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オーガニックのバラから生まれた化粧水 「花千佳(はなせんか)」

小原誉子

小原誉子

「京都観光おもてなし大使」&旅ライター
アナウンサー、テレビ番組プロデューサーなどを
経て、集英社「エクラ」などのライターに。
2011年より京都在住。
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茶色の瓶からスプレーで化粧水を顔に吹き付け、ゆっくり手で馴染ませてゆくと、顔全体が自然のやさしいバラの香りが包まれて、なんとも幸せな気分に…。この化粧水は、オーガニック認証を得た国内のバラ園で育ったダマスクローズに水蒸気をあてて取り出したバラの水を主成分にしています。合成保存料無添加で、使用期間は、開封後2か月という化粧水です。古代から現代に到るまで、肌を守る化粧水として使用されるバラ水ですが、この化粧水は、水を一滴も加えていないもの。つまり自然のバラのパワーがそのまま活かされているのです。

 

この化粧水を作られたのは、京都宇治に工房をもつ「花千佳」を主宰する村田尚美さん。

京都で活躍する女性企業家のおひとりで、初めてお目にかかったのは、昨年のこと。大学卒業後、東京で勤務し、出身地の京都、宇治に戻られ、2013年にオーガニックの化粧品メーカー「花千佳」を創業なさいました。40代後半の村田さんの肌は、シミやシワのないスベスベの滑らか肌。思わず見入ってしまうほど…。「以前は、すごい肌荒れで大変だったんですよ」という言葉が信じられない美しさです。

 

村田さんが化粧品を作りたいと思ったのは、ご自身の肌荒れから…。東京で仕事をしているとき、不規則な生活やストレスで肌荒れが悪化。以前からオーガニック食品に興味を抱き、有機食品の認証をするオーガニック検査員だった村田さん。肌荒れを経験し、食品だけでなく、化粧品の含有物にもその関心は広がっていきます。「そこで、本当に肌にいい天然素材だけで化粧品を作りたくなったんです」と。

 

村田さんが作る化粧品は、肌にやさしく、また肌のもつ本来の力を蘇らせる自然素材のパワーを活用した品々です。使用素材は、オーガニックにこだわり、自ら素材選びに、全国を歩き、納得のゆくものだけを厳選。そして手間と時間を惜しまず、自ら工房で製造したもの。

 

「花千佳」のスキンケア製品は、バラ水に京都産の蜂蜜、ユキノシタエキスなどを配合した「化粧水」(30ml 2,808円、100ml 6,804円)をはじめ、利島産の椿油をベースに、京都産の蜂蜜と名水などで作られた「洗顔石鹸」(60g4,752円)、椿油、オーガニックのマカデミアナッツ油とアルガン油に、オーガニックのローズやネロリなどの天然香料を配合した「美容オイル」(10ml 4,860円30ml 11,340円)、シアバター、椿油、蜜蝋などに天然香料をプラスした「保湿クリーム」(30g6,804円)、そして椿油、ココナッツ油、蜜蝋などからできた「リップクリーム」(1,944円)です。いずれも天然素材の心地よさを実感できる品々ばかり。

 

コールドプロセス製法で1か月以上熟成させる「洗顔石鹸」は、手で泡立てた乳液状の泡をマッサージするように伸ばし、洗顔します。肌の汚れを落とすだけでなく、潤いをもたらす石鹸で、洗い上がりの肌はしっとり、ツッパリ感もありません。

 

また「美容オイル」は、2,3滴を化粧水後の肌にのばします。「これだけでも肌には十分なんですよ」と村田さん。サラリとした使い心地ながら、しっかり肌の潤いを守ってくれます。こちらも芳しい花の香りがほのかに漂い、思わずうっとり。

 

「紫外線の気になる季節には、オーガニックのサンブロックの乳液などを使うだけ…」という村田さんの肌は、本当に40代後半とは思えないスベスベ肌。「若い頃の肌より健やかですよ~(笑)」と。京都女性起業家賞も受賞なさった村田さん。製造から販売まで、ほぼ一人で手掛ける多忙な日々を過ごされています。「お手入れ簡単ですから…」と。その笑顔には、手掛ける化粧品への自信が伺えます。

 

花千佳

京都府宇治市莵道荒槇32番地4 ☎0774‐24‐1978

京都での取り扱い店:髙島屋、東急ハンズ

http://www.hanasenka.com/

 

小原誉子

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http://blog.goo.ne.jp/mimoron/

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