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今、話題の本『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2018』著者、水晶玉子さんスペシャルインタビュー「変化の波に乗り、運命を切りひらくために」

話題の本『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき  開運暦2018』著者インタビュー

水晶玉子

変化の波に乗り、
運命を切りひらくために

 

昨年、初めて書籍として刊行した『水晶玉子のオリエンタル占星術  開運暦2017』が、10万部の大ヒット。人気占い師ゲッターズ飯田氏にも「本気で凄い!! 僕が唯一尊敬する占い師です」と言わしめた水晶玉子さん。

あらゆる占いを研究・考察して紡がれた言葉は、包容力と説得力にあふれ、人生を彩り豊かなものにしてくれます。2018年版の刊行にあたり、水晶さんに、オリエンタル占星術を始めとする占いの有効な活用法から、運命の切りひらき方まで伺いました。

(集英社『青春と読書』2017年11月号より転載)   聞き手・構成/芳麗 撮影/chihiro.

 

◆水晶玉子 (すいしょう・たまこ)  占い師。東洋・西洋の枠を越えて、数々の占術を研究。独自の視点にたった分析は的中率も高くわかりやすいことから多くのファンを持つ。女性誌の占い特集、携帯占いサイトなどでも大人気。1年分の全運勢カレンダーを初公開した『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2017』はベストセラーに。その他の著書にエッセイ集『いいことばかり起きる女になる!』等がある。

 

 

──まずは、オリエンタル占星術とはどんな占いなのかを教えていただけますか?

 

オリエンタル占星術は、インドの占星術が中国を経て経典の形で伝わった「宿曜経(しゅくようきょう)」をベースにした占術です。西洋占星術と同じく天体の動きを読み解いているものです。西洋占星術は太陽を軸に惑星全体の配置や動きを見るのですが、オリエンタル占星術は月の動きをもとに、運命を司る本命星を27の「宿」に分けて、その人の性質や運勢を見ます。

 

──水晶さんは、たくさんの占いを研究されてきましたね。

 

はい。宿曜経に限らず、もともといろんな占いを学ぶのが好きでした。私は幼い頃から空想好きで、占いにも自然に興味を抱いたのですが、最初は西洋占星術にはまったんですね。で、自分で自分のホロスコープを作ってみたら、何だかヘンテコな配置で(笑)。既存の占星術本には良いことが全然書いていなくて、辛くなっちゃったんです。そこで、西洋がダメなら東洋の占いを見てみようと。でも、東洋の占いの結果も芳しくなかったから、また別な占いを探して・・・・・・と繰り返すうちに、本当にたくさんの占いを学んでみました。「どの占いをいちばん信じていますか?」と聞かれることも多いのですが、それぞれの占いが得意分野を持っているんです。西洋占星術は星の動きが細密に出るけれど、細かすぎて毎日の運勢を見るのが難しい部分もありますし。その点、オリエンタル占星術は、伝承が古い時代のままなので細かすぎず、その日の運勢・・・・・・「日運」を見るのにいいし、しかも、よく当たるなという実感を持ちました。

 

──オリエンタル占星術は、雑誌「FRaU」で長年にわたり、定期的に特集が組まれてきました。

 

はい。1998年からですね。当時「FRaU」は、鏡リュウジ先生の西洋占星術特集が大人気で、一冊まるごと占い特集という号もあり、編集者の方が「東洋の占いも取り上げたい」と考えて私にお声をかけてくださったんです。東洋の占いには、四柱推命(しちゅうすいめい)もあるけど、その時は、なぜか宿曜経がいいかなと思いつき、私としては、一回きりの特集のつもりで運勢から相性まで盛りだくさんで書いたら評判がよく、その後、年に四回特集されるようになったんです。ありがたいけれど、続けられるネタを考えなきゃと思案して(笑)、オリエンタル占星術が得意な日運をカレンダーのように紹介したらどうかと思いつきました。そのカレンダーが大きな反響をいただいて、定番化したんです。でも、昨年、誌面に何度目かの全リニューアルがあって、オリエンタル占星術の企画もなくなりました。その後、他の雑誌で特集を組んでいただいたりもしたのですが、定期的にカレンダーをお届けすることができなくなって残念に思っていたんです。ところが、集英社さんと別の占い企画の話を進めているときに、ふとオリエンタル占星術の話をしたら、「年間カレンダー本を出しましょう」と言ってくださって。去年、初めて刊行しました。

