ウィーン一人旅 :後編 郊外観光と音楽鑑賞のコツ

さて、昼間はいろいろなところにお出かけし、夜はオペラかコンサート。

しかしながら、オペラは、「気が向いたらふらりと出かける」というわけにはいきません。ウィーン国立歌劇場の公演は、近年では早々と完売になる日が多いようなので、やはり、日本にいるうちにチケットを入手しておく方がいいです。方法は2つ。業者に依頼するか、ネットで自分で予約するか。前者の場合は、言葉の心配もなく入手できますが、手数料が必要。ネット予約は慣れればそう難しくないので、はじめての方も、ぜひチャレンジしてみてください。

まずは、ウィーン国立歌劇場の公式サイトを開いて、公演カレンダーを調べます。自分が行く予定の日にどんな演目の公演があるのか、出演する歌手、指揮者の名前などをチェック。わたしは今回、「サムソンとデリラ」、「椿姫」、「リゴレット」の三つの演目のチケットを入手。いずれも大スターが出演するためか、当日行ってみると、立ち見を含めてすべて満席でした。

 

チケットは、二か月前から発売になりますが、発売前から予約(リクエスト)も入れられます。歌劇場の公式サイトからチケットを購入する場合も、最終的にはCulturallという別のサイトから購入することになりますが、ここでは手数料は必要ありません。日本語の説明もありますが、かなりわかりにくいので、英語の説明も併せて読むことをお勧めします。

行く日が決まったら予約を入れ、クレジットカード情報を打ち込みます。何日かすると、「チケットが確保できたので、カードで決済をしました」というメールが届きます。それに引き換え用の書類が添付されているので、プリントアウトしておきます。ウイーンで歌劇場近くのボックスオフィスに持っていき、チケットと引き換えます。公演の三週間前なら、チケットそのものをプリントアウトすることも可能です。なお、リクエストしても、人気が高い公演だとチケットが確保できない場合もあります。ちなみに、世界中で大人気のテノール、ヨナス・カウフマン出演の日は、発売日よりはるか以前に予約で満席になっていました。

 

予約の際に、希望する座席の値段とエリアを指定しておくことも大切です。あくまで好みと予算次第ですが、わたしは平土間よりも上のボックス席の方が見やすいと感じました。ただし、ボックス席の場合、お勧めできるのは1列目だけです。2列目、3列目になってしまうと、舞台がよく見えません。

Culturallでは、国立歌劇場だけでなく、オペレッタ劇場のフォルクス・オーパ、ミュージカル、各種演劇など、さまざまなチケットを予約できます。人気の高い王宮礼拝堂のミサ(ウィーン少年合唱団が歌う)のチケットも買えます。ミサは毎週日曜日の午前中に行われます。コンサートではなく宗教的な儀式なので、座席数は多くありません。また、合唱団は祭壇に向かって後方の最上階にいますので、上階前方のボックス席最前列でないと、歌っている姿は見えません。しかし、最後に祭壇前のステージのようなところに降りてきて歌ってくれるので、その時だけは多くの席から見ることができます。

 

ウィーン国立歌劇場と並ぶクラシック音楽好きの聖地は、楽友協会の黄金のホール。ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでおなじみですね。そちらのチケットはたいへん高額でなかなか入手できませんが、通常のコンサートのチケットなら、楽友協会の公式サイトで簡単に買えます。こちらはカレンダーで公演をチェックし、席を選んでクレジット決済し、チケットをプリントアウトして持って行くだけです。わたしは今回の旅では、超絶技巧とセクシードレスで有名なピアニスト、ユジャ・ワンのリサイタルに行きました。熱気に満ちた演奏で、ブラボーの嵐でした。

そこまでクラシック音楽には詳しくないが、ちょっとだけ聴いてみたいという場合には、観光客向けの気軽なコンサートがお勧めです。演奏のレベルは、正直なところ、それほど高いとは言えませんが、モーツアルトなどのよく知っている曲を聴かせてくれるし、教会や王宮、お城などの歴史的な場所で行われるので、雰囲気もよいです。チケットの販売所はあちこちにありますし、観光地でよく見かけるモーツアルト風の扮装をしたお兄さんから購入することもできます。歌劇場近辺を歩いていると、今日のオペラのチケットがあるけどどうですか?と言われることも。これは本物ではあってもあまりよい座席ではないことが多いと思うので、見せてもらって、日にちや値段をよく確認の上、購入するかどうかを決めてください。

 

以上、わたしなりのウィーンの楽しみ方情報を、2回に渡ってお届けしました。ウィーンは女性の一人旅に優しい街なので、それぞれのお好みにしたがって、街歩きと芸術鑑賞をお楽しみください。

 

 

吉田さらさ

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第79回
ウィーン一人旅 :後編 郊外観光と音楽鑑賞のコツ

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