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トップアスリートを支える管理栄養士が指摘!「あなたの栄養常識の勘違い」とは?

以前の記事で紹介したサラダ専門店「アロハサラダ」が主催する最新栄養学セミナーで興味深いお話を聞いてきましたよ!

アロハサラダセミナー1

講師は管理栄養士、スポーツ健康科学博士の新生暁子(しんじょうときこ)さん。2008年にマラソンの高橋尚子さんが率いる「チームQ」に加入。栄養・調理担当として食事全般をサポートしていたのだそう。解散後の現在はフリーランスとして特定健診・特定保健指導、社会人や大学のラクビー部の食事指導、雑誌やwebの監修などと幅広く活躍されています。

 

 

まずは、〈たんぱく質、脂質、炭水化物(糖質・食物繊維)、ビタミン、ミネラル〉の五大栄養素について。わかっているつもりが、実は勘違いしている人も多いそう。皆さんは大丈夫? 1つずつチェックしてみてくださいね。

 

 

たんぱく質=筋肉、血液などの材料。4kcal/g

「近頃はたんぱく質をメインにした食事のダイエット効果、ロコモティブ症候群の予防などで注目され、積極的に摂ろうとされている風潮があります。しかし、やみくもに摂りすぎて体内で使われないままだと脂質に変化します。

 

損傷した筋肉を修復する栄養素ですから、運動をした30分以内に良質なたんぱく質を摂ることが重要。このタイミングでの摂取で筋肉がより強化されます」

 

 

脂質=体の細胞膜の成分、ホルモンなどの材料。9Kcal/g

「ダイエットを考えて脂質をカットする人も増えています。なかには余分な脂質を摂らないために鶏や魚の皮を剥ぎ、使うオイルは良質なものだけとこだわっている人もいるようですが、どんな油でも1gに対して9Kcalというエネルギーは一緒で変わりません。重要なのは、質よりも摂る量をしっかり把握することです」

 

 

炭水化物(糖質)=エネルギーになる。4Kal/g

「糖質制限が流行っていますが、実はアスリートは絶対にしません。むしろ糖質をたくさん摂ってエネルギーを体の中に溜め込む、運動するときのエネルギーとして使うことを目指すカーボローディングという食事法を取り入れることも。どれだけエネルギーを溜め込めるかがアスリートの能力でもあるのです」

 

とはいえ、糖質制限は必ず効果が出るダイエットではある、と新生さん。

 

「ただ、とても危険でリバウンドをする可能性も大きいんです。糖質は1gにつき3gの水分と結びついていますから、糖質を制限すると水も減り、1gの糖質制限で水分と併せると体内から4gも減ったように見えるわけです。だから体重減少の数字の効果が出やすいのですが、糖質の摂取を再開すれば途端に体重は(1+3グラムずつ)戻ります」

 

 

炭水化物(食物繊維)=腸内で老廃物の運搬係に。0〜2Kcal/g

「食物繊維は0calかと思いがちですが、食材によっては1gで2kcalある食材もあります。食物繊維の摂取基準は18歳以上の女性は18gとされているものの、国民栄養調査により実際は6〜7g不足しているのが現状です。腸内環境を整える、すなわち食物繊維の十分な摂取は生活習慣病の予防にもつながります」

 

 

次のページでは、2018年の食のトレンドについてご紹介します。

次に新生さんが話してくれたのは、ワシントンポスト(ワシントンD.C.で発行されている朝刊紙)で紹介されていたという、「2018年の食のトレンド」についてです。

 

プロバイオティクス

「プロバイオティクスというのは、日本でも海外でも注目されている細菌です。ヨーグルトなどに含まれることでおなじみですが、近頃は植物性のプロバイオティクスの開発が盛んです。たとえば、チコリの根の部分のチコリールート。シリアルやハーブに含まれていることもあります。自然派食品店などでは、チコリコーヒーを見かけることも多くなりました」

 

脳のための食事 

「糖尿病は主に1型と2型に分類されていますが、さらに研究が進められているのが、アルツハイマーを引き起こす3型糖尿病です。この予防にいいとされているのが紫色の食べ物とナッツ。冷凍のブルーベリーでの研究効果も話題になっているようです」

 

そのほか、擬似穀類(稲以外のキヌア、アマランサス、そばなどの穀類)、ステビア(代用甘味料)、カッテージチーズなども今後注目が高まる食材だと言われているそうです。

 

 

◆大切なのは、自分に必要な栄養素をバランスよく摂ること

「食のトレンドは一長一短。良いところだけでなく人によってはマイナスの作用がある場合も」と新生さん。確かに、“体にいい” “ダイエットにいい”という食材が次々と登場してもてはやされ、いつのまにか注目されなくなるものも数多くあります。

 

「その食材を食べた日と食べなかった日でお通じや肌のコンディションなど、自分の体はどう変わるのか、自分の体で体感して把握できるようになって欲しいのです。そんな食生活から、自分でチョイスできる食の知識を身に付けていくのが理想です」

 

流行っているから、イイと聞いたから、だけで選ばず、大切なのは自分に必要なものを「バランスよく食べること」と新生さん。

 

「1回の食事で5色くらいの色の食材を揃えるとおのずと栄養素のバランスが取れます」

 

なるほど!彩りで考えると食材選びもわかりやすくなるし、見た目も美味しそうですよね!

 

◆新生さんが2人の女性に食生活のアドバイス!

アロハサラダセミナー3

「アロハサラダ」には、いろいろな栄養をギュッと詰め込んだ彩り豊かなサラダがそろっています。新生さんが2人の女性に食生活のアドバイスとともに、1人ひとりに合ったメニュー選びをしてくれました。

 

 

次のページに続きます。

アロハサラダセミナー2

まずは「もっと体力も付けたいし筋肉も付けたいです」というヨガインストラクター、モデルの池田莉子さん(27歳)。

 

「ヨガなどの運動をする前にはエネルギーになる炭水化物をたくさん摂った方がいいですね。そして体を動かした後の30分こそ筋肉を修復するゴールデンタイム。たんぱく質、フルーツ類などを食べてくださいね」

 

「アロハサラダ」のメニューでは、たっぷりのフルーツとソイチーズが入った「アロハパッションサラダ」がおすすめとのこと。

アロハサラダセミナー4

次にアドバイスを受けたのは、OurAgeでもおなじみのオーガニックスペシャリスト、吉川千明さん(58歳)です。

 

「体よりも頭がフル回転していることが多いですね。栄養バランスには気を遣っているのですが、ごはんの時間が取れなくて食べ損なうこともしょっちゅう。血糖値や尿酸値などが高めなことも心配なんです」と吉川さん。

 

 

「年齢を重ね、閉経を迎えるといろいろな数値が上がってきてしまうもの。尿酸値に関しても、女性に痛風はないと言われていましたが最近は女性でも増えています。血糖値が気になる人は、フルーツ類を食べるならぜひ食後にして、血糖値を上げない工夫を。まずはきゅうり、にんじん、レッドオニオンなど硬めな野菜から食べるようにしてくださいね」

 

吉川さんのように食べる時間を逃して1日2食などになっている人も多いのでは? 断食時間が長くなると血糖値が上がりやすくなるそうですよ。そんな吉川さんには「アロハサラダ」のメニューはチキンやビーンズが入った「ハワ・イタサラダ」がおすすめとか。

 

アロハサラダセミナー5

「アロハサラダ」では、5月25日(金)からオリジナルホームメイドのドレッシングが新登場しています。彩り豊かなバランスのいい1食が食べられるサラダ専門店で、あなたに必要な栄養素を美味しく楽しんでみては?

 

「アロハサラダ」

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