日本の冬と水とお料理と

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水ソムリエ&飲泉師

大学・短期大学の保健管理センターにて養護教諭として約7年間勤務。 結婚退職後は製薬会社にてアメリカFDA(厚生省)向けのGC分析を担当。 2000年ライターとして独立。温泉研究が高じてフィレンツェ在住に。

【所属】社)日本旅行作家協会・正会員、温泉学会・理事 イタリア:ミネラル水鑑定士協会・公認水ソムリエ(Idro-Sommelier®)&水鑑定士(n.2689)

ボン・ジョルノ!こんにちは、水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。

2017年もあとわずか。年末年始の過ごし方はもうお決まりですか?

今回はイタリアでもここ数年注目されつつある、日本の冬をテーマにお話ししていきたいと思います。

 

 

<ニッポンを満喫できる年末年始>

日本人の年末年始の休暇は、ヨーロッパの人々から見るととても美しい伝統的なセレモニー。

ここ数年、イアリアのラジオでは「カポ・ダンノ(新年)」という言葉に「ジャポネーゼ(日本の)」をくっつけて紹介される事が増えました。

この時期の日本は、普段見ることのできない日本古来の暮らしの文化がいたる所に登場します。

私たち日本人から見ても素敵な一年の締めくくりと新しい一年のお出迎えは、いつもと同じお買いものでも独特の雰囲気に包まれます。

門松や注連飾り、三十日のお買いものや餅つき、年越し蕎麦におせち料理――

こうした何気ない暮らしの節目そのものが、外国人にとっては「日本」を肌で感じられる最も美しいシーズンへと昇華させるのでしょう。

私たち海外生活者にとっても、年末年始の帰国(帰省)は特別に楽しみなもので、この時期ならではの食材をしっかり買い込んでしまいます。

 

 

さてこの帰国時に買い込んだ食材ですが、イタリアの家で調理する時には大事なポイントがあります。

水そのもののタイプを使い分ける知識と技術。

「水」への理解が浅いと、せっかく楽しみにしていた日本食も「中途半端な洋食もどき」に仕上がってしまうのです。

 

 

<日本料理は「軟水」だから美味しく仕上がるわけではない>

よく日本では「ヨーロッパの水は硬水で、日本の水は軟水」という大ざっぱな分類で水タイプが理解されています。

でも「軟水」を使って日本食を作っても、失敗してしまうことが多々あります。

例えば“おでん”を作るつもりが、“大根ポトフ”に仕上がった――これはまだ可愛いレベル。

ダンゴ虫のヨロイように縦シワの入った硬い白ご飯――こうなってしまうと、もうお粥にしてでも食べられたら良いレベルです。

大切なのは「軟水」であることではなく、成分総量がどの程度あるのか、です。

 

ヨーロッパ在住者なら、一度は経験したであろうキッチンでの食品科学。

たとえ軟水であっても、ミネラルが沢山入っている水で日本料理を再現することはとても難しいのです。

そのため日本人と結婚された家族のキッチンには“浄水フィルター(ミネラル除去)”が置かれている事が少なくありません。

ただこれは日本食の再現性をアップさせるための必殺技なのであって、ミネラルの少ない水の方が良いという意味ではありません。

水の中に含まれているミネラルには、私たちの健康に欠かせない必須ミネラルなども含まれており、それらを食事の中で取るということには大きな意味や価値があるからです。

 

 

<年末年始は水タイプを使い分けてメリハリのある食卓を>

さて、今日は最後にオマケで水タイプを使い分ける年末年始のお役立ちレシピを。

冬の定番食材といえば、牡蠣や寒ブリ、アンコウといった海の幸。

ここにビタミンやミネラル類がプラスされれば、冬の健康づくりにぴったり!

おせちに飽きた時や、手早く美味しく!という時に是非「水タイプ」を使い分けた本格的な味を楽しんでみて下さいね。

 

水タイプの使い分けアドバイスは、次ページに。

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第50回
日本の冬と水とお料理と

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