おいしい水とカラダに良い水

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水ソムリエ&飲泉師

大学・短期大学の保健管理センターにて養護教諭として約7年間勤務。 結婚退職後は製薬会社にてアメリカFDA(厚生省)向けのGC分析を担当。 2000年ライターとして独立。温泉研究が高じてフィレンツェ在住に。

【所属】社)日本旅行作家協会・正会員、温泉学会・理事 イタリア:ミネラル水鑑定士協会・公認水ソムリエ(Idro-Sommelier®)&水鑑定士(n.2689)

こんにちは、水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。

フィレンツェでは、朝は8時を前に空が明けるようになり、日一日と春が近づいて来ているのを感じます。

さて今回は『おいしい水とカラダに良い水』をテーマにお話したいと思います。

竹村7-1

 

 

おいしい水の基準> 

水に限らず「おいしさ」には人それぞれ好みがあります。酸っぱいものが好きなひと、甘いものが苦手なひと。お料理の味付けにも、その好みが影響してきます。

 

でも、水についてはどうでしょう?水には「味」といえるような味を意識することがありません。

水の味は、甘味や酸味、苦み、塩味といった味覚で表現することの難しいものですが、実は日本には「おいしい水の基準」というのがあります。

竹村7_2

 

 

日本のおいしい水

日本の「おいしい水の基準」は、おいしい水研究会(厚生労働省・諮問機関)によって作られました。

個人差の大きな味覚には頼らず、具体的な項目に対し数値で「おいしさ」を決めているところがユニークです。

 

水温

20℃以下

※おいしく飲めるのは10-15℃

残留塩素

0.4mg/L 以下

消毒用塩素の残留分

硬度

10~100mg/L

※水道水質基準では300mg/L以下

蒸発残留物

30~200mg/L

水に含まれるミネラル成分の総量

遊離炭酸

3~30mg/L

水に溶け込んでいるCO2の量

渋味

3mg/L以下

水に含まれる有機物の量

におい

3以下

水の匂い(カビ臭・金属臭など)

 

 

イタリアのおいしい水

ではイタリアはどうでしょうか?前回イタリアの水道水質は日本ほど恵まれていないというお話をしました。

基本的にヨーロッパの水はミネラル成分が多く含まれた硬水が多いのですが、イタリア人の人達の水に関する表現はとてもストレートでユニーク。

数値化された基準というのが見当たらないので、ここでは代わりに「おいしい水」の基準がとてもよく表現されているイタリアの言葉を紹介しておきます。

 

 

イタリア語でミネラル分が極めて少ない水は『オリゴ・ミネラーレ』と言います。

また日本の水道水のような軟水の水は、すべて『アクア・ドルチェ』。甘く、まろやかな水、と表現します。

これに対し、ミネラル分の多い水を『アクア・ドゥラ』とか『アクア・クルゥド』と言います。

加工していない水、硬い・どぎつい・険しい・厳しい、丈夫な、といったニュアンスを持つ表現です。

こうして見てみるとイタリアでも日本でも、おいしい水はミネラルをほんの少しだけ含んだ水、ということになります。

竹村7-3

 

 

 

イタリアと日本の体に良い水

それではカラダに良い水とはどんな水でしょうか。

答えはカンタン。カラダに必要なミネラル成分がたくさん含まれている水です。

日本では、そういう水はたいてい「鉱泉」(湧き出す温度の低い温泉)と呼ばれている“温泉”になります。

温泉でも水でも、そこに含まれるミネラル成分が多くなればなるほど、味は個性的なものになってゆくのですが、時には「美味しい温泉」というものもあります。

例えば、長野県にある毒沢鉱泉。ここの温泉は、さわやかなレモン水のような味がします。

それから奈良県にある十津川温泉。ここの温泉は、出汁割の玉子水のような味がしてとてもおいしく飲めます。

どちらも飲泉許可を取っている温泉ですので、旅先に選ばれた時はぜひ飲泉されることをおすすめします。

 

イタリアの水については次ページに続きます。

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第7回
おいしい水とカラダに良い水

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