地方文化を楽しむドイツへの旅

プロフィール写真

水ソムリエ&飲泉師

大学・短期大学の保健管理センターにて養護教諭として約7年間勤務。 結婚退職後は製薬会社にてアメリカFDA(厚生省)向けのGC分析を担当。 2000年ライターとして独立。温泉研究が高じてフィレンツェ在住に。

【所属】社)日本旅行作家協会・正会員、温泉学会・理事 イタリア:ミネラル水鑑定士協会・公認水ソムリエ(Idro-Sommelier®)&水鑑定士(n.2689)

ボン・ジョルノ!こんにちは、水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。

ヨーロッパの魅力の1つは、わずか数時間で国境を越えて言葉も文化も全く異なる国に行けることでしょうか。

今回は、梅雨空を逃れて旅に出かけたい方におすすめの6月のドイツをご紹介します。

 

<色鮮やかな6月のドイツ>

ヨーロッパでも亜寒帯に属するドイツですが、6月から7月にかけては太陽の光りと花と緑に包まれた最も美しいシーズンを迎えます。

爽やかな風は、からりと涼やかで心地よく、まさに華やかな夏の良いとこ取り!

歩いても、電車に乗っても、買い物に出かけても、何をするにもこれ以上ない気候。

日本の長い梅雨を避けて飛び立つなら是非、とオススメしたい理由がここにあります。

そして、何にも増して全ての動きが(イタリアとは比較にならないほど)本当にスムーズ!

日本にいる時と比べても、ほとんどストレスを感じることなく旅する事ができる国は、ヨーロッパでもそれほど多くありません。

 

ツアーで訪れるフランクフルトやベルリン、ミュンヘンといった都市部も、夏場はまるで違った表情を見せます。

街の中は花で溢れ、通りに面したオープン・カフェではビールや林檎サイダーを楽しむ人々で賑わいます。

そして、この時期ほんの少し勇気をもって郊外に足を延ばせば、地元の人々と共に豊かなバカンスを楽しむことができます。

ドイツの場合、都市部の郊外には必ずバカンスを楽しむための保養地があります。

そして華やかな夏にふさわしく、音楽祭や野外イベントも盛りだくさん。

一見堅苦しいイメージのあるドイツですが、人々の素顔や日常、実直でアグレッシブな気質に直接触れられれば、きっと彼らの持つ文化やドイツという国そのものがもっとずっと身近に感じられることと思います。

 

 

<地方色豊かな農耕馬のお祭り>

夏のおすすめエリアは、ザクセン州からベルリンにかけての旧東ドイツ・エリア。

ベルリンやドレスデンの郊外保養地が点在する一帯です。

ドイツ統一後の国家政策として、ドイツ人ならではの慎重さと革新的な取り組みでリゾート開発が進んでいます。

このエリアで、近年どんどん人気が高まっているのが農耕馬のお祭り、“Titanen der Rennbahn” です。

ここ数年の間に人気を博した最も大きなイベントで、毎年2万人以上もの人々が訪れる、ドイツでも有数のお祭りです。

馬のレースがたった1日きりのイベントですが、わずか数年の間に移動遊園地や多種多様なマーケットが開かれるほど規模の大きな催しに成長しています。

地元の仔馬の品評会からスタートしたのですが、ローマ時代の戦士に扮した騎手を乗せて小さな仔馬たちが激走する姿は微笑ましい限り。

そしてもう1つ。

意表をつくプログラムが、馬のサッカーです。

大きなボールを追いかけて、何頭もの若馬が接近戦を繰り広げる様子に、観客は大声援をおくります。

ドイツ人のサッカー好きは有名ですが、馬までサッカーをさせるとは。

ドイツらしいと言うか、さすがと言うべきか、圧巻のフィナーレに会場は熱気に包まれて、また来年の「再会」を誓うのです。

 

 

<お出かけはいつも一緒に>

さてヨーロッパには「犬と子どもはドイツ人に育てさせよ」という言葉がある通り、ドイツ人は子どもの教育や犬のしつけにとても熱心で、育て方が上手いことで知られています。

公式(公共)の場におけるマナーの厳しいヨーロッパで、犬でも子供でも公共の場所に相応しい振る舞いができるように、丁寧にしつけて育てるのです。

ドイツの新幹線ICEに乗られた方なら、飼い主の足元に潜り込んだワンちゃんが、テーブルや座席の下で静かに横たわっているのを目にされた事があるかと思います。

つまらなさそうに上を見上げたり、ご主人にちょっぴり甘えたりしながら、目的地までお利口さんに待機しています。

旅先で目にする何気ないシーンですが、こんな場面に出くわす度にドイツ人は犬とは切っても切れない関係にあるのだと感じさせられます。

また鉄道網の発達したドイツには電車にも犬専用の「犬券」があり、この飼い主と一緒に新幹線に乗っているワンちゃん達も、犬用切符で乗車し検札を受けているのです。

犬は家族――そんなお国柄だからこそ、いつも愛犬と一緒に出かけられる環境が整えられているのですね。

 

 

次ページに続きます。

この記事をシェア!

Facebook Twitter Pinterest LINE

この記事をシェア!

Facebook Twitter Pinterest LINE
第66回
地方文化を楽しむドイツへの旅

OurAgeをもっと楽しみませんか?

OurAgeはウェブサイトだけでなく、メールマガジンやfacebook、Twitterでも「とっておき」情報をお届けしています。
ぜひチェックしてください!

OurAge メルマガ会員

会員だけのお得な情報もお届けします!

登録はこちら(無料)
twitter
MyAge / OurAge
  • To Top