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雅な唐紙づくり。出来上がりの嬉しさ ―「京からかみの体験施設とショップ 唐丸」―

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「京都観光おもてなし大使」&旅ライター
アナウンサー、テレビ番組プロデューサーなどを経て、集英社「エクラ」などのライターに。
2011年より京都に在住。
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最近の京都の旅は、名所の観光だけでなく、京の伝統工芸などの工房見学や伝統の技の体験が人気です。今回、京の数寄屋造りや茶室などの室内を雅さと品格で飾る襖紙や壁紙の「唐紙」を作る工房「唐丸」を訪れました。

 

唐紙は、その名が示すように、唐の時代、中国から伝えられた細工紙。「牡丹唐草」「青海波」など吉祥文様などを版木に彫り、そこに雲母や胡粉、顔料、布海苔などを調合した絵具を置き、上質の鳥の子紙などをのせ、掌で撫でて、摺り上げて作ります。平安時代は、文字を書く詠草料紙として風雅を好む都人に愛され、鎌倉、室町時代頃から、屏風や襖紙、壁紙という室内装飾に用いられるようになりました。

室内に射し込む陽光や燭台の灯により、雲母の輝きを放つ唐紙は、なんとも雅で品格ある雰囲気を醸し出し、日本の伝統建築には欠かせない室内装飾のひとつです。

 

江戸時代には、京都に13軒の唐紙師の工房があったといわれますが、幕末の戦乱により、版木を焼失、明治以降は5軒に…。そして現在、京都には2軒しか残っていないそう。

 

京の町中、高辻通にある「丸二」は、明治期に表具師として創業。昭和になり和風内装材料卸業・唐紙製造に事業転換、失われつつある伝統の技、唐紙の復興をめざし2017年に「唐丸」という専門店を開業します。

生活様式の変化により和室が減少する現在、その雅で奥ゆかしい品格を漂わす唐紙は、上質の和の趣を演出する室内装飾として、ホテルや旅館をはじめ、さまざまな場所で用いられています。

 

 

「丸二」では、開業以来、古い貴重な版木を受け継ぎ、それらを大切にしながら、現在も多くの唐紙を作っています。

 

そして「多くの人に、日本の伝統工芸である唐紙をより身近に感じて、その魅力を知って欲しい」との思いから生まれたのが、唐紙の製作を気軽に体験できる、「丸二」が運営する「京からかみ体験施設とショップ 唐丸」です。

四条通から高倉通を南に進み高辻通にあるショップに向かいます。唐紙を使った文具や装飾品などが並ぶショップで、体験コースの受付を済ませ、2階の工房へ。ここで職人さんに教わりながら100年以上前に彫られた版木を使い、伝統の技で唐紙を摺り上げる「からかみ小判摺り体験コース」に参加することに。所要時間1時間。3枚の唐紙が製作できるコースです。

 

次ページに続きます。

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第72回
雅な唐紙づくり。出来上がりの嬉しさ ―「京からかみの体験施設とショップ 唐丸」―


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