エルトン・ジョンのド派手パフォーマンスの裏にフレディ・マーキュリー有り

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映画ジャーナリスト

ロサンゼルスでハリウッド映画のことを書き始めて25年。ゴールデン・グローブ賞を主催する「ハリウッド外国人記者クラブ」会員で、ゴールデン・グローブ賞への投票権を持つ、3人の日本人のうちのひとり。

クイーンに続いてエルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』が公開されます(日本では8月公開予定)。この映画はミュージカルスタイルでストーリーが展開されます。キャストは誰もがこの映画の中で、歌う才能を披露しています。

 

 

エルトン・ジョンが19歳の時に出合い、その後何十年も彼の作詞家として共に無数のヒット曲を世に送り出したバーニー・トーピンをジェイミー・ベルが、エルトン・ジョンの最初の恋人でマネージャーのジョン・リードを『ゲーム・オブ・スローンズ』、”Bodyguard”〈大ヒットした英国TVシリーズ〉のリチャード・マッデンがやってますが、2人とも歌って踊ってます!

 

中島さん_photo

左がジェイミー・ベル。『リトル・ダンサー』でバレエダンサーを目指す少年役で、英国アカデミー賞を受賞。(C)Paramount pictures

 

 

フレディ・マーキュリーから滲み出ていた美しさと革新性がないと思われがちなエルトン・ジョンですが、この映画の軸となっている彼のロックンロール人生は波乱万丈。ドラッグ、アルコール、セックスのアディクションに振り回されて死にそうになったこともある、筋金入り(?)のバッドボーイでした。

 

 

当時のエルトン・ジョンは非常に痩せていて、今のゴロンとした感じからは想像がつかないほどの細さだったのです。エルトン・ジョン役に抜擢されたタロン・エガートン(『キングスマン』)を見て、エルトン・ジョンのイメージと全然違うと思う人もいるはずですが、ドラッグに溺れてた暗黒時代の彼を知っていると、タロンがエルトン・ジョンにそっくりで、演技のマジックに引きこまれます。

 

中島さん_photo

昔のエルトン

中島さん_photo

現在のエルトン。(C)HFPA

 

 

フレディの派手さは、優雅さも醸し出すような計算されたものでしたが、エルトン・ジョンは奇想天外、漫画チック!エレガンスとはかけ離れた、びっくり効果の派手さで知られています。超派手なステージ衣装の説明として「僕はミック(・ジャガー)でもロッド(・スチュアート)でもフレディ(・マーキュリー)でもない。彼らのようにステージに立った瞬間に観客の目が彼らに集中するようなセクシーなカリスマもない。舞台に立った瞬間に観客の視線を釘付けにするにはこれしかないと思ったんだ」と言うのです。

 

中島さん_photo

エルトン役のタロン・エガートン。『キングスマン』の主役で日本でもメジャーに。(C)Paramount pictures

 

 

派手な衣装を乗り越えるだけのピアノの上手さと、聞く人の心を掴むバリエーションに富んだヒット曲の数々。それらの相乗効果で”誰にも真似できない華麗な世界”をエルトン・ジョンが築き上げたことをこの映画は語っています。

 

次のページに続きます。

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第24回
エルトン・ジョンのド派手パフォーマンスの裏にフレディ・マーキュリー有り


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