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おうちで楽しむ、京の味と物 ㊵思いを綴る、人生に寄り添う“美しいノート” 「lleno(リエノ)」

小原誉子

小原誉子

「京都観光おもてなし大使」&旅ライター
アナウンサー、テレビ番組プロデューサーなどを経て、集英社「エクラ」などのライターに。
2011年より京都に在住。
京都など、日本の文化・観光情報を伝える
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おうちで楽しむ、京の味と物          

 

京都も緊急事態宣言が続いており、感染再拡大も懸念されていますね。おうちにいながら京都気分に浸れる、『おうちで楽しむ 京の味と物』をご紹介しています。インターネットや電話などで、全国どこからでも注文できます。

 

 

第40回

思いを綴る、人生に寄り添う“美しいノートlleno(リエノ)

 

なんて個性的でおしゃれなノートなんだろう…。

今出川通から烏丸通を北に向かって自転車を走らせていた時、ふとペダルを止めたのが、これらの素敵なノートが並ぶ「lleno(リエノ)」というノートの専門店です。

店の外から目にしたノートたちに誘われるように店内に進み、そこに並ぶノートを手にします。厚手のハードカバーの表紙には、ヨーロッパの古典的な模様、60年代のファッション雑誌のような写真、モダンアートのようなイラストなど、さまざまなデザインが施されています。普段使うノートとは異なる、1冊1冊丁寧に手製本されたずっしりとした重さが手に伝わる感じが、なんとも特別感あふれるノートです。

 

 

ここ「lleno(リエノ)」は、オーナーであり、デザイナー、そして編集者でもある神田樹希(かんだ たつき)さんが始めた日本でも数少ないノート専門店です。

そのお店、創業のお話を伺うと…。

 

26歳でデザイン事務所を始め、さまざまな仕事に携わる多忙な日々を過ごしていた32歳の時、悪性リンパ腫を患い、それから13年間の闘病生活の中、7回も手術を受けた神田さん。

 

一緒に暮らすことが少なかった父はその病気の告知の場面にも現れませんでした。

疎遠だったのでそんなものだろうな、と思いました。その父が僕の入院中に突然、脳内出血で亡くなりました。その後に遺品整理をしているときに父のノートの中に「樹希、入院」「点滴始まる」という文字を見つけました。

感情も書かれていない淡々とした記録のような言葉でしたが、父の気持ちは十分に伝わってきました。父は僕のことを気にかけてくれていた、愛されていたのだと気付づくとができました。

 

あのノートがなければ今も父はいないものと思って生きていたと思います。

書いて残すことの大切さ、手書きの文字の温かさを感じました。

 

 

店内に並ぶノートは、いずれも美しい特別感あふれるもの。

「普通のノートに書くより緊張しそうですね~」というと、「そうかもしれませんね。でも自分の思いを“書く”というのは、“覚悟”の“かく”に通じることだと思うんです。自分と向き合い、自分の内なる声に耳を傾け、それを綴ることで心が整っていきます。だから自分だけの特別のノートがいいんですよ」と神田さん。

 

確かに普通のノートより、断然、特別感があるノートの方がやる気も出そうな気がします。

 

「う~でも、この頃、文字を書いてない気がする…」と思わず…。

今や、家族や友人、そして仕事関係でもコミュニケーション手段は、もっぱらスマホやパソコンで、文字はキーボードで打ち込むことばかり。漢字も忘れ、文字も下手になる一方。文章らしい文章を書いていないと感じる人も多いはず。

 

さらに少し時間が経てば、データを軽くするために、次々に消去し、過去の思いは一瞬のうちに存在すらないものに。

簡単に消去できる、その時の思い…それが必ずしもいいことばかりではないと、正直、最近思います。

 

「まぁ、無理に長い文章を書く必要はありません。好きなように思いを綴れば…ふと心に浮かんだことなどを、思いのままに…。毎日書く必要もありません」

と神田さんに励まされます。

 

神田さんご自身、25歳の創業時に夢を綴ったノートを読み返すと

「今なら笑ってしまうような内容ですが、お金も経験も人脈もなくても、自分の未来をまっすぐに信じていた25歳の僕に出会います。その若き日の僕が今の僕を励ましてくれるのです。今、何を恐ることがあるのだろうか」と。

 

 

ここでは、セミオーダーでも注文でき、結婚や出産、就職など、人生の節目の贈り物にも、ふさわしい品になります。

表紙の色、扉の紙、表紙もデザインや文字入れをはじめ、中紙の材質や罫線なども選べ、自分にとって使いやすいスタイルや思いを込めたノートが作れるのは、嬉しいこと。

 

 

長い間、忘れていた夢や思いを、過去に綴った文字が、今の自分に何らかの気づきを示してくれるかも…。そんな特別なノートを、自分を見つめる時間が多くなった今、作ってみてはいかがでしょ。

 

「本当は、実際お店にいらして、手にとって選んでいただければいいんですが…」とおっしゃる神田さん。

 

思い切り京都を楽しむ旅ができる日は、決して遠くありません。

でも、その前に…という方は、ぜひオンラインショップをご覧ください。

あなたを変える特別なノートに出会えるかもしれません。

 

 

 

「lleno(リエノ)」

京都市上京区相国寺門前町647

☎075-451-5403

営業時間 12:00~18:00

土・日曜のみ営業

ホームページ

 

 

小原誉子のブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」

http://blog.goo.ne.jp/mimoron

 


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