 

──絶妙なタイミングでの書籍化だったんですね。

 

はい。巡り合わせだなと思います。以前にもいくつか、年間カレンダー本のお話はいただいていたのですが、お断りしていたんですよ。私は、長らく雑誌で仕事をしてきたので、雑誌への思い入れが強くて、何とか雑誌でカレンダーを続けたかったんです。でも、時代とともに雑誌のあり方も変わったし、占いに大きなページを割くのはもう無理だろうなとも思うようになって。世の中の流れもあるし、何事も切り替えどきはあるんだろうなと。形を変えながらでも繋がっていくことに意味を見いだすのであれば、オリエンタル占星術のカレンダーも今こそ、生まれ変わる時かなと考えました。

 

──昨年刊行の書籍版は、より詳細なカレンダーはもちろん、27 宿の特徴や運勢も書かれているし、運勢ランキングやゲッターズ飯田さんとの対談もあって、読み応えがありました。2018年版には、変化はありますか?

 

2017年版がご好評をいただいたので、大きな変更はないです。今年も、巻頭ではゲッターズ飯田さんと2018年の運勢予測をテーマに対談していますし。ただ、カレンダーをカラー化してより見やすくしたのと巻末の本命宿を調べる早見表は、100歳の方までが調べられるように改訂しました。というのも、2017年版は72歳の方までの早見表だったのですが、ご年配の読者の方から、「本命宿を調べたい」と複数の問い合わせをいただいたんですよ。

 

──予測よりも読者層が幅広かったんですね。

 

そうなんです。それは書籍化したことで得られた、一番うれしいことでしたね。オリエンタル占星術は、長らく女性誌で特集していただいたこともあって、女性読者の方々にはそれなりに認知していただいていたと思いますが、男性読者や年配の方々には、まだまだ知られていなかったですから。書籍になったのを機に幅広い層の読者に目に留めていただき、活用していただけるのかなと思うと、雑誌で続けられなくなった時は悲しかったけれど、変化を受け入れるって、とても大切なことだなと改めて感じました。

 

──変化を感じ取り、受け入れることですか。

 

ええ。少し話がずれますが、『青春と読書』のインタビューだと聞いて、昨日、青春時代に読んでいた本について思い出していたんですよ(笑)。私、中高時代は歴史・時代小説と海外のSF小説ばかり読んでいて。中でも、吉川英治とか好きで、『新・平家物語』なんて夢中で読んでいました。たしか、その小説のあとがきに、吉川英治が書いていた言葉を今も覚えているんです。「人間はどうして、 〝変化〟があると思った時に、悪い方の変化しか思わないんだろうと。悪い方の変化があったら、良い方の変化もあるはずなのに」と。言葉は正確ではありませんが、内容としてはそういうことを語っていました。長い目で歴史を見つめていれば、悪い変化も良い変化もどちらか一方ではなく、必ず両方あるんですよね。今回のオリエンタル占星術のこともそう。悪い変化かと思いきや、新しくて素晴らしい変化もついてきた。

 

──興味深いです。

 

「占い」っていうのも、実はこの「変化の法則」を教えてくれる考え方なんじゃないかなと思います。変化しないものは何もないし、良いことも悪いことも続かないということ。だから、その変化の波にいかに乗っていくかが大切だということを伝えている。この開運カレンダーにも、繁栄の吉日もあれば、魔のウィーク(誰しも一ヶ月に一度は訪れる凶運の数日間)があったりと、毎日、運気が変わりますから。

 

──かつての著書で「占いは良いことばかり信じるのではなく、客観的に悪いことも聞いた方がいい。その上で、対策を教えてもらえばいい」と書かれていましたね。

 

