「温泉」と、日本の水・ヨーロッパの水

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水ソムリエ&飲泉師

大学・短期大学の保健管理センターにて養護教諭として約7年間勤務。 結婚退職後は製薬会社にてアメリカFDA(厚生省)向けのGC分析を担当。 2000年ライターとして独立。温泉研究が高じてフィレンツェ在住に。

【所属】社)日本旅行作家協会・正会員、温泉学会・理事 イタリア:ミネラル水鑑定士協会・公認水ソムリエ(Idro-Sommelier®)&水鑑定士(n.2689)

こんにちは、水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。

帰国時間の楽しみの1つに日本の水タイプに支えられた温泉(泉質も特徴的!)やお風呂があります。

今回は寒い季節にぴったりの『温泉』をテーマに日本とヨーロッパの水タイプについてお話したいと思います。

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<日本の温泉文化×ヨーロッパの温泉文化>

 

今回、最初にお話ししたいのは日本の温泉文化とヨーロッパの温泉文化の違いです。

日本人にとっては『温泉=お風呂』というのが一般的なイメージです。

そして、お風呂と言えば体を温めるものであり、たいてい40℃くらいのお湯が基本になっています。

 

でもヨーロッパの人達にとっては『温泉=飲泉(温泉を飲むこと)』だったり『温泉=水浴』だったりするのが、一般的なイメージです。

よく日本から観光や取材で来た方が「ヨーロッパの温泉はプールだ」と言うのですが、それは大きな誤解。

日本人の言う“冷たくも温かくもない、日なた水のような温泉”こそが、ヨーロッパにおける『歴史的に最も由緒正しい伝統的な入浴法』だからです。

 

こういったヨーロッパの『温泉』の使い方は、古代ローマ時代の“お風呂文化”が基になっています。

古代ローマでは『お風呂=サウナ』であり、サウナで火照ったカラダを冷ますための『水浴』に温泉や鉱泉(=温度の低い温泉)が使われていました。

 

竹村502

 

【日本の水とヨーロッパの水】

 

それでは、ヨーロッパの水と日本の水とでは、具体的に何がどう違うのでしょうか。

日本の水は、実は温泉に限らず「お風呂に入るだけで美肌を生みだす」とても贅沢な水タイプです。

たとえば水道水。

日本で暮らしていると毎日当たり前のように入っている家のお風呂ですが、湯上りには肌がすっきり明るく、ふっくらと弾力性が増しているのを感じますよね。

でも、ヨーロッパの水道水で沸かしたお風呂に入ってもこうはなりません。

ヨーロッパ在住経験者の誰もが口にすることの1つに、毎日お風呂に入って洗顔しているのに肌がくすんでくる!という悩みがあります。

毎日のことなので最初は気づかないのですが、1か月もすると少しずつ肌のガサつきが気になり始め、質感自体も硬くなり、浅黒くなってくるのです。

 

普通にお風呂に入るだけで、肌が明るくすっきりして弾力感が出てくる。

これらは日本の水特性のひとつで、水に含まれているミネラル成分がごく少ないことが理由の1つです。

 

これに対しヨーロッパの水は、水道水であってもミネラル含有量が日本の5倍近くあります。

そのため水に含まれる成分が肌表面を覆う膜となって定着し、どうしても肌がくすんでしまうのです。

 

 

竹村503

 

 【効果的な飲用法】

 

では、お風呂以外での「温泉の使い方」はどうでしょうか。

ヨーロッパの場合、温泉は医療利用も含め、可能な限り「飲泉(温泉を飲むこと)」に利用されています。

また水タイプ的にもミネラル成分量が多く、飲むサプリメントとしての機能に長けています。

 

日本の場合、飲泉には温泉とは別に『飲泉許可』が必要で、1日に飲める量も決められています。

また飲泉では、温泉を直接口にしますから、新鮮で安全であることなど条件が厳しく決められています。

『飲泉許可』のない温泉は飲むことができませんので、みなさんも温泉に出かけられたときは是非「飲泉」という表示があるかどうか、注意してみて下さいね。

 

日本にいると、誰もが飲泉許可をとった温泉を毎日飲み続けることは困難ですが、実は良い方法があります。

実は、海外のミネラルウォーターの中には日本の温泉としての基準を満たすものが結構あります。

温泉は、お風呂として入るよりも、飲泉によってよりその効果を実感しますので、まずは1週間を目標にミネラルウォーターを飲んでみて下さい。

そして、できるだけ意識してミネラル成分の多いボトルウォーターを選んで実践し下さいね。

 

次回はワークショップや講座で良く質問される『水道水とミネラルウォーター』の違いについてお話したいと思います。

 

今回のおすすめ銘柄は、日本人の味覚に合うとされるヴォルヴィックです。次ページを見てくださいね!

 

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第5回
「温泉」と、日本の水・ヨーロッパの水

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