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オリンピック招致レセプションでふるまわれた日本酒「福小町」の木村酒造さんはこちらです

けいとりん

けいとりん

秋田県在住。映画と猫とスキンケアが大好き。学生の頃に部活で頑張っていた水泳をまた始め、自己管理の一環としながら、ゆったりと続けています。何年か前から始めたボイストレーニングの先生に伴奏をお願いし、たまにボーカルとして音楽活動も。20年来のパートナーが経営する、地元密着型居酒屋で働き、お休みにはお1人様、または友人とのおでかけを楽しんでいます。県内と、お隣の岩手県(知り合いが多数在住)など、私の秋田・東北ご近所旅をお楽しみいただけたら、と思います。

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創業 元和元年(1615年)、400年以上の歴史ある酒蔵、秋田県内で最も古い蔵のひとつである湯沢市(ゆざわし)の木村酒造さんへ、酒蔵見学に行ってきました。

湯沢の街並み、木村酒造さんは通りの建物に溶け込むように佇んでます。

 

「こんにちは」と声をかけると、従業員さんがいらして、気さくな雰囲気で対応してくださり、実は緊張して足を踏み入れた私は、一気に気分が和らぎました。
見学では、社長の米山さんからご案内・ご説明をいただきました。
丁寧に対応してくださり、穏やかな雰囲気に柔らかい話し方で、安心感があります。

木村酒造さんといえば大吟醸「福小町」、2012年 IWC 2012 in London SAKE部門「チャンピオン・サケ」を受賞した、秋田が誇る日本酒です。2013年にスイス・ローザンヌで催された、オリンピック招致を目指すレセプションでも、木村酒造さんの福小町がふるまわれた、そんなすごい酒蔵なのです。

※チャンピオン・サケのトロフィー・賞状の横に、「ひつじのショーン」がいるのは、現在の木村酒造は東北新社のグループ会社となっているから。東北新社配給の映画ポストカードも飾ってあり、映画好きな私はしっかり何枚かいただいてきました。

 

木村酒造のはじまりは、豊臣秀頼公の家臣、大阪夏の陣で散った木村長門守重成(きむらながとのかみしげなり)。その一門が秋田へ落ち延びて、雄勝郡院内(おがちぐんいんない)、現在の湯沢市西部にある地へと隠れ住み、どぶろく作りをしたのが始まり、と言われているそうです。

 

3代目の角右衛門という方が、酒造りに心血を注ぎ、木村酒造を揺るぎない堅固なものにしたのでしょう、その名は今も消えることなく浸透しているようで、横手・湯沢では木村酒造さんを、角右衛門と言われる方が多いです。

 

 

この日、雪も降っていないし気温もそれほど低くありませんでしたが、酒蔵の中はひんやりとした空気なので、ダウンコートに着替えて見学へ。

 

最初に通していただいたのが、昔は米を蒸していた釜場。
毎年10月後半になると、蔵人さんたちの掃除から始まり、そして本格的なお酒造り開始はお米を蒸すことから。お酒を造る杜氏(とうじ)さんは、皆さん湯沢、雄勝(おがち)の酒米農家さんだそうです。酒米を蒸す香りが漂ってくると、「あぁ今年も酒造りが始まったな」と感じるそうで、それは今も昔も変わらない、五感の嗅覚で感じとる、季節の印象・感覚なのでしょうね。

釜を炊いていた跡も綺麗に残っており、まわりには日本酒が10升入る斗瓶(とびん)がならんでいます。熱や湯気がこもらないように逃がしてやる天窓も昔のまま。

江戸の時代に建てられた蔵に刻まれた、隅立て四つ目(すみたてよつめ)の家紋。丸で囲われていないものはあまり見ないものです。

 

奥へ進むと昔の酒造りの工程がわかる、ミニチュアが。

最終工程の酒搾りに使う丸太、跳木(はねき)というのですが、実際に使われていた長~い丸太が飾られていました。長年の仕事が刻み込まれた縄の跡も、くっきりと残っていて感慨深い。