はい。悪い時期は誰にでも巡ってくるのだから、感情的になって怖がりすぎず、俯瞰してみて捉えられるといいですよね。オリエンタル占星術に限らず、私は、占いは「良い・悪い」を知らせるだけでなく、運気とどう付き合うかのアドバイスであるべきだと思うんですね。たとえば、「結婚運がない」の一言だけ言われても、落ち込むだけじゃないですか。私なら、「自立する星に生まれついたから、結婚にはさほど向いていないけど。もし、結婚したいなら・・・・・・」というところまで伝えたいし、占いを前向きに使ってほしい。だって、どんなことがあっても人間は死ぬまで生きていかなきゃならないですから。たとえば、ひどい目に遭ったときに「何で私ばかりこんな目に!」と思ってしまう人が、「でも、ここには新しい気づきや使命があるのかもしれない」と発想を転換するためにあるのが占いだと思う。占いって、言葉だけで伝えるものだけど、その言葉に人が救われることも多々ありますし。占いって、人生についてより深く考えるためにあるんでしょうね。

 

 

水晶さんが語る「運命を切りひらくためのアドバイス」とは!?

 

──人生に迷っている人たちに、自分の運命を切りひらくためのアドバイスをいただけますか?

 

方法は一つじゃないと思うんです。自分の意思を強く持って、「こういう風に生きたい」と思う通りに自力で運命を切りひらいていく人もいますが、一方で自分の意思よりも、他者に望まれることとか与えられること、自分が置かれる場所の中に、何か自分を活かすヒントがあることも多い。私を例にすると、「占い師になろう」と思ったことは一度もなかったですから(笑)。

 

 

──そうだったんですね!

 

はい。ただ、子供の頃から何かしら物を書く仕事がしたいとは思っていて。雑誌でいろんな仕事をするうちに、大好きで個人的に研究していた占いの記事を作る仕事がいつのまにかどんどん増えていって・・・・・・。ますます、占いを追究していたら、あるとき、自分が雑誌の企画で占い師としてデビューする機会が巡ってきました。

 

──求められた場所で花開いたと。

 

そういうこともありますよね。それから、人との出会いは運気に大きく影響しますよね。この「開運暦」の担当編集者も、本を一緒に作ったのは初めてだけど、実はすごく長い付き合いなんです。彼女が新入社員として集英社に入ってきた頃からの縁。最初は一緒に雑誌を作っていて、その後は、お互い人生いろいろある中、仕事相手というよりただの吉方位旅の友人だった時期もあって・・・・・・。つくづく、人のご縁ってどこでどう繋がっているかわからないものだなと思います。昨年に引き続き対談しているゲッターズさんとは、初めて会ったときは「七曜陵逼(しちようりょうひつ)」という誰にとっても怖い運気が巡っていて、そのせいか、お礼メールが届かなかったりして、連絡が途絶えちゃったんですけれど、その後、再会するチャンスがあって、それ以降も縁が繋がっています。

 

──二度目の出会いで繋がる縁もあるんですね。

 

そう。ほんの一時、出会っただけで自分の人生に影響をあたえてくれる人もいますしね。いろいろな縁が運命をひらいてくれる。だから、その時々の出会いを大切に、いつも感謝の気持ちを持っていれば、必要なご縁は繋がっていくんじゃないかなと。もう二度と会わないだろうと思う人でも、後ろ足で砂をかけるようなことはしちゃいけないですよね。

 

──本当ですね。

 

そう言いながらも私はあまりマメじゃないので、いろんな方に不義理をしているのですが(笑)。やっぱり、自分の中でずっと残っているのは、言えなかったごめんなさいと、できなかったお礼なんです。それは、一生抱えて、別の人に別の形でもいいから、忘れずに返していきたいなと。神社でお願いごとをして叶ったらお礼参りが大事って言いますけど、感謝の気持ちを持ち続けて、それを返していくって、運命を切りひらくためにも大切じゃないかなと思います。

 

 

 

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