お寺と仏具と伝統産業の街、 高岡を歩く (後編 )お寺と大仏様と古い街並み

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寺と神社の旅研究家。

女性誌の編集者を経て、寺社専門の文筆業を始める。各種講座の講師、寺社旅の案内人なども務めている。著書に「京都仏像を巡る旅」、「お江戸寺町散歩」(いずれも集英社be文庫)、「奈良、寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)、「近江若狭の仏像」(JTBパブリッシング)など。

お寺と仏具と伝統産業の街、

高岡を歩く(後編)

お寺と大仏様と古い街並み

 

 

加賀藩によって開かれ、商人と職人の街となった高岡には、たくさんの美しいお寺があります。今回は、その中のひとつ、瑞龍寺(ずいりゅうじ)を訪ねました。

吉田_高岡_後_1

 

こちらは加賀藩二代藩主の前田利長公の菩提を弔うため三代藩主利常公によって建立された寺です。前田利長公は、1609年に荒野に城を築き、近郊より民を集め城下町を造った高岡の偉人。その菩提寺である瑞龍寺は、高岡市民の心の拠り所でもあります。

 

吉田_高岡_後_2

 

瑞龍寺は禅宗の一派である曹洞宗の寺で、中国からもたらされた禅宗様式の伽藍配置が特徴です。七堂伽藍(しちどうがらん)と言って、境内に、山門、仏殿、法堂など重要な七つの建物が整然と並んでいるのが一番の見どころ。総門の脇に寺全体の空撮写真と、七堂伽藍を人間の体に例えた興味深い図がありますので、お寺に入る前によく見て予習するとよいですね。

 

瑞龍寺のホームページ

http://www.zuiryuji.jp/

 

 

もうひとつ、ぜひ訪ねておきたいのは高岡大仏。これは、高岡銅器の技術を使い、1907年から26年の歳月をかけて完成したものです。始まりは800年前、当時は木造仏でしたが、その後何度も荒廃や焼失といった危機に見舞われ、再建を繰り返して、現在のような形になったのです。

 

吉田_高岡_後_3

 

「鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼(しゃかむにぶつ)は美男におはす夏木立かな」

与謝野晶子さんの有名な歌です。晶子さんは、その後、高岡に来てこの大仏様と出会い「こちらの方が一段と美男だ」とおっしゃったとか。しかし、美男かどうかはそれぞれの基準によりますから、ぜひ、ご自分の目で確かめてみましょう。

 

高岡大仏のホームページ

http://www.takaokadaibutsu.xyz/

 

次のページでは「金屋町」をご紹介します。

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第33回
お寺と仏具と伝統産業の街、 高岡を歩く (後編 )お寺と大仏様と古い街並み

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