さらに奥へ行くと仕込み蔵があり、発酵のための大・小、サイズの違う仕込みタンクが並んでいます。中へはもちろん入れませんので、入り口から写真を。

両サイド5本ずつの大きいタンクは総白米 1.7t仕込みで、17度の原酒換算で1升瓶約 2,000本とれるそうです。

 

発酵が終わると搾り機で生原酒と酒粕に分けられ、ろ過され瓶詰め・火入れ・熟成という工程を経て、出荷され、店頭に並びます。

 

搾られた原酒は、最初に出てくるのが「あらばしり」、中ほどに出てくるのが「なかどり」、そのあとは「せめきり」と呼ばれ、「なかどり」が1番おいしいバランスなのだとか。原酒と聞くと、きつい口あたりなのかなと思いましたが、香りよく滑らかで飲みくちがとても良いそうです。それゆえ、ついクイッと……で、気づくとフワフワと酔っぱらってしまうという…やはり17度~18度ある原酒ですからね。

 

福小町という銘柄は、昔々は「男山」という名だったそうです。
明治天皇が御巡幸で現在の湯沢市を訪れた際、天皇の侍従者が木村酒造に宿をとられました。そのとき、男山の甘くやさしい口ざわりや香りに女性的な印象を受けられたことなどから、後に「福娘」という銘になったそうです。

その後、湯沢といえば小野小町生誕の地として有名であるゆえに、娘から小町にかわり、昭和になってから何年かのち、「福小町」の酒名が誕生しました。

 

 

先に書いた「チャンピオン・サケ」受賞も素晴らしいことであり、さらに!! 昨年の平成30年東北清酒鑑評会では、吟醸酒の部で最優秀賞に輝きました。最優秀賞は県内では初の快挙です。純米酒の部でも優等賞を受賞。福小町の名は日本国内ばかりでなく、これからさらにグローバルに知れわたっていくことと思います。

帰りに米山社長オススメの、特別純米酒・福小町を家へのお土産に購入し、嬉しい家紋入りの徳利をいただいてきました。

 

お酒は飲めない私ですが、福小町のラベルがとても好きです。メタリックな青や赤、派手な色味なのに、バッ!と派手には感じられない、品のいい可愛らしさがあると思います。丸めのデザイン文字も日本酒のラベルでは唯一無二ではないでしょうか。素敵ですね。

 

最後に米山社長と一緒に記念撮影。

今回記事に書いた他にもたくさんお話しを聞かせていただき、キング・オブ・酒米である山田錦や、開発されてから15年ほどになる酒米・秋田酒こまちのこと、50%、60%などの米の削り・磨きの度合いのこと、それにより醸造酒、純米酒、吟醸・大吟醸となるなど、まだまだたくさん、書ききれないのが残念ですが、酒蔵の、酒造りの知らない世界を垣間見られ、長く深い歴史も知り、帰宅してからも杜氏について調べてみたり、充実の1日でした。

 

木村酒造さんの見学は、 電話かメールでお問い合わせください。
営業時間:9:00~ 最終入場16:00
定休日:日・祝(3営業日前までのご予約で対応可)
1/1~1/3、8/13~8/15はお休みとなります。

 

さて、私事ではありますが、やっと杖無しで出歩けるようになりました。
機嫌良く、福小町と角右衛門のシールと一緒に写真も撮ったりしてます。

50代前半では驚異の骨密度 99%の私、骨が丈夫なおかげで人工股関節となった左股関節の回復は早いようです。

おでかけ女史組同期のhijiriさんの連載「50代。乳がんサバイバーになりました。」の、入院前・手術前の忙しさ、限度額適用認定証や、医療用着圧ソックスのことなど、「そうそう!そうなのよねー。」と独り言と共に、そして初めて知ることも、全てを興味深く読んでいます。

 

自分の今回の入院をキッカケに、この世代になったら様々な疾患、入院の経験談などは知識として頭に入れておきたいなと思うようになりました。何事も、早め早めの対応ができるように、知識は大事ですね。

 

MyAge、OurAgeで得られる情報もとても貴重なもの!股関節まわりの筋力強化トレーニング、リハビリと共に参考にして、右側の股関節を長持ちさせるべく、知識を豊富にして筋トレしていきたいと思ってます。

 

㈱木村酒造

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