをポジティブに変えてしまう頼もしさを感じる。

この頼もしさはきっと、年下の世代たちの価値観を変えていくはず。

そう確信しているのである。

 

冒頭の新シリーズをはじめ、私たちの肌にフォーカスしたスキンケアが今、続々と誕生している。

まずは、美容で一歩、踏み出してみよう。

肌を上向かせよう。

昨日より今日、今日より明日の肌を好きになると、これからの自分が好きになる、未来が上向く。

決して大げさじゃなく、私たちがどんな肌になりたいか、どんな女性でありたいかが、時代を大きく変えると信じて。

 

 

原文/松本千登世  写真/興村憲彦

 

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