深町 公美子(ふかまち くみこ)
鍼灸師・認定エステティシャン・アロマセラピスト。鍼灸(東京医療専門学校)、美容(SABFA)の学校を卒業後、A-ha(アハ)治療室開業。東洋医学にエステティックやアロマセラピーを取り入れた施術を行う。
著書に『体と心にきく毎日のツボ』(集英社 電子書籍 http://ebooks.shueisha.co.jp/detail.php?book=sg005883)、『冷え冷えガールのぽかぽかレシピ』(主婦の友社)などがある。
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自分でもできる養生として、人気の「ツボ」押し。鍼灸師、深町公美子さんによるシリーズです。
第2章 生活習慣病にならないために
第2章では、具体的な症状別に効くツボについてご紹介していきます。
続くと苦しくなり、体力を消耗させる「咳」。
今回は、その辛い「咳」対策に効き目のあるツボをご紹介します。
鼻水、くしゃみ、発熱など風邪の症状のなかでも、辛くて厄介なのがひどい「咳」です。空咳から痰(タン)をともなう咳までいろいろですが、激しく咳き込むと呼吸も苦しく、それにともなって体力も消耗してしまいます。
睡眠の妨げになる場合もあったり、なかには肺そのものやその裏側にあたる背中が痛くなることもあります。いずれにしても早めの対処が肝心です。
東洋医学では、呼吸器疾患に有効とされる肺の経絡のツボを使って、咳を鎮めていきます。ここではそのなかから「尺沢(シャクタク)」と「孔最(コウサイ)を紹介しましょう。両方とも、咳にはとても効果のあるツボです。
まず「尺沢」は、押すときに少し強めに刺激を加えると効き目が違います。次に「孔最」ですが、急に咳き込んだときやしゃっくりなどにも効き目があります。
強めの刺激のツボ押しで「咳」を鎮め、呼吸をラクにしてくれます!
「尺沢(シャクタク)」「孔最(コウサイ)」
「尺沢」は、ひじの内側で 軽くひじを曲げると、太い腱が出てくるところがあります。その腱のすぐ外側のくぼんだと
ころです。親指で少し強めに20回くらい押します。
「孔最」は、尺沢から親指に向かい、指4本分下にあります。やはり親指で押しながら、ラクになるまで、揉んでみてください。
次回は、「冷え」に効果のあるツボをご紹介します。
構成・編集/U T U . h i m u k a イラスト/丸山裕子
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