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秋を楽しむアクア・ダイエット

竹村和花

竹村和花

ミネラル水鑑定士協会(イタリア)公認水ソムリエ&水鑑定士(n.2689
2004年より 社)日本温泉協会にて6年間温泉コラムを連載。取材活動を通して日本の温泉が抱える源泉問題を知る。
2008年EUの地下水源の実情と法環境を取材調査するため現地に活動拠点を移す。
2019年フィレンツェ大学法学部で就学後、一時帰国中にミラノがロックダウン。
現在は日本からイタリアの生活で培った情報を発信中。
【所属】 社)日本旅行作家協会・正会員、温泉学会・理事

 

 

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竹村和花

こんにちは、水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。

空の色も日に日に秋めきはじめ、いよいよ目にもお口にも心にも届く魅力的な季節が始まります。
今回は秋口から始めたいアクア・ダイエットをテーマに、基礎代謝とヘルスケアのお話しをしていきたいと思います。

 

 

<ミネラルウォーター×ヘルスケア>

竹村和花
ひとのカラダの内側で必要な水は、1日あたり平均1.5~2Lとされています。
このうち「水」そのものとしてカラダに入ってくるのは約1.5L。
食事や間食などによって入ってくるものが約600mlとされています。
またカラダの外に出てゆくのもとしては、うんちやおしっことして出てゆくものが1.3L。
皮膚からの蒸発水分と呼吸によって失われる水分が合わせて1L。
そしてカラダの内側で生命活動を支えている「代謝水」が約200mlとされています。
またこれらの水分量には、汗が含まれていないということがポイントです。

ですから春先から夏に向けては、日本独特の夏気候に合わせた効果的な水分補給がとても重要になります。

 

ところが、秋からは基礎代謝をUPし「水の体内循環」を良くしてくれる水分補給が重要になります。
カラダに必要な水分量が毎日キチンと入ってくれば、カラダの中の水は常に新鮮なものに入れ替わります。
ですが必要な水分量が足りていないと、カラダの中の水はよどみ、外に出す水分量を控えてバランスをとろうとします。
一番分かりやすい症状として現れるのが、便秘傾向。さらに便秘症状が続くことで出てくる、吹き出物です。
秋からのヘルスケアでは、この「体内循環」を意識した水分補給がポイントになってきます。

 

 

<基礎代謝をUPしダイエット体質をつくる>

竹村和花
基礎代謝とは、生命を維持するために最低限必要なエネルギーのことをいいます。
ひとが1日に必要とするエネルギーの一つで、ほかに生活活動代謝、食事誘発性熱産生代謝があります。
基礎代謝量は成人で1日約1200~1500カロリーとされており、男性よりも女性の方が少し低くなります。
基礎代謝がUPすると、何もせずに休んでいても消費されるエネルギー量が増えることになります。
ところが、この基礎代謝は20代をピークに30代、40代と徐々に消費量が落ちていきます。
「30代頃から一気に痩せにくくなった」と感じるのは、こういった生理リズムも関係しています。
基礎代謝をUPさせることは、ダイエット体質をつくっていく上で是非考えたいキーワードです。

 

またダイエット体質をつくるには、カラダの中でいらなくなったものを毎日キチンと外に出してゆくことも重要です。
「食べたものが腸内に滞在する時間」=「栄養が吸収される時間」ですので、毎日スムーズにうんちが出てくれる事は、とても大切なことなのです。
1日に必要な水分量をきちんと補給することは、代謝力がUPするだけでなくカラダの中の老廃物をスムーズに外に出すためにも実はとても大切なことなのです。

 

 

<今すぐ始めたいミネラルウォーター×体質づくり>

竹村和花
ダイエット体質を作る上で重要な「基礎代謝」ですが、この代謝活動には季節リズムがあります。
実は代謝活動のリズムは、夏場よりも冬場の方が「代謝量」が大きくなるということが知られています。
またウォーキングやトレッキングなど、カラダを動かす習慣を身につけることでもUPします。

この代謝活動の季節リズムを上手に活用し、秋口からウォーキング習慣を身につけることは代謝力UPにとても効果的です。

10月からは朝夕の気温が下がり、体を動かし汗をかくことが心地よく感じられる季節です。
また清々しい朝の空気の中、通勤時の一駅ぶんを歩くというのも今すぐ始められるウォーキング習慣の1つです。
行楽シーズンも始まりますので、週末には自然の豊かな場所で体力に合ったハイキングやトレッキングを始められるのも素敵です。

 

そしてこのお出かけには、必ず水分補給用のミネラルウォーターを持参して頂き、「汗をかく前に」まずひと口飲んで頂きたいと思っています。
一般にダイエットと言うと、つい食事の内容を控え体重を落とすことを目標にしてしまいがちですが、根本的なダイエット体質をつくることへと目標をシフトして頂きたいと思います。
ミネラルウォーターを食事の代わりにするというような誤ったダイエットは絶対にやめて下さいね。
食事はいつもと同じように取りながら、代謝力をUPし体内循環を良くする、それがアクア・ダイエットです。

 

 

次ページでは、今月のおすすめ銘柄や飲み方を紹介します。

 

<今月のおすすめ銘柄>

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BOARIO(ボアリオ)
泉源の深さは200m。ブレーシャ県のヴァル・カモニカの中心地にあるダルフォ・ボアリオ・テルメにあります。ここは17世紀から発達してきた町として有名な場所です。イタリア近代文学の父、アレッサンドロ・マンゾーニも1845年にこの地に温泉治療のため滞在しています。

 

【水タイプ】
産地泉源:イタリア/ロンバルディア州(泉源:ダルフォ・ボアリオ・テルメ)
湧水温度:未記載
水タイプ:発泡
知覚ほか:無臭/pH 7.3
ミネラル:ナトリウム5mg,カリウム1.6mg,カルシウム120mg,マグネシウム40mg,シリカ9mg,重炭酸302mg,硫酸塩207mg,硝酸塩5mg,塩化物4mg,フッ化物0.3mg ※イタリア国内での分析による(per.L)

 

【水ソムリエの飲み方レシピ】

竹村和花
そのままでの飲用はもちろん、100%ジュースの割り水にぴったりな炭酸ガス入りのミネラルウォーターです。マグネシウムとカルシウムのバランスが良く、ミネラル補給にも理想的です。発泡度合いはミディアム。サラダやヨーグルトなどさっぱりとした食材ともよく合います。秋からは常温保存した水にレモンの絞り汁をたっぷり入れたビタミン・ミネラルウォーターを飲んで頂くのもおすすめです。

 

<ショップ情報> 
アマゾン・インターネットショップなど

 

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