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多くのファンをもつパティシエールの、大人気「りんごのタルト」や焼き菓子 「焼き菓子工房 コレット」

小原誉子

小原誉子

「京都観光おもてなし大使」&旅ライター
アナウンサー、テレビ番組プロデューサーなどを経て、集英社「エクラ」などのライターに。
2011年より京都に在住。
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西陣の寺之内通に面したマンションの1階にある「焼き菓子工房 コレット」は、京都で根強いファンをもつお店です。パティシエールの三井素子さんは、以前から、美味しいものに強い関心を抱かれ、フランスへ料理修業に。今から10年ほど前に、「北野天満宮」のある白梅町に店を構えます。その後、下鴨に移転し、育った町西陣へは、昨年、新たに店をオープンさせました。

三井さんの作る焼き菓子は、本場フランスの焼き菓子をベースに、より日本人に親しみやすい味わいになっています。使う材料は、三井さんの厳しいお眼鏡にかなった、オーガニックの砂糖きびや薄力粉など安心して味わえるものばかり。

常に良質の食材にアンテナを張って、積極的に取り入れて、ほかにはない美味しさが生まれています。

 

秋の楽しみは、りんご、イチジクなど旬のフルーツがたっぷり使われたタルトなど。素材の風味を活かした豊かな味わいが口に広がり、幸福感を誘います。なんど食べても、恋しくなる美味しさです。

 

店の営業は、金曜から月曜の週末のみ。ほかの時間は、クッキーやパウンドケーキなどの製作や、新たな味づくりの研究などに費やされるそう。週末は、店には丁寧に煎れたコーヒーと共に焼き菓子が味わえるイートインスペースも利用でき、その場で、美味しい品々を味わえるのは、なんともうれしいこと。

 

特に、土曜・日曜だけ味わえるキッシュは絶品。その時々の旬の野菜が入ったキッシュは、特製のベーコンの塩味との調和が素晴らしく、店で食べる時間がないときは、持ち帰りをする私のお気に入りの品。

夕方には、売り切れになる品が多く、閉店時間が早まることもたびたび。あると「今日は、ラッキー」と思わずニッコリ。

 

どの品もひとつでも購入可能で、小さな紙袋にタルトやキッシュを入れてもらいます。

 

京都の観光名所「北野天満宮」をはじめ、「千本釈迦堂」「千本ゑんま堂」の参拝や西陣の手織り技術が学べる「織成館」など見学の折に、ぜひ立ち寄ってはいかがでしょ。美しい秋と美味しい秋が満喫できる京都旅へ。

 

 

焼き菓子工房 コレット

京都市上京区新猪熊東町350 グランドムール西陣1階 ☎075‐406‐1248

営業日:金~月曜(イートインは原則土・日曜のみ)

営業時間 11:00~18:00(売切れ次第閉店)

https://twitter.com/colettekyoto

 

 

小原誉子ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」

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