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雪景色を見ながらヒュッゲなひと時を過ごし、心も体も解けていく感覚に。

佐保姫(OG)

佐保姫(OG)

都内在住。きもの学院 講師。きものサロンを主宰し、現代空間にマッチするファッションとしてのキモノを提案しています。また、ニッポンブランドマイスターとして商品開発も。“日本のモノづくりを知ることは、今の暮らしを見つめ直し、未来に繋がる”がモットー。全国のよきモノ、食を求めて旅した嗅覚で、面白いモノ・コト、おでかけをご紹介します。

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慌ただしい日常から離れた場所、福井の地でウェルネスな旅。

1日目の様子はこちら。

 

 

 

2日目は、朝食の後は朝ヨガへ。

朝8時からのモーニングヨガからスタートしました。講師は乗京先生。

「からだ美調律」というヨガで、身体を緩めて整え、支える力を使えるようにするというメソッド。朝からほぐれました。

 

 

レトロな街並の三国湊へ向かいます。

 

◆三国湊(福井県坂井市三国町)

かつて北前船の交易で栄えた三国湊。

三国湊の海運と文学がテーマのミニ資料館「マチノクラ」へ。三国湊の歴史的、文化的説明をガイダンスムービーでわかりやすく知ることができます。

 

福井県坂井市、北前船の寄港地として繁栄した三国湊で有力問屋が軒を連ねた旧元新町は歴史ある建物が多く、興味深いです。

その中でひときわ目を引く洋風銀行建築が大正の近代化遺産「旧森田銀行本店」です。

 

中世以来続く三国の豪商・森田家がいち早く廻船業に見切りをつけ、明治27年に銀行業に転身をはかった森田銀行。

 

設計は横浜市開港記念会館も手掛けた山田七五郎氏で、建物内部に、漆喰を多用した豪華な造り。県内最古の鉄筋コンクリート造りは豪商・森田家の決断力を表しているようでもありました。

 

 

そして町の繁栄を今に伝える江戸時代の町家「旧岸名家」。岸名家は、江戸時代から明治にかけて材木商を営んでいた三国湊を代表する豪商の一つで、その家が今でも残っており、建物内を見学することができました。

 

主屋は、妻入屋根の正面に平入り下屋がつく「かぐら建て」と呼ばれる三国独特の建築様式だそうです。

 

土間から建物の奥へと続く細長い通路は、昔は大八車が材木を積んで行き来した通路で、昔は更に奥まで伸びていたそうです。家の裏にあった船着場まで続いていたとか。三国湊の繁栄を物語っています。

 

 

畳の間の奥の御手洗の前に、「水琴窟(すいきんくつ)」が。杓子で水をたらすと聞こえ、涼やかな音を楽しむことができます。水琴の残響に耳を傾け、わびさびの風情が味わえました。

創業約300年の『御菓子司 大和甘林堂』へお土産を買いに行きました。

 

宝暦の頃、地元特産の糯米、大豆と小豆に、三国湊に入荷する品々を加えて作られた鶯餅。漉し餡入りの餅にきなこをまぶしてありますが、餡は口あたりがなめらかで控えめな甘さが何とも美味。他には無いお味なのです。

 

添加物など一切使用されていないため賞味期限が短いですが、三国を訪れたら必ず立ち寄りたいお店です。

その歴史の名残を残す広小路に、明治初期の蔵をリノベーションしたマクロビカフェ「ことことkoto.koto.」があります。明治初期の蔵をリノベーションした建物には蔵で使われていた窓がそのまま残っていて風情があります。

 

酒粕のホットドリンクと合わせたシフォンケーキは小麦粉を使わずに米粉で生地を作り、小麦由来のケーキに引けを取らない食感や味わいに拘っていて、ほんのりと甘く食べ応えもありました。このシフォンケーキは開発中のものだそうで販売が楽しみです。

 

マクロビ発祥の地とも言われる福井で今度はゆっくり、大豆ミートの料理を食べに来たいです。

 

ランチで訪れたのは、坂井市丸岡町竹田地区にある『la clarté(ラ クラルテ)』。2021年には「ミシュランガイド北陸 2021 特別版」でビブグルマンを獲得した薪オーブンを使った料理が楽しめるレストランです。

 

◆ la clarté ラ クラルテ(福井県坂井市丸岡町)

石積みの壁とバタフライ型の屋根が目印です。

店内に入ると大きなオープンキッチンと薪オーブンが目を引きます。

 

la clarté(ラ クラルテ)では県産の薪木を使用した薪オーブンでの料理がメイン。メインの肉料理は勿論、スイーツまで薪火を使って焼き上げる福井では唯一無二の一店。

 

お料理は、la clartéの名物料理、自家製ソーセージや自家製生ハムのプラトーのケヤキプレート。

そして、

・薪火焼きクロワッサン

・カリフラワーのポタージュ

・牛ベーコンのアマトリチャーナ

・十勝産牛ヒレの薪オーブン焼き

・オリーブオイルのガトーショコラ

・ハーブティー

雪景色を見ながら、薪火に癒されつつ頂く、薪オーブン料理。心も体も解けていく感覚……ヒュッゲなひと時を過ごすことができました。

オーナーシェフひかりさんの、太陽のようにキラキラした笑顔が印象的でした。

 

お腹と心を満たした後は、「森林浴×エステ」の『モアの森 slow』へ。

 

◆ モアの森 slow,(福井県坂井市丸岡町)

竹田川と豊かな森に囲まれた、モアの森。

森林浴、ガーデン、「森林浴×エステ」のサロン「モアの森 slow,」で足浴とマッサージで体をほぐします。森の力を借りて、五感を解き放ち、心身が解きほぐされていく感覚……。体が本来の状態に近づいているのかも。

 

 

森の中で過ごす、時を忘れるひととき。

軽やかで清々しい気持ちを持ち続けることが明日への活力へつながるのだなぁと感じました。

 

 

福井でウェルネスを体感し、自分の本来の姿に気付いて自分を解き放つことができたように思います。

 

 

DMOさかい観光局

あわら市観光協会

 

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