染織の基礎から学べる「川島テキスタイルスクール」

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アナウンサー、テレビ番組プロデューサーなどを経て、集英社「エクラ」などのライターに。
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昔から興味を抱いていたものの、学ぶ機会がなかったもの…自分のための時間が作れるようになった今、そろそろ本気で取り組んでみませんか。

京都は、染色や織りの本場。日本を代表するファブリックメーカーとして知られる「川島織物セルコン」が運営する、染織を基礎から学べる「川島テキスタイルスクール」があると聞き、見学に出掛けました。

 

京都の「出町柳駅」から叡山電車で約20分の「市原駅」に、そのスクールはあります。山間に位置する市原は、鞍馬や貴船にも近い自然豊かな土地。ここに「川島織物セルコン」の本社および工場が、町中から移転したのは昭和39年、東京オリンピックの年です。清らかな水に恵まれた市原は、染色や織りをするのに適した条件を備え、以降、ここでさまざまな優れた美術織物やインテリアファブリックが製作されているのです。

 

きものの帯やインテリアファブリックを主力に、全国の劇場などの緞帳をはじめ、お祭りの懸装品などの高度な技術を要する美術織物を得意とする「川島織物セルコン」。より多くの人に染織の魅力を伝えることを目指し設立されたのが、「川島テキスタイルスクール」です。

広大な敷地の一角にある校舎には、染め、織りの技術を学ぶための機をはじめ、あらゆるものが揃っています。「あの~全く染めや織りをやったことがないんですが…」と、興味だけはある私。「大丈夫ですよ。すべて基礎から学べるプログラムが用意されていますから」と,スクールのディレクターである山本梢恵さん。「まずは、『織物がわかる5日間』か、10日間の『はじめての織り』に参加することをおすすめします」とアドバイスをいただきました。

例えば「織物がわかる5日間」〈受講料5万円税別〉では、織りの用具の使い方、サンプル織りの実習、糸量計算やドラフト図の話、そしてテーブルマットを織りあげるという内容。毎日9時から17時の授業を5日間、定員は8名ですので、しっかり学べ、確かな知識と技が身に着くプログラムです。

ここのスクールの素晴らしさは、その優れた講師陣と共に、施設の充実ぶり。さまざまな織りの技術に対応する機(はた)をはじめ、糸をつむぐ用具、糸を染める技術の実習室など、その種類の多さと規模に驚きます。それらを使い、講師から丁寧に教えていただける時間は、他では味わえないもの。

 

ともかく織物を体験したいという、全くの初心者でも参加できるのは、3日間の「枠機綴織(わくはたつづれおり) 小さなタペストリー」(受講料2万5千円税別)と4日間の「ノッティングでラグづくり」(3万円税別)というワークショップ。そこでもデザインや糸の準備、それぞれの技術を学び、自宅でもできるまでの技術が身につくそう。

 

次ページに続きます。

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第56回
染織の基礎から学べる「川島テキスタイルスクール」

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