京都の美意識を感じる鯖ずし「八瀬 はなだ」

広い座敷が連なる店内…ご高齢の方のためにテーブル席も用意され、各部屋は個室のようにゆったりと過ごせるようになっています。それぞれの部屋にさりげなく飾られた生け花が、いっそう上品な趣を添えています。

 

ここでいただける人気の品は、「姫お敷」(1400円税込)。手づくりの鯖ずしとだし巻卵やすまし汁などが、黒いお敷きの上に美しく並んだもの。厳選された真鯖のみを丁寧に酢でしめた鮨は、ほどよい脂がのった鯖の旨味を存分に味わえ、特注のぐるりと巻かれた北海道産の白板昆布が、鯖の美味しさと絶妙に調和します。ひと口大のサイズにカットされた食べやすさに、ほぐすことなく美しく食べられる気遣いが感じられます。

「こんなに上品な鯖ずし食べたことない~」と感激する私に、ここを紹介してくれた京都の友人は嬉しそう。「そうでしょ。鯖ずしの美味しさだけじゃなくて、ここのご店主の心遣いが本当に素敵でしょ」と友人。上質のおもてなしは、なんともさりげなく、訪れる人の心を魅了します。

 

「この古い建物をほかの方にお譲りしてお宿やお店に…という話も何度もあったんですが、長らく大切に守ってきた建物ですから、私ができることをしたいと…」と、お忙しい日常にもかかわらず、延子さんの強い思いで始められ、10年に渡り続けられているお店なのです。「ひとりでやっていることですから、おもてなしにも限度がありますが…」週末のお昼だけの営業で、その日に用意される鯖ずしも限られ、昼すぎには、売り切れになることも多いそう。

 

「あらかじめご予約いただければ、ご用意できます」と。お持ち帰りの鯖ずし(4000円、ハーフ2000円税込)も予約が必須。お寺の行事などでお休みすることもあるそうなので、伺う時は電話をおすすめ。

 

「ここでずっと過ごしていたくなるでしょ」という友人。その言葉は、きっとここを訪れる人、だれもが抱く共通の思いです。「鯖ずしって、発酵食品だから、体にいいのよね~。追加しちゃおうかな~」と思わず。数に余裕があれば、追加も可能です。

 

京都の美意識と豊かな味わいにひたるひとときが、そこに…。

 

 

八瀬 はなだ

京都市左京区八瀬野八瀬町46

075‐706‐5373

営業時間:11:00~16:00

金・土・日曜のみ営業 (不定休の場合もあるので、事前に確認を)

http://www.yase-hanada.com

 

 

小原誉子

ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」

http://blog.goo.ne.jp/mimoron/

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第89回
京都の美意識を感じる鯖ずし「八瀬 はなだ」

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