
ベリー、ブリーベリー、ラズベリー、クランベリーなどもたくさん売られてます。だいたい1箱3ドルくらい。もちろん買いました!
ファーマーズマーケットとか、朝市という言葉を聞くだけで、
おいしいもの、珍しいものが並んでる!って想像が膨らみ、
ワクワク、ソワソワ、しませんか?!
私は旅行先では、必ずファーマーズマーケットや朝市を探して、
はりきって散策&買い物。それが旅行の大きな目的のひとつ。
作った人から直接買うのって、会話も弾んで、楽しいですよね。
NYやパリ、ロンドン、アムステルダム、あと北欧も少し。
バリやバンコク、台湾、ソウル、香港などなどのアジアや日本各地。
いろいろ行った中でも、ここってワンダフル!と感激したのが、
PSU(ポートランド州立大学/PORTLAND STATE UNIVERSITY)の、
構内で開かれているファーマーズマーケットです。
ポートランドでは、春夏秋のスリーシーズン、毎日のように、
市内のどこかで大小さまざまのファーマーズマーケットが
開催されています。それは、市民のみんなが、地元の生産者や
農産物を愛し、大切に考えているというあらわれでもあります。
地元の友人・知人に、「私、PSUのファーマーズマーケット、
大好きなの」と話すと、みんな「もちろん私もよ。よく買い物するわ」とか、
「うちの近くのファーマーズマーケットも小さいけどいいわよ」と、
ファーマーズマーケット話で盛り上がります。

「わお!野菜の顔が全部違う!」と私は大興奮!ファーマーズマーケットでは、基本的に量り売り。規格の大きさなんて、関係ありません。トマトだけでも、こんなにいろいろな形、色、大きさ。

黄色、紫、オレンジ!ニンジン!

これはロマネスコと、紫色のカリフラワー、ですよね?!きれいな色!初めて見ました。

たぶん、ケール。日本では、青汁の材料として、有名ですよね。
ポーートランドのファーマーズマーケットは、どこへ行っても、
出店者それぞれが個性的で、クオリティの高さにほんと驚き!
新鮮でおいしくて、安心な食材に出会うことができるんです。
その理由のひとつが、誰でも出店できるってわけではないから。
地元の生産者で、出店料を支払えば誰でも参加OKでは、
ないのです。
環境に負荷をかけない栽培や飼育、収穫をしているか、
品質へのこだわりやプレゼン力を持っているかなどが、
運営団体によって審査されて、一定の(けっこう厳しい)基準を
クリアしないと出店できないそう。地元ポートランドの友人によると、
出店の審査を受けたい人たちのウエイティングリスト(順番待ち)が
できているのよ、とのこと。なるほど、ですね。

肉やソーセージ屋さんもありますよ。

私が大好きなサラミやパテのお店。行くたびにここのサラミ、買ってます!塩加減といい、食感といい、すごくおいしい!1本10ドル。気前よく試食が振る舞われてます!。それも、ファーマーズマーケットの魅力。
ファーマーズマーケットに対する市民の信頼は厚く、
それに、生産者と消費者を直接結びつけてくれるし、
地方と都市の関わりを深めたり、地元経済を活性化したり、
いいこと盛りだくさん!とポートランドの人たちは
ファーマーズマーケットを積極的に利用しています。

ストリートカーの駅から見たPSUの構内。この先がファーマーズマーケット。

白いテントがずらりと並び、地元の人や観光客で大にぎわい。
今回、写真で紹介しているのは、ポートランドの ファーマーズマーケット中でも
いちばん規模が大きい、 PSUの構内で開かれているファーマーズマーケット。
私、大ファンなんです!
PSUは、ポートランドの中心地から、歩いて15分~20分ほど。
ストリートカー(路面電車)を利用して行くこともできます。
PSUへ一歩足を踏み入れると、そこはもう森林公園のように緑ゆたか。
たくさんの木もれ日と木かげが美しく、涼しい風が吹き抜けています。

ファーマーズマーケットのあちこちで小さなコンサートが繰り広げられています。
大学の構内で、毎週ファーマーズマーケットが開かれている、と
言うこと自体、とてもユニークで画期的だと思うんです。
大学の広々としたキャンパスが活用されて、しかも、
これほど頻繁に市民が集まる場になるって、すばらしいですよね。
ここで毎週土曜日に開かれるファーマーズマーケットは、
朝の8時から、午後3時くらいまでオープン。
地元の人たちが続々と詰めかけていますが、最近のポートランド人気の
影響か観光客も増えています。
でも、込み合っているといったわさわさした感じは一切なくて、
みんなこの活気を楽しんでいるおおらかな空気感に充ちています。
出店しているのは、たぶん200店以上も。バラエティもゆたか。
野菜や果物、肉だけでなく、チーズやハム、
パンやケーキ、アイスクリームに花屋さんに、
カフェやレストランもあります。
それぞれ質が高くて、それに、出店のしかた(プレゼンテーション)
がさりげなくおしゃれ。
それに、構内のあちこちで、ミュージシャンが演奏していたり。
おいしいものを中心に、自由でクリエイティブで、
楽しい空気にあふれてる感じなんです。いろんなお店を
のんびり見て回り、試食したり、買い物したり、音楽を楽しんだり、
何時間でもわくわく元気に過ごすことができます、ワタシ。
そして、たくさんの写真とともに、みなさんに
ぜひぜひ、このファーマーズマーケットの楽しさ、お伝えしたいです!


ファーマーズマーケットの私の好きなホットドック屋さん。ソーセージおいしい。


メキシコ料理屋さん。想像を絶する大きさの鉄板で、
多量の野菜を炒めてます。いい匂いに、ほんと食欲がそそられます。

これまた驚き!クラッシックなエスプレッソマシンを2台も持ち込んで、カフェをオープンしてるとは! エスプレッソマシン、とっても重いんです。すごい根性!

この古さと仕様が、あまりにも珍しいので、正面から写真を撮らせていただきました。

これはクレープ屋さん。

ジャム屋さんでは、試食の数が多すぎて、迷ってしまうくらい。アメリカのジャムは、やはり甘さのパンチが効いてます!


かわいいピンクのパラソルは、アイスクリーム屋さん。看板のチョークアートもステキ。

本格的な焼き菓子屋さんも。クロスもアンティーク風の木のショーケースもおしゃれ。そして、キティちゃんもいた。


翌日は、ファーマーズマーケットで買ったフルーツと、アートハウスの近所の
パン屋さん「パール」のデニッシュとコーヒーで朝ごはん。フルーツ、おいしい!。


