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冬の終わりの飛騨高山の旅

吉田さらさ

吉田さらさ

寺と神社の旅研究家。

女性誌の編集者を経て、寺社専門の文筆業を始める。各種講座の講師、寺社旅の案内人なども務めている。著書に「京都仏像を巡る旅」、「お江戸寺町散歩」(いずれも集英社be文庫)、「奈良、寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)、「近江若狭の仏像」(JTBパブリッシング)など。

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こんにちは。寺社部長の吉田さらさです。

今回は冬の終わりの飛騨高山の旅にご案内いたします。

訪ねたのは3月初頭。飛騨地方は雪が多いことで知られますが、この時期、高山市内には、雪はもうそれほど残っておらず、寒さもさほどではなかったので、楽しく街歩きができました。

吉田_高山1

古い町並み、朝市、伝統工芸、多彩な食文化、そして寺町。

高山には奥深い魅力がいっぱい。しかも主な見どころが徒歩圏内にまとまっていて、一日歩いていても飽きません。

 

近年は、海外でもその魅力が広く知られるようになり、多くの外国人観光客が訪れるようになりました。彼らが作り出すインターナショナルな雰囲気も、高山の新しい魅力になりつつあります。

吉田_高山2

飛騨は山深いところで、中央からは遠く離れています。にもかかわらず、なぜ高山はこれほどの文化都市になったのか。それは、戦国時代以降に国主となった金森氏六代、107年の治世によるところが大きいようです。城を建て、碁盤の目のように道路を整えて城下町を整え、寺社も多数建てました。文化と産業の振興にも力を尽くし、のちに飛騨高山が「小京都」と呼ばれるようになる基盤を作ったのです。

吉田_高山3

まずは、一番人気の「古い町並み」を歩いてみましょう。

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駅から10分ほど歩くと宮川という川が流れており、その向こうの三本の道が古い町並みと呼ばれています。

吉田_高山5

広範囲に渡って伝統的な建物が並び、お店もたくさんあって実に楽しいです。

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ところどころに、昭和レトロを感じさせる建物もあります。こちらは懐かしい昭和の品物を集め、町並みを再現した博物館になっています。

 

高山昭和館のホームページ

http://takayama-showakan.com/

 

さらに坂道を登っていくと…。次のページに続きます。

吉田_高山7

さらに少し坂道を登って行くと、堂々たる寺が建ち並ぶ東山寺院群があります。藩主の金森長近が城下町を作った際、あちこちにあった寺院を、この小高い丘の上に移築したのが始まりとされます。

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普段、お堂の扉は閉じられており、仏像を拝めるわけではありませんが、建物や景色を眺めるだけでも十分楽しめます。

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東山寺院群とは違いますが、駅の近くの飛騨国分寺もお勧めです。

天平時代、聖武天皇は、全国に国分寺、国分尼寺を建てました。こちらはそのひとつなので、数ある高山の寺院の中でも古い歴史を誇ります。境内には飛騨地方唯一の三重塔(江戸時代に再建されたもの)もあります。

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門前の庚申堂付近には、高山の伝統的なキャラである「さるぼぼ」がたくさんぶら下がっています。「ぼぼ」とは赤ちゃんのことを意味するので、さるぼぼは猿の赤ちゃん。皆が、満願成就の願いを込めて奉納するようです。

 

飛騨国分寺のホームページはこちらです。

http://hidakokubunji.jp/

 

 

次のページで、美味しいお店をご紹介します。

飛騨高山には飛騨牛をはじめとする美味しいものも多く、おすすめのお店がたくさんあります。

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今回は、江戸時代から続く料亭「角正」さんに行ってみました。

一人旅でしかもいちげんさんだと、そんな格式の高いお店での食事は難しいと思う方もいるでしょうが、心配ご無用。わたしはこれまでも、全国各地の古い町で歴史的な料亭を訪ね、一人で食事をしています。まずは電話で、「一人でも大丈夫ですか?」と聞いてみると、たいていのところで快く受け入れてくださいます。夜よりも昼の方がお値段的にもリーズナブルだし、お庭やお部屋のしつらえなどもよく見えておすすめです。

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角正さんは、江戸時代から料理屋として営業されており、建物も庭も200年以上前のものとのこと。小京都と呼ばれるような地方都市には、このように、建物を拝見するだけでも価値がある料亭がよくありますね。

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一般的な懐石料理もなさっているようですが、こちらは精進料理がメインです。と言っても、これまでわたしがあちこちのお寺でいただいてきた精進料理とはずいぶん趣きが異なります。お茶事や食通の集まりのために出される、より洗練された精進料理という感じでしょうか。

 

今回は、お昼限定で出されている精進料理の点心をお願いしました。お値段は、こうしたお店の中ではお手頃ですが、品数も多く、女性のお昼ごはんならこれで十分だと思います。

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まずは、お抹茶とお菓子(麦こがし)をいただきます。

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先付けは柚餅子と黒豆です。

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珍しいのは、この生盛膾(いけもりなます)というお料理です。真ん中のペースト状のものは練った豆腐で、お皿の上のさまざまな具材を、自分で混ぜていただきます。これはもともとこの角正さんで考案されたものでしたが、その後ほかの店でも出すようになり、高山の名物料理のようになったとのことです。

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お蕎麦も絶妙の量で、美味しくいただけます。

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お店の方は、1人のわたしを気遣ってか、お料理を運んで来るたびに、あれこれ説明をしてくださり、とても気持ちよく食事ができました。次は何人かのグループで夜に来て、もっといろいろなお料理を味わってみたいですね。

 

角正さんのホームページはこちらです。

http://www.kakusyo.com/index2.html

 

飛騨高山の観光情報はこちらです。

http://www.hidatakayama.or.jp/

 

 

吉田さらさ公式サイト

http://home.c01.itscom.net/sarasa/

個人Facebook

https://www.facebook.com/yoshidasarasa

イベントのお知らせページ

https://www.facebook.com/yoshidasarasa2

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