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私も「フラワーロス」について、一人でも多くの人に知ってもらいたい

Moca(OG)

Moca(OG)

神奈川県在住。介護福祉士、ケアマネ 、メイク、美容師資格を持つフォトグラファー。おでかけ女史組がきっかけで、フェイシャルトリートメントからメイク、撮影までをトータルで行う(株)Social beauty photoを設立し、シニア女性をキラキラ輝かせるために活動中。素敵なお店、美容のほか、気になるシニアの情報なども発信していきます。

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お花の綺麗な季節ですね!
去年もこの時期に、バルコニーをお花でいっぱいにして明るい気分になったことを思い出します。お花って見ているだけで、優しい幸せな気持ちになれる素敵なものですよね。

 

先日、仕事の途中に目に止まり思わず立ち止まって写真を撮ってしまった素敵な場所がありました。マネキンが全員、お花を着ているのです。

 

道行く女性が、みんな足を止めて写真を撮ったり、どうなっているのだろうと興味深げに見ていました。

 

美しいディスプレイを眺めているだけで春を感じ、幸せな気分になるのですが、このイベントの趣旨を知って、今まで気づいていなかった深刻な問題を知ることができました。

 

それは
「フラワーロス」

以前、食品ロスについては書かせていただいたことはあるのですがお花も生き物なので食品同様に、ロスの問題は深刻なようです。

 

2020年から続く新型コロナウィルス感染拡大の影響で、結婚式や卒業式、入学式などのお花を飾るイベントが中止になったり、飲食店の自粛等でお花を飾る機会が減り、大量のお花が処分されているという事実を知りました。

 

お野菜や果物同様にお花だって、生産者の方が心を込めて育ててくれて店頭に並ぶもの。それが誰の目にも触れないまま処分されてしまうなんて本当に心が痛みます。

 

そんな廃棄処分になってしまうお花を無くしたいと、元テレビ朝日アナウンサーでフラワーアーティストである前田有紀さんがプロデュースしているguiというフラワーデザインチームが「花とあなたが出会う場所」をコンセプトに様々な活動をされています。

 

売れ残り廃棄される予定の花を使用して空間演出やフラワードレスを展示。
「フラワーロスについて一人でも多くの人に知ってもらいたい」
「日々の暮らしの中で花を飾る人の輪を広げていきたい」
と、活動させているそうです。

 

このフラワードレスが展示してあったのは、東京青山通り沿いにある(株)ワールド北青山ビルの1階エントランス(イベントは終了しています)。

 

実は、アパレル業界でも大量の服や生地が誰の袖も通さないまま処分されているという事実があります。その本来は処分されてしまうお花と、服地をコラボさせ花のドレスを作ったそうです。

スターチス、かすみ草、フランネルフラワー、ライラック、レースフラワー。
5体のドレスにはそれぞれ花の名前が付けられていました。
「新たな気持ちで春を迎える全ての人に自分らしく春の一歩を踏み出して欲しい」
という願いが込められているそうです。

 

ショーウィンドウの前で足を止める人々のの明るい表情を見ていると、その想いが伝わっているのだと感じました。


開催期間中に枯れてしまって汚くなってしまわないように、お花も自然にドライフラワーになるような種類を考えてコーディネートしているとのことでした。

毎日少しずつ変化していく花の色も、本物のお花を使用しているからこそのARTです。

 

中でもブルーグリーンのスプリングコートがとても素敵だったので販売をしているものなのか伺うと、作品は全てフラワードレスを作るためにguiチームと考えて作ったもので販売はしていないとのことでした(残念)。

生地が柔らかく女性らしいフォルムで素敵だったのですが、実は、通常コートには使用しない生地で、ワールドの担当者は「本当にコートが出来るのか」と悩んだそう。異業種とコラボしたから新しいものを生み出すことが出来たのですね。とお話しされていました。

 

食品もお花も衣類も、世の中には他にも知らない場所で処分されているものがたくさんあるのだと思います。

自分の出来ることからロスを減らす生活をしてみようと思うMocaでした。

gui

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