SATC20年目の真実。凍りつくようなインスタ上のやり取りとは…

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映画ジャーナリスト

ロサンゼルスでハリウッド映画のことを書き始めて25年。

ゴールデン・グローブ賞を主催する「ハリウッド外国人記者クラブ」会員で、ゴールデン・グローブ賞への投票権を持つ、3人の日本人のうちのひとり。

20周年を迎えた「セックス・アンド・ザ・シティ」 。番組が始まる時に流れる軽快なテーマ曲を聞くと、今でも心が弾みます。

 

 

このシリーズが始まった時は、毎週待ちきれないほどのSATCファンになってしまいました。1998年に始まってから6年間、主人公の4人、キャリー、サマンサ、ミランダ、シャーロットと人生の喜怒哀楽を共にした感じでした。

 

 

 

主人公は30代前半、シングルライフの真っ只中。妥協せずに理想のパートナー探しを続ける姿が、素敵に軽やかでファッショナブルで、時には優雅でうらやましくなる時さえありました。自分も仲間の1人になったような親近感を感じさせる、不思議な魔法の力を持ってました。

 

中島さん_photo

サラ・ジェシカ・パーカー。主役のキャリー役で大ブレイク。彼女の愛する靴でマノロ・ブラニクという名前を覚えた人も多いのでは?(C)HFPA

 

 

中島さん_photo

シャーロット役のクリスティン・デイヴィス。結婚願望が強い役でした。(C)HFPA

 

 

中島さん_photo

弁護士ミランダを演じたのはシンシア・ニクソン。ニューヨーク州知事選に立候補するそう。(C)HFPA

 

 

中島さん_photo

仕事も男性もゴリ押しの肉食系サマンサを演じたのはキム・キャトラル。(C)HFPA

 

 

タイトル通り、セックスに関する話題がかなり露骨に会話&シーンとして登場してました。でも、どぎついのに嫌味がなく、拒絶反応はゼロでした。

 

 

年齢に関係なく幅広い女性層にアピールしたのは、このストーリーの真髄が女として生きることの楽しさ難しさをビビッドに描いていたこと、そしてキャリー、サマンサ、ミランダ、シャーロットが、実は我々皆の中にある要素を独立させたもので、4人全員と繋がりが感じられること。 そんなことを放映中の6年間、関係者へのインタビューで何回も聞きました。

 

 

何でも話し合え、無条件でサポートし合う仲良し4人組は、女友だちの大切さを象徴していました。「だから女友だちは最高なのよ」と女同士の絆の強さを再確認でき、パートナーなしでも充分素敵な人生が待ってるのだ、と励まされたものでした。

 

 

完璧に女中心のストーリーで、男は主人公たちの飾り物として登場し、あくまでも彼女たちが男女関係の手綱を握るというストーリー展開も斬新でした。 Me –Too運動もTIME’S UP も存在しない、セクハラ、パワハラ、男女の報酬の差があって当たり前だった20年前。むしろこのシリーズの中でそういった社会問題に触れていないことが非現実的、フェミニズムを後退させるものと批判する声もありました。

 

 

それでも人気は上がる一方。平たく言えば、見る人はそんなことより楽しく素敵にシングルライフを生きる4人に励まされ、夢中になったのです。

 

 

女友だちの素晴らしさ、重要性を強調しているこのシリーズの裏で、ジメジメした意地悪がまかり通っていたのが、20周年の年に暴露されたのは、皮肉な出来事でした。

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第21回
SATC20年目の真実。凍りつくようなインスタ上のやり取りとは…

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