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【整形外科医・中村格子先生が回答】40代・50代 たるみ取りの新法則①筋肉or皮膚 たるみタイプは?

くみくみ

くみくみ

MyAge 2014 Summer 号の顔筋ピラティスエクササイズを始め、ヘアメイクCHIHARUさんのリフトアップメイクテクを取材して、光と影を味方につけるべく、ハ イライトと明るい色のブロウパウダーを持ち歩くこの頃。ボディのたるみは、気になるところを「伸ばすだけ」と聞いて、実践中! たまにですが!

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新しく「Dr.KAKUKOスポーツクリニック」を開院した〝大人のラジオ体操〞で有名な中村格子先生。

ある日、先生を訪ねて、「先生、BODYのたるみを改善するには、筋肉を鍛えることが必要といわれますけど、わかっていてもつらいし、なかなか続けられないのが本音です。

なにやっても続かない人に、ラクに、でも確実にできる、たるみ引き締めエクササイズはないでしょうか?」と聞いたところ。。。

 

 

なーんと、すご~~い朗報が!!
実は、本当にたるみに効果があるのは筋肉を正しくゆっくり「伸ばす」ことなんだそう。

格子先生直伝の方法なら、早ければ1カ月で効果が出るののだとか!

なぜ「伸ばす」ことに効果があるのか、そのメカニズムから、さっそく教えていただきましょう。

 

40~50代女性のたるみは複合的!

 

「30代からでもたるみは現れますが、
それはおもに運動不足によって筋肉が減るのが原因。

ただ、40〜50代女性のたるみは、もっと複合的なんです」

と格子先生。

 

MyAge/OurAge世代は老化によって筋肉が衰えはじめるうえ、

更年期( 45〜55歳が平均的)には、女性ホルモンが減少するのもウイークポイント。

それまで女性ホルモンが担っていた、代謝を促したり内臓脂肪をためにくくする機能、

肌にハリを持たせる機能などが衰えてしまうことも、たるみを目立たせる原因になります。

 

この年代のたるみを大きく分けるとすれば、下の4つのタイプ。

どのタイプに当てはまるかによっても、たるみの改善策は違ってくるそうです。

 

あなたはどのタイプ?

40~50代の代表的な4つのたるみ

 

スカスカ筋肉たるみ

太っているいないにかかわらず、筋肉の衰えによって、

たるんでいるタイプ。

加齢に運動不足が重なれば、40歳頃からじわじわと筋肉は減っていき

「サルコペニア(加齢に伴う筋力の低下)」とも呼ばれる状態に。

本来はハリがあるはずの部位にもたるみが出現。

改善法

筋肉を増やすことが第一ですが、まちがった方法や、

まちがった部位を鍛えては無意味。

次回以降のストレッチをまずは実践!

 

シワシワ皮膚たるみ

筋肉もあり、脂肪もついていないのにたるんでいるタイプは、

皮膚自体が弱っていることに原因が。
加齢はもちろん、紫外線による光老化、新陳代謝が悪く

コラーゲンや水分不足などが原因。

ダイエットで皮膚の弾力が失われ、皮膚自体が余ってたるんでいる人も。

改善法

皮膚たるみを改善するには、時間がかかるもの。

肌を強化するよう、根気よくスキンケアなど生活にも人一倍気を配って。

 

プニョプニョ脂肪たるみ

文字通り、脂肪がついて太っている人に多いたるみ。

加齢によって筋肉が減っているのに脂肪は増える一方。

これでは筋肉が脂肪の重みに耐えきれず、たるむのは当然です。

特に脂肪のつきやすいお腹まわりの浮き輪肉は、

若いうちからたるみやすいもの。

改善法

筋肉をつける前に、まずは脂肪を減らすことが最重要です。

脂肪を減らすにはウォーキングなどの有酸素運動が有効。

急がば回れ!

 

ああ! 勘違いたるみ

努力しているのにたるみが進む一方…というタイプ。

やみくもに鍛えて筋肉のつけ方をまちがえていることがほとんど。

例えばお腹なら屈曲筋(これを鍛えてもたるみは取れない)を一生懸命鍛えているような人。

たるみは、筋肉を伸展させることで改善すると覚えて。

改善法

まずは使われていない筋肉を目覚めさせ、使ってみること。

次回以降を参考に、効果的に「伸ばす」ことから始めましょう。

 

正しい方向に筋肉を「伸ばす」だけ!

 

「40〜50代で大切なのは、普段使っていない筋肉を動かすこと。

どのタイプのたるみにも共通する改善方法として、
ストレッチやエクササイズがよいと思います。

 

とはいえ、やみくもに鍛えている人に多いのが、

腹直筋のように鍛えやすい屈曲筋ばかり鍛えてしまう勘違い。

本来、屈曲傾向にある体幹部分を伸展させることでたるみは取れていくもの。

大切なのは『伸ばす』ことです。

たるみがちな部分の筋肉を普段使っていない方向に伸ばすことを基本に。

また、大切なのは動かす回数や速さではなく、正確な軌道で動かすこと。

ちょっとしたまちがった動きでケガをしやすい年代なので、

動かし方には特に慎重になりましょう」

 

3大悩みの「二の腕」「お尻」「お腹」に絞って紹介していく中村格子先生直伝の「伸ばす」ストレッチ。

回数は、日頃どれだけ体を動かしていないかで決めます。

ある程度、体を動かしている人なら2〜3回でもOKとか!

 

次回はストレッチを紹介する前に身につけておきたい

たるみを寄せつけない歩き方や、正しい姿勢を学習しましょう!

 

 

中村格子さん

中村格子さん  Kakuko Nakamura

1966年生まれ。整形外科医、医学博士。

Dr. KAKUKO スポーツクリニック院長。横浜市立大学整形外科客員教授。

2014年4月に、スタジオを備えた整形外科クリニックを

代官山にオープンしたばかり。

トップアスリートのケアのほか、一般の女性向けに

美と健康を目指すエクササイズを提案。著書も多数

http://www.dk-sc.com

 

 

撮影/広瀬壮太郞 ヘア&メイク/渡辺みゆき

取材・原文/蓮見則子

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