こんにちは
漫画家の井上きみどりです。
いつ、どこで、何が起こるかわからない今の時代を生きる
OurAge世代の女性が役立つ(であろう)
災害と女性とカラダについて
書かせて頂いているこのブログ。
今回のテーマは・・・
3年前の東日本大震災の際、
仙台の井上の自宅地域では、その瞬間から
水道、ガス、電気などのライフラインが一斉にストップ。
水道は2週間、ガスは1ヶ月半止まりました。
電気は4日目に復旧しましたが
地域によっては2ヶ月近く停電が続いた所もありました。
そうなると
冷凍庫の食品がどんどん溶けて行きます。
食品の備蓄がまったく無く、困った方もいらっしゃったので
贅沢な話で心苦しいのですが、
東北の家庭では、冷凍庫に大切に保管していた
とっておきのお肉や海産物が溶けてしまい、
被災して日本中が東北を心配してくれている中
「毎日ステーキ」
「毎日あわび」という家庭が少なくありませんでした。
井上家の場合はそこまでゴージャスではありませんでしたが
かつおのたたきを
「こんな時にこんなものを食べてて申し訳ないね・・」
と言いつつ家族で有り難く頂きました・・・。
↑「かつおのたたき」の写真は罪悪感があったので
撮りませんでしたが、被災後はこんな食卓でした。
(5日目くらいの写真です)
しかし、ゴージャスなとっておき食材が入っていようと
安売りの冷凍食品だけだろうと、
大規模停電の場合、いつ復旧するかわかりません。
冷凍庫に食品があるなら、
停電後は少しでも長く冷凍のまま持たせたいもの。
そこで井上がやってみて、「コレいける!」と思ったのは
冷凍庫内の空間という空間にタオルを詰めて
一番上にバスタオルを被せ、
冷凍庫の蓋をきっちり閉めます。
冷凍食品を消費して、空間が出来たら
再びその空間にタオルを補充して埋めます。
こうすることで、冷凍庫内の冷気が外に出ず
停電中でも庫内の温度が低いまま保たれます。
冷凍した保冷剤があれば理想的ですが、
なくても冷凍した食品自体が
他の食品の保冷剤となってくれるので大丈夫。
庫内に入っている冷凍食品の量にもよりますが、
井上家の場合、これで1週間持ちました。
(冷凍庫は別電源だったため4日目に復旧せず)
停電はいつどこで起こるかわかりません。
万一停電した場合は
この方法を思い出してみてくださいね。
次回は
「SOS!入院中。むだ毛の処理、どうする?」を
お届けします。